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#1 手色形楽作家としての自己紹介

手色形楽(しゅしきけいがく)作家の日野田崇です。手色形楽といってもなにそれ?と思われた方がほとんどでしょう。

まず、私がどのような活動をしているかご紹介します。私はこれまで、30年以上おもに土を焼いた陶の造形物をつくって、世界のいろいろな場所で展示をしてきました。ですので、一般的には「美術」の活動に分類されるのだろうと思います。しかし、私は「美術」という枠をまさぐっていくなかで、そこになにか違和感のようなものを感じ始めていました。そして、自身のやっていることを括るには別の形式が必要なのではないかと考えるに至りました。その、別の形式というのが「手色形楽」というわけです。

「美術」のようにあらかじめ先人が与えてくれた文化の枠組みではありませんし、それは自分のために立ち上げたものですので、先行例があるわけでもありません。いわば、背の高い草木の生い茂った大草原に、これから道をつくっていくようなイメージです。

その研究の過程をおいおいご紹介していきたいと思います。

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