
Photo by
zero_up
ちょっと、いやかなり妖しげなバーで働いた思い出
「ねぇ、1ヶ月でいいからうちのバーでバイトしない?私の働いてるとこ、今めっちゃ人足りてなくて紹介したらどっちも5,000円くらいもらえるんだけど」
「えっ...何その怪しさ満点な話...」
昔、そんな声をかけてきたのはよく行く飲み屋さんでたまに会って話す女の子だった。
彼女はフリーターで1年ほど前からそのバーで働いているという。
その頃私はちょうど仕事を辞め、ちょっと休憩のような気持ちで海外旅行に行ったり、友達の仕事を手伝ったりしていたので優雅に(暇そうに)フラフラ遊んでいるやつだと思われていたのだろう。
「次の仕事するまでの暇つぶし的な感じでさ。短期バイトくらいの気持ちでどう?それにどうせよく飲んでるんだから、お酒飲みながら働いたらいいじゃん」
「いやまぁ暇といえば暇ですが...。え?待って。それはどういうバー...?働いてる人もお酒飲むの?」
「別にどっちでも大丈夫だよ。一杯どうぞって言われたら飲むし、飲まなくてもいいし、ノンアルとかでもまぁ大丈夫」
なんだか曖昧な返事が返ってきたものの、実に怪しい。
しかし完全にビビり倒して引き気味な私に、彼女は「まぁまぁ」とぐいぐい勧誘を迫る。
「私を助けると思って、お願い!ほんとに1ヶ月だけだから!」
こちらはメンバーシップのプラン限定記事になります。
ここから先は
3,995字
サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨