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ヒノトリ旅日記5 〜壺ケバブに感激!からのラク初体験〜

無事バスツアーが終了。
帰りは今日のアクティビティを予約したエージェントの店舗で降ろしてもらうことに。本当は事前に店舗に行かなければいけなかったところをバタバタにより調整してもらったお礼を言いたかったのと、明日の早朝熱気球に乗るかどうかの決断をするため最終的な金額を聞きに行く。(天候に左右されるので値段が日によってかなり変わるらしい)


現地のアクティビティのエージェントは、大手のものから地域密着的なローカルなところまでさまざまな会社があるが、今回探り当てたエージェントは控えめに言って最高だった。
確かSNSとか色々な人のブログなどを見てそこから見つけたエージェントだったのだが、結果的にカッパドキアの旅はここの人たちのおかげで充実したものになったと言っても過言ではない。

何が一番助かったって日本語が通じるところ。この会社は奥さんが日本人で旦那さんがトルコ人というご夫婦でやられていて、事前のメールでの問い合わせでも、どのバスツアーがおすすめかなんて日本語で色々相談できた。
もう一つよかったのは日本円での決済がOKだったところ。トリコリラをあまり持ち合わせていなかった私たちはバスツアーをそのまま日本円の現金で支払えたのはかなり助かった。エージェントの情報は最後に貼ろうと思います!


そんなこんなで、ギョレメの街でバスを降りてからオフィスに行ってみる。今までメールでやりとりしていた奥さんの方はその日お店にはいなかったのだが、中に入ると旦那さんが明るく対応してくれた。長らく日本に住んでいたこともあり日本語ペラペラ、とってもお話好きで今日のツアー以外にもこんな楽しいプランがあると熱弁紹介してくれる。

とりあえず一番気になっているのは熱気球である。私たちのカッパドキアでの最大の目的は地下都市を見ることと熱気球に乗ることだった。
ところが、明日は風が強いのでギリギリまで飛ぶかどうかわからないとのこと。気になっていた値段は事前に220ユーロくらいと言われていたのが、最終的に170ユーロまで下がっていた。
そこまで下がったのならばと思い切って予約。なかなかのお値段ではあるが、まぁ気球に乗ることなど人生で何度もないので来たからにはやはり乗りたい。


無事予約が済み、お茶をいただきながらしばし談笑。私たちが街歩きでのおすすめルートを聞くと、ホテルからでも歩いて行けるギョレメの野外博物館について教えてくれた。見どころや周り方などかなり詳しく(そりゃそうか)、もう語りっぱなし。「これはもともとこういう歴史があって...」とか「間違える人が多いけど、必ずこのルートで行った方がいい」など熱心に話してくれる。
そういえばその間、我々の瀕死の携帯とモバイルバッテリーも快く充電してくれ大感謝。


無事明日の熱気球からの街歩き&観光ルートも決まってほっと一安心。
帰り際、安くて美味しい(&お酒が飲める)土着のご飯屋さんがないかと聞いたところ、壺ケバブの美味しいお店を教えてもらう。もうなんでも頼るスタイル。そして壺ケバブ!まさにそれを望んでいたのだ。

そして、トルコのお酒で有名なラク(RAKI)も飲んでみたいけど、あれはボトルしかないもんねぇなんて2人で話していたら「じゃあもう少しで仕事終わるから、さっき教えた店でご飯食べてなよ。その後ここに戻って来てくれたら一緒にラクを飲み行こう」とのこと。なんてこった!最高すぎる!
しかも「イケメンも2人呼んでおくから」だって。何その展開...!


予想外のイベントが決まり「じゃあまたあとで」と約束して、私たちはまず教えてもらったDibekというレストランで腹ごしらえをすることに。

エージェントのオフィスから歩いて数分。やっとギョレメの街をゆっくり見て歩けるタイミングになり、思ったよりも賑やかなギョレメのメインストリートらしきエリアを歩きながらDibekに向かう。
着いたのは路面に面した1階のレストラン。中に入って素敵なインテリアにテンションがブチ上がる私たち。
洞窟のような内装で、席は床座り。トルコ感溢れるクッションや座布団(っていうのかは不明)が置いてある。映えすぎる。かわいい。

Dibek

床座りに慣れている私たちは異国の座敷席という感じでなんなら落ち着くね〜と座れたが、足の長い外国人の方々や床座りに慣れていない人たちは結構長いこと座ってご飯食べるの大変じゃないのかなぁなんて話す。トルコの人も床座り、慣れてるのかな?

怒涛のカッパドキア1日目が終わり、やっとゆっくり楽しめる。これはもう飲むしかないでしょうとさっそくビールを注文。(そうじゃなくてもずっと飲んでるけど)
そして壺ケバブだ。それが食べたくてここにやって来た。

「もう...疲れたしお腹減ったし、早くビール飲みたい!」

「それな」

「ここはもう、食べたいものを食べよう!」

とはいえ、どれくらいの量がくるのかわからないので、とりあえず目当てのチキンの壺ケバブと、メゼという前菜の盛り合わせ、あとはガーリックライスを頼んだ。ニンニクパワーを欲するトリちゃん、だいぶお疲れのようだ。ニンニク、私も大好きなので大歓迎。この後イケメンと飲むと言われていたって好きなもんは食べたい。

食べ物をシェアする時に食の趣味や好き嫌いが合わないと結構困るし、一緒に泊まっているわけなのでこういうニンニクとかネギとか匂いが気になるものだと嫌な人は嫌だろうからなかなか大変だが、幸いトリちゃんはニンニクはもちろん、薬味も大好きだ。
もともと嫌いじゃなかったけど私と一緒に暮らしてから茗荷などを食べる機会が圧倒的に増え、大好きになったらしい。ふっふっふ、薬漬けにしといてよかったぜ。
そう、実はトリちゃんはかなり昔の私の記事にも登場している。私が初めてルームシェアをした「タコ足の彼女」はトリちゃんだ。


テーブルには複数の小瓶があり、開けてみるとスパイスがたくさん。おぉ〜何が何だかわからないが、味変アイテムっぽくていいね。ハイテンションに任せて端から順番に見た目と匂いでトリちゃんにこれは何かと予想させる。

「んー...なんか全部お茶っぽい!」

「そうそう、実は全部お茶でここにお湯を入れてね...ってんなわけないやろ」

疲れているので茶番で2人とも大爆笑。笑いのハードルが下がっている。


到着したお馴染みのEFESビールで乾杯。

ごはんがもうあるのでこれは2杯目の写真

この日の乾杯、すごく覚えてる。やっと落ち着いた感というか、疲れたね〜という気持ちと、これからまだまだ旅が続くわくわくで、もう総合的にハッピーだったんだと思う。

しばらくして到着したメゼ(前菜盛り合わせ)の量の多さにびっくり。野菜のピクルスが数種類と、大きなサラダボウル、フムスや煮込みっぽいもの。めちゃくちゃお酒のアテにちょうどいい美味しそうなおかずがいっぱい並んで感激。

そして初体験の壺ケバブ。本当に壺に入っていて、壺ごと焼いたものをその場でコンコンと割ってアツアツのお皿に移すというスタイル。

これが
こうなって
こうなる

壺の中から出て来た具材がジューっといい音を立てる。普段私たちが日本で見るようなサンドイッチっぽいものやシシカバブとも全然違う。
小さめに切られた野菜とお肉がゴロゴロ、そのまま食べても美味しいし、メゼと合わせてもこれがまたうまい!

「辛いの好き?」

初めての壺ケバブを楽しんでいると店員さんが声をかけてくれた。

「私は大好き、この子はちょっと好き」

「じゃあこれを入れるのがおすすめ、あとタイムも合うよ」

さっきトリちゃんに全てお茶認定されたスパイスたち。そのうちの2つは唐辛子とタイムということがわかった。
おすすめされたスパイスをかけてもう一口。あぁ...うますぎる。
トムヤムクンに、タイ料理屋さんによくある4種の調味料セットみたいなやつを少しずつ足した時に匹敵するくらいの劇的変化。タイム、めちゃくちゃいい仕事してる…!


とっても美味しいおしゃれな店も教えてもらったし、まさかのこれから一緒にラクを飲みに連れてってもらえることになったし、明日の熱気球も思ったよりもいい値段で予約できたし、トラブルからの逆転快進撃を喜ぶ私たち。約束までの小一時間で大ボリュームの料理をもりもりと平らげ、再びオフィスの方に戻る。

ここからは、色々な個人情報も満載なのでメンバーシップ記事にします。たまたま運が良かっただけかもしれないけど、こんな素敵な出会いもあるんだなぁという思い出として。
とってもよくしてくれたツアーエージェントの情報もひっそりあげておきます。(ひっそりにするつもりはなかったけど絡みすぎたのでひっそり...笑)
これからカッパドキアに行く方など気になった方はメンバーシップもしくは単品記事購入で内緒話をゲットして下さい。

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