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Non:Fiction Season2 Part13

※これはフィクションです。

俺は日曜市で食材の買い出しをしていた。すると酔ったジジイが広場で叫んでいた。

ジジイ「安倍首相は〜!!!」

みんな見て見ぬふりだ。俺はつい“面白そう”と思ってしまいジジイに近づきディベートを仕掛けた。酔ったジジイのロジックは滅茶苦茶だ。俺は言葉で殴りまくった。ジジイは不機嫌だ。そのうち、立ち上がり俺を殴ろうとした。

俺「辞めてください。俺と戦うと死にますよ?」

ジジイ「ワシはなぁ〜そこにヤクザのぉ〜」

でたでた。酔ったジジイあるある。“ワシは昔ヤクザで今すぐ電話したら若い衆が駆けつける”。はっきり言うが嘘だ。そして大概、そういう奴に「ええよ。電話して。」と言うと言い訳を言って逃げ出す。わかりやすい。始まりましたよ。

俺「いいすよ。電話して。呼んで。」

ほらっ。逃げようとする。ジジイは不貞腐れて話し出した。

ジジイ「もうええわ。どっか行ってくれ。」

だが俺は年上は根こそぎ殺すという信念を持っており同時にロジカルモンスターだ。

俺「日曜市の真ん中で大きな独り言を言って
        注目されたかったんでしょうけどまさかこん
        な若い男の子に絡まれるとは思わなかった
        んでしょ?それはジジイの責任ですよ。
        俺がどっか行くよりもお前がどっか行け。
        帰れ。」

とジジイをその場から退散させたのだ。

こんな事件序の口だぞ。

アホの仁くんを論破しまくったり酔ったジジイを見つけては口でぶん殴りまくった。次第に人々は離れて行き誰も俺の悪口を言わなくなっていた。というか誰も俺と話をしたがらなかった。挙句の果てに俺はネットで知り合った東大生、慶応生達とディベート勝負をして14勝10敗という快挙までなし得た。ヤバいやつだ。
そうなると問題が起こる。しっかり言うが俺の両親は馬鹿だ。頭が悪い。そもそも両親はネットを知らない。ネットで調べるということはまるで殺人鬼が獲物を探す事と勘違いしているほどだ。実際に俺は幼少期あまりテレビを見せてもらってない。代わりに超絶教育に悪いであろう洋画を見さされている。流行りの音楽も一切聞かされてない。
比喩ではなく多分両親、または周りの親戚中はこう思っている。“地球は平らで写真を撮ると魂が抜け、黒人は大統領になれない”と。馬鹿なのだ。そんな洗脳に打ち勝ち、世界を見てしまった俺に両親が良く思わないのは絶対だろ。しかも息子がロジカルモンスターになってしまったなんて。

元々、父と母とは幼少期からぶつかってきた。父はレイシストで母はそんな父を心の底から愛している。逆に俺はポリコレ思想だ。ぶつからないわけが無い。
わかると思うが「無視すればいい。」とほとんどの一般人がそう思うだろう。だが俺にとっての“無視”は実際に俺が受けていた差別や暴力に繋がる。つまり無視をすると後々に俺みたいな子が犠牲になるという考え方だ。それこそもし仮に俺に子供が出来てその子供が外国人と結婚するとなれば今まで孫が積上げてきた愛が祖父の手によって一瞬で崩れ落ちてしまう。俺はそんな責任すら感じていた。だからこそ他人を変えるために両親を説得し続けたのだ。

ロジカルモンスターは周りの人々を攻撃しまくったのだ。そして俺にとって都合のいい支配へと周りの人々をどんどん洗脳して行ったのだった。



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