Non:Fiction Part4“時20分”
※これはフィクションです。
マリファナを知っているか?日本人にだけ効かない薬草。この言葉に尽きる。世界で解禁の流れが作られているのに対して中国と日本だけが規制というマイノリティー的思想を産んだ伝説の植物だ。
怖い?とんでもない。酒は人を暴力的に変え、時には人すら殺しかねない。タバコは他人すらを巻き込む空気汚染テロだ。ちなみにWHOが出した調査によればマリファナで死んだ人は0人。ちなみにレタスは6人。
それでも日本人は揺るがない。
とまぁ、ここくらいにして本題に入ろう…。
水が口に入り、喉を伝い胃の中で体中の指先に流れる。冷たい。
冷たい目を見開くと時計が見える。体内はゆっくりと進む。時計の針に目をやる。どんどんと早くなる体内。現実は時計の進む速度だが体の速度は俺本来の時間。面白い。
音楽を聴くとベースの音が面白い。 ドラムが聞こえる。ギターが聞こえる。歌が…聞こえる……。
“おっと。水を飲まなきゃ。”
そう思っても思考と行動が追いつかない。手に取ったのは何分後なのか?それとも何秒後なのか?現実の時間なのか?それとも俺だけの時間なのか?面白い。実に面白い。俺は爆笑した。
ゴクゴクと喉を伝う。まただ。目を閉じてゆっくり考える。まただ。面白い。実に……?あっ。面白い。俺は爆笑した。
音楽は良い。感動する。楽器一人一人が独立している。BPMをあげるとハッピーになりさげるとリラックスする。これこそ、音楽とするセックスだ。
絵を描くのも良い。独創的に書こうとすると無機質で安くなる。逆に目的を書こうとするとシンプルで面白くなる。
“この2つを合わせると正にBIGBANGだ。”
セックスも良い。何故自分が腰を振っているのか分からなくなる。だが気持ちよさは何倍にもなる。そして俺は笑う。最高のChillだ。
執筆には向かない。思考を書くのは面倒だ。今。今を楽しみたい。ただそれだけだ。感じてもそのまま言葉にするのに何秒も何分も何時間もかかる。もったいない。
コンビニは色の暴力に変わる。品々を見て笑いが止まらなくなる。
雨はピアノの音。心地よい。
何より映画だ。こんな見方をしてもいいのか?この音楽はこのシーンに似合いすぎている。思考の嵐が俺の口角をあげる。実に面白い。たかが黒い箱の中の紙芝居にこんなにも夢中になれる。
ンン。そろそろ時間だ。眠るのが最高にいいんだ。女や糞ゾルピデム、ヒーリングミュージック、酒、処方箋。それらで眠れない俺を“奴”は眠らせてくれる。そして最高の睡眠へと誘ってくれる。それは溶けるような眠りだ。ゆっくりベッドに沈み、次何かを考える頃にはもう現実の時間の中には存在してない。ただ目を瞑った俺が居るだけ。まるで母の子宮の頃だ……。
『俺は何も見えてないし何も聞こえてない。そこの現実を面白がってるだけだ。ただ…それだけ……だ……。』
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