昔のことを思い出した

木村花さんの事ね、プ女子の友人がとても嬉しそうにテラスハウスに出てる女子プロの子がね!って言ってたのを思い出すたびに心が痛む。

自分のことを消えてしまえばいい、
生まれてこなければ良かったって本気で思って消えようとしたことが私も過去にあるので、最近当時のことを良く思い出す。

なので、書いてみる。


中学生のとき。

彼女の場合は外からの攻撃によるものもかなりあるので、私とは全く違うんだけども。

強い運動部に入っててその中で私は落ちこぼれだった。

人を見下したり、心無い言葉をかけられたり、かけてるのを見たりしてて。
誰も信用できないし、自分が誰にも分かって貰えない孤独感がずっとあった。


なんでみんなこんなに簡単に人を傷つけることを言ったりしたりできるのかなってずっと思ってて。

周りの人も自分を本当に必要としてるというよりは、自分が1人になりたく無いから誰かとつるんでるって感じがした。

実際、一緒にいたいって手紙をもらった子も影で私の悪口言ってたのを知ってたし。

「好きじゃない人と一緒にいても、意味がないから私はあなたとはいたくない」的な返事をして、誰ともつるまず一人で行動することを選んだ。

中学生の時に1人でいるっていうのは、
私には友達誰もいませんって周りに公言してるのと同じことで、
自分が他人からどう思われてるかが気になる多感な時期の自分にはかなりの試練だったと思う。

それでも誰とも深く関わらないことは、
傷付かないことだと思ってもいたので、
しんどかったけど貫いた。
中学3年生の1年間。

それで毎日家に帰ったらこっそり泣いていたし、生きているのが辛かった。
親には言えなかった。

そんな時、当時行ってた美容師のおばさんとなんかのきっかけでその話をしたんだよね。
なんのきっかけだったか覚えていないけど。
友達の話になったのかな。
友達いないって話したのかな。
良く覚えてないけど。

あなたは周りの子たちより精神的に大人だから辛いよねって言われて、え?そういうことなの?と。

ずっと自分がダメな人間だからこんなに辛くて耐えられないんだと思ってたんだよね。
実際部活では試合に全然勝てなくて、
勉強も出来なかったしダメなやつって周りからも思われていたと思う。

おばさんにね、この先環境が変わったらあなたを理解してくれる人や、あなたの考えてることに共感してくれる人が絶対現れるはず、年を重ねて環境が変わっていけば、絶対に理解してくれる人が増えて楽しくなるはず。
だからなんとかやり過ごして頑張って、って泣きながら言われたのよ。

あなたは精神的に大人だから、周りがまだ追いついてない、これからきっとまた別の環境に行けば、周りがあなたに追いついてくるからって。

泣きながら言われたの。

ちょっと懇願に近かったと思う。


確かその話をしながら私は泣いてないはずなんだけど、自分の話で大人が泣くのにかなりビックリした記憶がある。

当時死にたいとか思ってたけど言わなかったはずだけど、多分伝わってたのかな、ちょっともう疲れ果てててあんまり感情なく話したような記憶がある。


そんなこんなで、地獄の中学生活を終え、高校生になり。

自分をわかってくれる友人に出会い、
短大では今も自分の全てを話せる友人に出会い。

職場では自分を理解して導いてくれる愉快な年上の方に出会い。


年を重ねるたびに、自分の言ってることも、考えてることも共感して尊重してくれる人たちに出会えた。


おばさんの言う通りになった。

今でも私が生きてるのは美容師のおばさんのおかげだと思っている。


おばさんの直接的な言葉が自分の支えになったのはもちろんそうなんだけど、
多分この時に、自分の心の深いところにある事を人に話すと、道が開ける場合があるという事に気がついたことが大きいのではないかと今でも思ってる。

高校入ってからすぐ友達ができたわけではなくて、とにかくすごくたくさん話した記憶があるんだよね。
色んな人と、色んな話をした。

自分が何を思うのか、相手が何を思っているのかをとにかく話しまくった記憶がある。

孤独感というのはどこまでも心を蝕む。

物理的に周りに人がいたとしても、
心を開ける人がいなければ、どんどん孤独になっていく。

私も1人で毎日泣いてた時、
自分の中の孤独感に押しつぶされそうになって、
誰も自分必要としてない、
自分なんて生きてる価値がない、
そうやってどんどん独りよがりの状態になっていったのだと思う。

思いもよらぬことで、美容師のおばさんに自分の本音を吐露することになって、
私の人生は救われたと思う。

多分完全に部外者だから話せたんだと思う。


心が病んだ時は、
全然自分の環境と関係ないところの人で自分の本音を聞いてくれる人がいるといいと思います。


孤独感に耐えられれば、どんなに辛いことがあっても人は生きていけるのではないかと思う。


孤独から抜け出すには、
自分の心の中の思いを誰かに話すことが大事なのではないかと思う。
人にどう思われるかを気にしないで、
本当に思っている事を話すこと。


それは別に友人である必要はない。


7年ほど前だろうか。

父親が癌になり、介護の末に亡くなったあと、友人関係も結構ふるいにかけられた感じがあり、色々あってかなり傷ついた。

母親が周りの人にかなりサポートしてもらい、悲しいながらも元気に過ごしている姿を見た時に、あまりにも自分と違うので愕然とした。


自分が愛情を注いでいたつもりの友人や、周りの一部の人たちが、自分が大事に思っていたほど私を大事にしてくれていなかったことに気がついてしまい、とても傷ついた。

仕事をしていても、急に泣きたくなって、
震えながらトイレに篭ったり。

眠れはするものの、毎晩のように愛犬が死ぬ夢を見てうなされた。

トイレに篭る回数も増え、仕事をこなすこともしんどくなってきて、何より毎晩愛犬が死ぬのが辛い。

これはどうにも1人で処理しきれないな、と思い友人に教えてもらった心療内科でカウンセリングを受けた。

泣きながら先生に話を聞いてもらい、
対人恐怖症の診断された時は驚いたけど、
「本来のあなたに戻していきましょう」って言われた時に、だいぶ救われた気がした。


思い起こせば私の場合、自分の心のうちを話すことがかなり自分の救いになっているなと今でも思っている。


辛い辛いと自分の内側ばかり見つめていても、しんどくなるだけで何も変わらない。
自分の思ってる事を話したり外に出すことで何かが変わる場合がある。


恐らくこの先も、何か辛いことがあっても、そうやって生きていけるんじゃないかと思っている。


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