ヒヤリとしたこと

昨日はボーッとしていたのかヒヤリとすることがあった。

お財布がない、と気づいたのは温泉から出てきて
食べ物を買おうとした時。
貴重品ボックスに入れた時に、取り出し忘れたかな。
オットと一緒に入れていたので、うっかりしていたかな。

もう一度入れていた貴重品ボックスを見に行くと、
次の人がすでに使っていて、慌ててスタッフさんに話してみると
スペアキーで開けていただいたのだけれど、見つからない。

家に置いてきたかなぁと思いつつ、いやいや持ってきたはず
と心がざわざわする。家に帰って探してみるけれども、見つからない。
車の中かしらと見に行って探してみる。けれども、出てこない。
再び、家の中を探してみるが、ない。
オットも車の中を見に行ってくれたけれど、ない。

温泉に電話をしてみて、落とし物でお財布はありませんかと
聞いてみるけれど、出てきていないとのこと。
「車のサイドとかに落としている人もいますよ。」と気の毒そうに話してくれる。
「もし出てきたら連絡しますね。」とあたたかい声になぐさめられる。

現金はたいして入っていないけれど、運転免許証やカード類、
お店のポイントカード、あ〜、手続きしなけれいけないことが
頭に浮かぶ。どこで落としてしまったのだろう。

もう一度ダメもとで車の中を探しに行く。
携帯の懐中電灯を照らしてみると、あれほど探したと
思っていたのに助手席のサイドの真下に見つかった。

ホット一息。
いやいや、車の中で落としていたみたい。

気をつけなくては。
しゅんとなって元気がなくなったけれど
でも出てきてくれて本当に良かった。

小さい頃から、よく物を忘れたり、置いてきてしまうことが
多かった。ヨガの哲学では私たちの身体は３つの質で出来ていると説明される。
サットヴァ（純質）、ラジャス（激質）、タマス（鈍質）の３つ。
一日の中でもこの質の割合は常に変化しているみたいなのだけれど、
このうっかりが出てくるのはタマスが強くなっているかららしい。

つまり、あなたが悪いからではなくて、あなたの中のタマスの質が高まっている
のが原因なので、サットヴァとラジャスを高めればいいということを言っている。

ついつい、あーなんてわたしはダメなんだとか反省してしまうこと
が多いけれど、それはちょっと違うということを知れたのは心が軽くなる。
わたしが悪いからではなくて、わたしの中のタマスの質を変えればいいのだから。

タマスの質を変えるのは、動くこと。
どよーんとならず、身体を動かして頭をすっきりさせる。

ヨガ哲学、お役に立っています。
まだまだ学びの途上だけれど、少しずつ。