![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123875902/rectangle_large_type_2_f8654d83912e8bf42493546d53c22153.png?width=1200)
拾った石(?)で大儲け(ペット・ロック)
※2023年7月にOFUSEにて配信されたコラムを編集し再掲したものです。
親愛なる友だちへ、ひねもです。
皆さんは”ペット・ロック”というカルチャーを知っていますか?
名前の通り”石”を”ペット”のように愛玩するという文化があるのです。
K-POPアイドルSEVENTEENのメンバーであるジョンハンも飼育(?)しているとか。
ミニチュアサイズの家具などを揃えて、まるで生きているかのように愛でる。らしい。
このカルチャーの歴史は意外と古く、元々は1975年にアメリカで大ブームを巻き起こした。
アメリカ人のゲイリー・ダウルさんが発明(?)考案(?)し販売し始めた。
気になる“ペット・ロック”の商品内容は
・ペットとしての石
・通気孔のあいたキャリーケース
・石を鎮座させるための布もしくは藁
・飼育方法や訓練方法を記載したマニュアル
・血統書
などが入っていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123875380/picture_pc_4405f91572153b93d05bc9bd0146dbc4.png?width=1200)
当時のセットのお値段は3ドル95セント。
気軽に買いやすい価格帯だったからか半年でなんと推定500万個以上を売り上げたとか。
メインの石はその辺で拾えばいいだけ…ってことはないのだろうけど海岸などで安く買える。
他は梱包材とマニュアルの紙くらいしか原価がかからないため、その値段でもかなりの利益があったらしい。
収益は1500万ドル以上に達しただろうと言われている。
ゲイリーさん凄すぎ!!
日本でも1977年にトミー(現タカラトミー)から発売されたとか。
80年代には藤子不二雄の漫画の題材にもなったらしい。
そんな”ペット・ロック”が現在韓国で静かなブームだとか。
コンビニでも販売されたらしい。
見ているうちにどんどん欲しくなってくる。
ただの石ですがなんだか可愛く見えてきませんか?
いつか僕がライブでギターアンプの上に小さな座布団を敷いて石を座らせていたら、奇人扱いせずあたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
ただの石だけど
ただの石じゃない
ペット・ロックの話しでした。
ブラザー、シスター、僕は大丈夫だよ。