【日向坂46】今、新3期がアツい。
狭間の世代。
そう言ってしまうと失礼かもしれませんが、人気も実力も急上昇している反面、これまでなかなかフォーカスされる機会に恵まれなかった『新3期生』。そんな彼女たちに最近大きなムーブメントが訪れています。
文化放送系列で放送されている日向坂46の冠ラジオ『日向坂46のひ』の12月24日の回で本人たちの口からも語られましたが、ファンの間で「#日向三期_ライブが見たい」というハッシュタグが自然発生的に生まれ、急速に拡散。2024年内にも実現にこぎ着けるのではないか、という勢いで待望論が高まっています。
『坂道合同オーディション』を経て、少しだけ遅れてグループに合流。しかしその直後にコロナ禍に見舞われ、苦難の道を歩んだ彼女たち。一人ひとりが決して腐ることなく励んできた結果が、こうした大きなムーブメントに結びついたはず。
そこで今回は森本茉莉、山口陽世、髙橋未来虹の3名にフォーカスしていきたいと思います。
■1.変わる3期生、最初に変化を見せたのは…
加入直後は全員が大人しく遠慮がちだった新3期生でしたが、冠番組『日向坂で会いましょう』の出演を経てその様相はどんどん変化していきました。
その中でも最初に大きなブレイクスルーを経たと感じたのが『森本茉莉』です。
すでに番組にも馴染み、兄の貯金箱からお金をちょろまかしたりとちょっと変わったキャラクターも露呈し始めた中で訪れた大舞台。それが2022年10月9日に放送された『またまた帰ってきた! 日向坂46の世界一やりたい授業! 後半』です。
企画を持ち込んだメンバーが講師となりMCのオードリーとその他のメンバーに授業を行うこの企画。そこで彼女が披露したのが謎の安眠法『茉莉式天才安眠法』です。
寝る前にプリンやレアチーズケーキを食べるべき、Awich(女性ラッパー)の『Revenge』を大音量で聴くべきなど、若いから許されているだけの滅茶苦茶な安眠法を披露。スタジオと視聴者の爆笑をかっさらいました。
内容ももちろんですが、筆者が特に気になったのがプレゼン中に森本の顔が常に真っ赤になっていること。元々緊張するような場面ではすぐに顔を赤らめてしまう子ではありますが、このプレゼンは恐らく彼女にとって初めてとなる”みんなの前に立って一人で何かを披露した瞬間”。
顔を赤らめながらも全力でプレゼンに打ち込み、珍妙な世界観を披露する姿はMCのオードリーの心さえも打ち、これ以降積極的にイジられるキャラクターへと変化していきました。
また、彼女がここまで前に出られるようになった背景には某先輩の存在も大きく関係しています。その関係性はなかなか筆者では書き表せるものではありませんので、気になる方はぜひ、森本茉莉本人のブログを読んでいただければと思います。
あと可愛いのでYouTubeも貼っておきます。
■2.チョケにチョケても愛される。グループをかき乱す優しき悪童。
なんて見出しをつけてしまいましたが、グループの先輩・後輩両方からめちゃくちゃに愛されているのが『山口陽世』です。
最初こそ大人しかったものの、徐々にその悪ガキっぽさも感じる愛嬌が滲み出し、2023年になり4期生が本格的にグループ活動に合流し出すとその本領を発揮。年上の後輩を自宅に連れ込み、壁際に追い込んで甘えだすなど、森本とはちょっと違うベクトルの奇抜さを醸し出しているのが山口です。
後輩の合流前も先輩たちの懐に上手く転がり込み、2期生の河田陽菜、丹生明里、松田好花を手玉に取るなどやりたい放題。2023年9月まで放送していたニッポン放送の番組『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』にゲスト出演した際も容赦なく先輩をイジるなど、それまでにグループにいなかった唯一無二のキャラクターとして存在感を放っていました。
一方でそんなチョケた一面が目立つ彼女ですが、2023年4月にはNHKラジオ第1で放送されている『さくらひなたロッチの伸びしろラジオ』の日向坂46回のパーソナリティに就任。持ち前の機転の良さを活かして、先輩・後輩・同期を華麗に回すパーソナリティとして立派に務めを果たしています。
また、2023年12月にKアリーナで行われた『Happy Train Tour 2023』の潮紗理菜卒業セレモニーでは、今までどんなにチョケても優しく受け入れてくれた潮の卒業を前にして号泣。当初は涙を堪えるために後ろを向いたり、なかなか潮のもとに駆け寄れないところを森本に引き寄せられたりとシャイな一面を見せていましたが、潮に抱きしめられると涙腺が崩壊。彼女が元来持つ優しさや人懐っこさが一気に溢れ出た瞬間でもありました。
そんな彼女ならではの良さがしっかり知れ渡っているからか、2023年の年末にはグループの公式YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』で山口をメインに据えたクリスマス企画も配信。仲のいい先輩・後輩・同期に見守られながら生配信を楽しむ姿が印象的でした。
先輩・後輩・同期、その全員と強い結びつきがある。そんな特徴を持っているのも山口ならでは。その唯一無二のキャラクターを活かして、今後前進していくグループの中でも重要な役割を担っていくことが期待されます。
■3.堅実、実直、真面目一徹。3期生のバランサー。
クローズ寸前のブログからサルベージしてきたこの言葉。余計なことを語るまでもなく、これが髙橋未来虹という子を表すのにピッタリな言葉だと筆者は感じています。
加入当初から浮ついたところがなく、真面目で実直。森本や山口のようなトリッキーな部分がない一方で、常に常識的な目線を持っていることから3期生内でもまとめ役のような立場を任されることが多い子です。
それ故にガツンとフォーカスされる機会には恵まれづらい部分がありますが、その分先輩たちからの信頼も厚く、決して交友が広い方ではない2期生の小坂菜緒からも早い段階で信頼を獲得。今では一緒にSHOWROOMを配信したり、YouTubeの企画に出演したりするほどの仲まで発展しています。
グループきっての長身を活かしたダンスパフォーマンスも印象的な子で、2021年10月に放送された『CDTV ライブ!ライブ!』内の企画『踊ってみた ダンス企画』で先輩たちと一緒に『Ado』の楽曲『踊』を披露。『2022FNS歌謡祭 夏』ではTRFとのコラボ企画の際に3期生から唯一選出されるなど、日向坂46の運営サイドからも一定の信頼が置かれていることが分かります。
また、こうした信頼感が影響してなのか、2023年には自身の公式Instagramも開設。自分の情報のみならず、3期生全体の写真も投稿してくれるなど、同期愛に溢れた子であることが節々から伝わってきます。
さらに2023年は舞台にも挑戦。『ラフテイル・オブ・アラジン~Aladdin and the Magic Lamp Story~』で主演の一人であるバドゥール姫役に抜擢されるなど、彼女にとって大きな飛躍の年になりました。
恵まれた長身や目の前の課題に真摯に取り組む姿勢、そして決して信頼を裏切らない実直さは彼女ならではの大きな武器。今後も彼女のこうした魅力に必ずや光が当たり、飛躍する機会が訪れると信じています。
■4.多忙の中でも見せた光
先程は髙橋の舞台について触れましたが、時期や公演は違うものの、森本と山口も舞台に挑戦していました。その時期はオンライン握手会『ミート&グリート』や『Happy Train Tour 2023』のリハーサル時期とも被っており、そんな中でもどちらも疎かにすることなく、彼女たちはファンを一所懸命に楽しませてくれました。
筆者が参加した『Happy Train Tour 2023』の横浜公演ではスタンド席外周を駆け回ってファンを楽しませ、楽曲は大盛り上がり。その熱は冷めることなく続き、12月の追加公演でも1期生・2期生、そして今最も注目を集めている4期生にも負けるとも劣らないパフォーマンスを披露していました。
こうした個人としての飛躍、そして決して手を緩めないたゆまぬ努力があったからこそ、「#日向三期_ライブが見たい」というハッシュタグが自然発生し、彼女たちのもとまで届くほどに発展していったのだと思います。
もしこれが実現できたなら、それはまさしく自分たちで掴み取ったもの。筆者個人の想いとしても、ぜひ2024年内に3期生公演を実現して欲しいと強く願っています。
努力は必ず報われる。
それを示すのが、彼女たち3期生でありますことを。
ということで、今回はこれにて〆させていただきます。
大変な1年の始まりとなりましたが、皆さんが健康に、健やかに過ごせる1年でありますことを。
それでは。
#22.それぞれの光