二期生加入6周年記念旅行
〇〇:ふぁ〜…、眠っ
美穂:起きろ!(笑)
(バシッ)
〇〇:痛った…!
2023年8月13日、日向坂46二期生7人と卒業生2人、そしてサポートメンバーの私は早朝の羽田空港に来ていた。毎年加入日にみんなで旅行に行くのが、ひらがな時代からの私たちの伝統なのだ。今年は2泊3日で長崎へ行く。
好花:2人とも、じゃれてないで移動するよ
〇〇:どこをどうやったらじゃれてるように見えんねん(笑)
ちなみに、サポートメンバーとはグループの活動を円滑にする目的で坂道シリーズの各期に配属されている裏方メンバーのことだ。
スーツケースを預け、手荷物検査を行う。
職員:腕時計も外していただいて大丈夫ですか?
〇〇:あっ、すみません
ベルトなどの金属類を全て外し、金属探知機を通る。
職員:こちらお荷物になります
〇〇:ありがとうございます
手荷物を受け取り、全員の検査が終わるのを待つ。
愛萌:全員終わった?
陽菜:うん、大丈夫
ロビーで搭乗開始時間まで待機する。
〇〇:…時間になったし、そろそろ行くか
愛萌:そうだね
菜緒:美玖、行くよ
美玖:分かった、ちょっと待ってて
窓越しに飛行機の写真を撮っていた美玖を菜緒が呼びに行き、搭乗ゲートをくぐる。
美穂:席順どうする?
〇〇:どうするも何も、持ってるチケットの場所に座れば良いんちゃう?
美穂:いやまぁそうなんだけど
持っているチケット通りの席に座る。私の席は一番窓際で、横には好花と陽菜が座った。
好花:早朝なのに意外と人おんな
〇〇:飛行機なんてそんなもんやろ?
数十分後、飛行機が動き始め、滑走路へ入った。
〇〇:…陽菜、寝てない?
好花:…寝てる
ふと横を見ると、陽菜が好花の肩にもたれかかって寝ていた。
〇〇:…朝早かったもんな〜
飛行機が徐々に加速し始め、離陸した。機長さんのアナウンスの後、しばらくしてシートベルトのランプが消えたので、お手洗いに行くことに。
〇〇:ごめん、トイレ行ってきていい?
好花:ええで
トイレから戻ると、好花もウトウトし始めていた。ちょうどCAさんが通りかかったので、ブランケットをもらうことに。
〇〇:すみません、ブランケット三枚もらえます?
CA:かしこまりました、少々お待ちください
しばらくしてCAさんがブランケットを持ってきてくださった。
CA:どうぞお使いください
〇〇:ありがとうございます
ブランケットを受け取り、2人の肩にかける。
好花:ん、ありがとう
そして後ろに座っている菜緒、愛萌、美玖に話しかける。
〇〇:座席倒していい?
愛萌:うん、大丈夫だと思う
よく見ると、菜緒と美玖は既に眠っていた。
〇〇:サンキュ
2人の座席を倒し、自分の座席も少し倒す。しばらく小説を読んでいたが、眠気が襲ってきたので素直に寝ることにした。
(トントン)
好花:〇〇、もうすぐ着くよ
〇〇:んっ…
好花に肩を叩かれ、目を覚ました。
飛行機が長崎空港に到着し、降りる準備を始める。空港でスーツケースを回収し、外に出る。
美穂:リムジンバスってどこ?
明里:あっちじゃない?
リムジンバスに乗り込み、長崎市内に移動する。
ひより:眼鏡橋だっけ?
〇〇:そう
鈴花:どうせ近いし、歩いていく?
長崎駅から15分ほど歩き、眼鏡橋に到着する。
〇〇:…うん、なんか普通
美穂:それ言ったら元も子もないよ(笑)
美玖:とりあえずみんなで記念写真撮ろう?
三脚に美玖の一眼レフを立て、セルフタイマーで写真を撮る。
(パシャッ)
愛萌:…どう?
美玖:こんな感じ
みんなで写真を確認する。
愛萌:いいんじゃない?
〇〇:じゃあブログ用の写真撮ってあげるよ
美玖:お願い
美玖からカメラを預かり、みんなは眼鏡橋の上に移動する。
みんなが橋の上で思い思いのポーズをとる。
(パシャッパシャッ)
二十枚ほど撮ったところで、みんなに合図を送り戻ってきてもらう。
〇〇:こんな感じでいい?
美玖:…うん、ありがとう、後でみんなにも送るね
美穂:よろしく
眼鏡橋からは路面電車に乗って、次の目的地の大浦天主堂に向かう。
明里:ここって世界遺産なんだっけ?
〇〇:うん、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産、を構成する内の1つやけど
菜緒:よくそんなん覚えてんね…
みんながスマホやカメラで写真を撮りながら、堂内を散策していく。
美玖:〇〇、いい写真撮れた?
お互いカメラが趣味の私と美玖。
〇〇:こんな感じ
美玖:おぉ、結構いいじゃん
ひより:どれ?
ひよたんが私たちのカメラを覗き込む。
〇〇:あっ、そうだ、ひよたん向こう立ってもらっていい?
ひより:向こう?
ひよたんを被写体に写真を撮ることに。
美玖:ひよたん、こっちにも視線ちょうだい
徐々にひよたんの周りに他のみんなも集まり、撮影会が始まる。
〇〇:まぁまぁカオスな写真が出来上がったよ(笑)
大浦天主堂を出て、そのままグラバー園に向かう。
菜緒:富田が前来てたよね
鈴花:あぁ、お仕事で前にね
グラバー園の庭からは長崎港が一望できた。
〇〇:これは撮影意欲がくすぐられるね
一通り風景写真を撮ったところで、ここでも集合写真を撮ることに。
(パシャッ)
美玖:…オッケー
愛萌:ていうか、雲が晴れたから暑いね
陽菜:確かに、もうお昼過ぎだし涼しいとこに移動しよ?
四海樓というお店でちゃんぽんを食べることに。
全員:いただきます
暑い日にアツアツのちゃんぽんを頬張る。
〇〇:あっふ…!
好花:猫舌なんだからゆっくり食べなよ(笑)
ちゃんぽんを食べ終えると、また路面電車に乗り長崎原爆資料館に向かう。
愛萌:…すごい生々しいね
明里:うん……
〇〇:胸に来るよな…
資料館を出て、平和祈念像を見に行く。祈念像の前には9日の式典の残り香があった。カメラはしまい、全員で手を合わせる。
全員:……。
黙祷からなおり、平和公園を後にする。
菜緒:ツラいな……
〇〇:…負の遺産やしな
重たい空気が私たちを包んでいた。
夜ご飯まで時間があるので出島に行くことに。
明里:意外と狭いね
好花:まぁそんなに観光地化もされてないしね
1時間ほど観光したところで、少し早い夕食をとることに。お昼に中華は食べてしまったので、長崎新地中華街は軽く食べ歩きするだけにした。
〇〇:すみません、小籠包三つ
店員:かしこまりました
美穂:私たち向こうのお店行ってくるね?
〇〇:うん、分かった
ひより:いただきます
〇〇:美味しい?
ひより:うん
食べ歩きも一段落し、翌日のハウステンボスのために佐世保に移動する。途中のコンビニで夜食も購入し、ハウステンボス近くのホテルローレライに到着する。チェックインを済まし、五組に分かれる。
菜緒:…ダブルベッド?
〇〇:セパレートちゃう?
菜緒:まぁいいや
荷物を置き、ベッドにダイブする。
〇〇:あぁ〜、疲れた〜
菜緒:分かる(笑)旅行ってホンマ疲れるわ
〇〇:…お風呂先入っていいよ
菜緒:行ってきます
交代でシャワーを浴びて、ルームウェアに着替える。
菜緒:はい、よろしく
そう言ってドライヤーを手渡される。
(ブオォォォ…)
〇〇:相変わらず綺麗な髪してんなぁ
菜緒:…なんか言った?
ドライヤーの音で全然聞こえてないようだ。
〇〇:はい、交代ね
(ブオォォォ…)
菜緒:……はい、終わり
〇〇:どうも
ドライヤーを元の位置に戻し、寝る支度をする。
菜緒:おやすみ
〇〇:おやすみ
……………………………………………………
(🎶〜🎶〜)
2日目、アラームの音で目が覚める。
菜緒:おはよ
〇〇:ん、おはよ
起きて歯を磨き、洋服に着替えてメイクをしたら、朝ごはんを食べに行く。
〇〇:おはよ
美穂:あら珍しい、いつも寝起きは不機嫌なのに
〇〇:不機嫌になってやろうか
美穂:冗談だよ(笑)
菜緒:あとはKAWADAさんたちだけ?
好花:うん、ひよたんがいるから大丈夫やと思うけど…
10分ほどしてひなひよがやってきた。
ひより:お待たせ
陽菜:えへへ…
好花:えへへやないわ(笑)
朝食バイキングの受付を済ませ、3つのテーブルに分かれる。
好花:2人とも先行ってきていいよ
〇〇:いや、別に荷物とかあるわけやないし、一緒に行けば?
菜緒:ほら行くよ
各々が自分の食べたい料理をお皿に盛り、席に戻る。
3人:いただきます
好花:〇〇は朝からガッツリいくね(笑)
〇〇:今日は絶対昨日より疲れるから
菜緒:(笑)確かに
朝食を食べ終えると部屋に戻り、ハウステンボスの開園時間を待つ。
9時半過ぎになり、ハウステンボスに向けて移動を始める。
鈴花:今日も晴れて良かったね
愛萌:晴れるのはいいけど、暑っついのよねぇ……
〇〇:子どもたちは元気よ?
スキップしながら歩いている陽菜とひよたんを指差す。
美玖:…〇〇が一番子どもだけどね
美穂:お酒飲めるようになってから出直してこい(笑)
ハウステンボスの入口に到着し、ほぼ開園と同時に入園する。
まずは入ってすぐのフラワーロードで思う存分写真を撮る。
好花:…そろそろ次行かない?愛萌が限界迎えそうだから…
当の愛萌はベンチに腰掛け、遠くを見つめていた。
〇〇:あぁ(笑)ごめんごめん(笑)
アトラクションタウンに移動する。
〇〇:すんげ〜VRばっか(笑)
明里:でも楽しくない?
ひより:次あっち行こ?
愛萌:私メリーゴーランド乗ってるから
菜緒:菜緒、飲み物買いたい
美穂:…カオス
収集がつかないので、一度分かれて行動することに。
好花:1時間後にあそこの噴水集合ね?
私は陽菜とひよたんと3人で絶叫マシンに乗りまくる。
〇〇:あぁ、楽しかった〜
※※:あの〜……
〇〇:はい?
※※:日向坂46の河田さんと濱岸さん、ですよね
〇〇:あぁ(笑)どうぞ?
おひさまに遭遇した。
※※:あの、いつもひなあいとか観てます
ひより:ありがとうございます
陽菜:ありがとうございます
※※:……よかったら握手とかしてもらってもいいですか?
ひより:…どうなの?
ひよたんから視線を送られる。
〇〇:…アルコール消毒だけしとく?
陽菜、ひより:はい
2人に手を差し出される。
〇〇:ガキかテメェら(笑)
2人の手とおひさまの手に持参していたアルコール消毒を吹きかける。
※※:これからも頑張ってくださいね
陽菜:応援よろしくお願いします
ひより:よろしくお願いします
3人が握手を交わす。再度3人の手にアルコール消毒を吹きかけると、おひさまは私の方に向き直った。
※※:ところで、2人とはどういったご関係なんですか?
〇〇:どう…?二期生の旅行の付き添いで来たスタッフ、って感じですかね?
※※:なるほど、二期生全員で来てるんですね、お仕事頑張ってください
〇〇:ありがとうございます
そして、おひさまが去っていった。
ひより:何が付き添いだよ(笑)めちゃくちゃ楽しんでるくせに(笑)
〇〇:あぁ言っときゃ納得するやろ?
陽菜:ていうか、そろそろ集合時間じゃない?
全員が集合し、光のファンタジアシティに移動する。
〇〇:……。
菜緒:キレイ…
どのアトラクションも幻想的でみんな目を奪われていた。
途中のカフェで休憩しつつ、次のアムステルダムシティに向かう。アムステルダムシティでは色んなお土産を買いつつ、ギヤマンミュージアムでガラス芸術品を観覧していた。
陽菜:…そろそろお昼にしない?
美穂:どこにする?
パンフレットを開き、みんなで覗き込む。
菜緒:美味しそうなのはアトラクションタウンやない?
〇〇:確かに
美玖:チーズ美味しそうじゃない?
愛萌:チーズワーフにする?
明里:いいよ〜
ひより:ひよたんも〜
全員でアトラクションタウンにUターンする。
店員:いらっしゃいませ
愛萌:すみません、10人って大丈夫ですか?
店員:…少々お待ちください
しばらくして店員さんが戻ってくる。
店員:すみません、ただいま店内大変混み合っておりまして、30分ほどお待ちいただければご案内できるんですけれども…
愛萌:どうする?
〇〇:いいんじゃない?30分くらい
愛萌:じゃあ、30分後また来ます
店員:すみません…
時間まで外で暇を潰すことに。
そして30分後、席に案内され料理を注文する。
全員:いただきます
〇〇:どう?待たされた料理の味は
好花:(苦笑)相変わらずいい性格してんね
陽菜:美味しいよ、普通に
美穂:私おかわりしよっかなぁ
菜緒:菜緒も
お昼を食べ終え、ハーバータウンに行くとジュラシックアイランドなるものがあった。
〇〇:…何これ?
美穂:ARシューティングっていうものらしい
好花:片道40分ってヤバくない!?
〇〇:菜緒行きたい?
菜緒:いや〜、さすがにやだな
〇〇:だよね…(苦笑)
当然ながら全員諦めた。
愛萌:あれ行けば?
愛萌が指差したのは、エアガンで射撃体験ができるアトラクションだ。
〇〇:…行くか
建物内に入り、一通りの説明を受ける。
美玖:結構重いな
鈴花:モデルガンって言ってたもんね
1人ずつ射撃場所に立ち、弾を装填してモデルガンを構える。
(パーンッ)
トリガーを引くと、弾が発射される。
〇〇:リコイルはそんなに強くない感じか…
明里:そもそもの重量がアレだけど…
モデルガンというだけあって、それなりの重量はする。
美穂:ただ、言っても対象年齢10歳以上だからね
どうやら美穂はものともしてないようだ。
全弾撃ち尽くし、建物を後にした。そのまま一番奥のパレス ハウステンボスに向かう。
愛萌:わぁ〜!すご〜い!
オランダの宮殿を忠実に再現したものらしく、壮観な風景だった。
(パシャッパシャッ)
私と美玖もここぞとばかりに写真を撮りまくる。その間、他のみんなは辺りを散策しながら、時折カメラの被写体になってくれていた。
菜緒:どう?2人ともいい写真は撮れた?
〇〇:もちのろん!
美玖:フラワーロードもヤバかったけど、ここもここでヤバいよ!
続いて、タワーシティのドムトールンに登る。
〇〇:…人多いな!(笑)
愛萌:そりゃお盆休みだもん(笑)
エレベーターを上がると、展望デッキにはたくさんの人で混みあっていた。なんとかみんなではぐれないように窓の方まで移動する。
美玖:人が多すぎて景色に全然集中出来ない……
明里:時間帯間違えたかもね…
いくつか写真だけ撮ってタワーを降りることにした。
美穂:もうほとんど一周した感じ?
好花:だね
鈴花:今4時前だけどどうする?
美玖:ショーって何時からだっけ?
〇〇:20時半から
愛萌:じゃあ20時にタワーシティテラスに集合ね?
菜緒:自由行動?
美穂:じゃあ解散!
今度は菜緒と好花と愛萌と4人でまわることに。
愛萌:テディベア見に行きたいんだけどいい?
〇〇:いいよ
入口近くのテディベアキングダムに向かう。
菜緒:すご〜い
好花:めっちゃいっぱいある
(パシャッ)
〇〇:いい値段すんだろうな
愛萌:まぁそうだろうね〜
館内のテディベアを余すことなく鑑賞し、建物を後にする。アトラクションタウンで絶叫マシンを堪能しながら集合時間を待つ。
20時になり、タワーシティテラスに入店する。料理を注文し、「スペクタクルランタンナイトショー」の開演を待つ。
〇〇:あんまり飲みすぎんなよ?
美穂:保証はできない(笑)
〇〇:なんでや(笑)
菜緒:そりゃ酔うために来てんねんから(笑)
〇〇:菜緒まで……(苦笑)
店員:お待たせしました、こちらお飲み物です
店員さんが持ってきてくださったグラスを持って、乾杯する。
全員:乾杯〜!
私以外の9人がビールジョッキを一気に傾ける。
(ゴクゴクゴクッ)
陽菜:ぷはぁ〜
好花:くぅ〜!
ひより:(笑)美味しそうに飲むね、すみません、ビールおかわりで
〇〇:ショーの前に酔いつぶれる気か、テメェら(笑)
🎶〜🎶〜
すると、音楽が流れ始めた。
菜緒:おっ、始まった
全員が運河の方に顔を向ける。
愛萌:おぉ〜!綺麗〜!
美玖:写真に収めないと…!
目の前には視界を埋め尽くさんばかりのランタンが輝いていた。
全員:……。
誰も一言も言葉を発さない。BGMと花火の音だけがこの空間の音を支配していた。
気がつくと、ショーが終わっていた。
〇〇:……スゲェ…
みんなの方に向くと、知らず知らずのうちにみんなの目から涙が零れていた。
美穂:ヤバいね…
菜緒:来た甲斐があったわ…
ショーの余韻に浸りながら、食事を食べ進めていく。
明里:ん〜、おなかいっぱい
美穂:食った食った…
ご飯を食べ終え、私たちはホテルへ戻ることにした。
菜緒:💤💤
〇〇:菜緒、酔いつぶれとるやん…(苦笑)
仕方が無いのでおぶって行くことに。
美玖:菜緒も甘えん坊だねぇ
鈴花:甘えん坊じゃない菜緒は菜緒じゃない気がするけど(笑)
愛萌:…なんか舞台あゆみを思い出すね
全員:あぁ〜…(笑)
舞台あゆみにも、酔いつぶれた主人公を後輩がおぶって家まで送る、というシーンがあるのだ。
ホテルに到着すると、ホテルスタッフの方に心配された。
スタッフ:お連れ様大丈夫でしょうか?
〇〇:大丈夫です、ハウステンボスで飲み過ぎてしまったみたいで……(苦笑)
スタッフ:そうですか、お大事にしてください
〇〇:ありがとうございます
エレベーターで部屋のある階まで上がり、好花に鍵を開けてもらって中のベッドに菜緒を寝かせる。
〇〇:菜緒、お風呂入る?
菜緒:ん〜、いい〜……
〇〇:洋服、着替える?
菜緒:……よろしく
菜緒の身体を起こし、洋服を脱がす。ルームウェアを菜緒に着せて再びベッドに寝かせる。
〇〇:下着は明日自分で着替えろよ?
菜緒:ん〜、やってよ〜…
〇〇:やだよ、めんどくさい
菜緒に掛け布団を掛け、シャワーを浴びに行く。
ドライヤーで髪を乾かして浴室を出ると、愛萌と好花が菜緒の介抱をしていた。
〇〇:おぉ、ありがとね
愛萌:…ホントこの子はしょうがないんだから……(苦笑)
私も菜緒のベッドに腰掛ける。
〇〇:……こんな細い身体であんなでっかいもん背負ってんだから…
日向坂46のエースとしてこれまで色々なものが菜緒の肩にのしかかってきていた。
好花:…私らに出来ることなんて菜緒のそばにいてあげることくらいやもんなぁ……
3人の間に静寂が流れる。
菜緒:……全部聞こえてんで?
それを破ったのは菜緒だった。
菜緒:…いつから菜緒が寝ていると錯覚していた?(笑)
〇〇:…酔っ払ってんな
愛萌:ぶふっ(笑)そこ!?(笑)
好花:夫婦漫才見てるみたい(笑)
夜も更けてきたところで愛萌と好花には自分の部屋に帰ってもらった。
菜緒:…〇〇
〇〇:ん?
菜緒:菜緒が卒業したらお世話してな?
〇〇:なんでや(笑)
菜緒:〇〇が好きやから
〇〇:そういうんはシラフの時にせぇ(笑)
部屋の電気を消し、布団に入る。
……………………………………………………
(🎶〜🎶〜)
〇〇:ふぁ〜、おはよっ
菜緒:うん……
どうやら二日酔いに苛まれているようだ。
〇〇:ほいっ
ペットボトルの水を菜緒に手渡す。
菜緒:ありがと
今日も朝はバイキングを食べる。
3人:いただきます
〇〇:今日は海でいいんだっけ?
愛萌:大丈夫だと思う
菜緒:あぁ〜、頭痛い…
〇〇、愛萌:(苦笑)
朝ごはんを食べ終え、電車とバスを乗り継ぎ白浜海岸に向かう。
美穂:到着〜!
〇〇:うわっ、すごい日差し
バスを降り、砂浜に降り立つ。
陽菜:でもあんまり人居ないね
幸いなことに海水浴客は一人もいなかった。
〇〇:くっそ暑いしな〜
途中のホームセンターで買ってきたレジャーシートを砂浜の上に敷き、荷物を置く。
美穂:よっしゃ行くぞ〜!
美穂を筆頭に、美玖や陽菜、鈴花、明里、ひよりが波打ち際へ駆けていく。
〇〇:…俺らも行く?
菜緒:行きますか…!
愛萌:行ってらっしゃい
〇〇:愛萌も行こうぜ?
愛萌:暑いからムリ
好花:(苦笑)
菜緒:じゃあ荷物の見張り番よろしく
愛萌:あいよ
靴と靴下を脱ぎ捨て、裸足で駆けていく。
〇〇:…熱っつ!!
ひより:ハハハハハッ(爆笑)
好花:そりゃ熱いに決まっとるやろ、アホなん!?(笑)
灼熱の太陽に熱された砂浜はやけどするレベルの熱さだった。
美穂:〇〇!
(バシャッ)
〇〇:うおっ!
美穂に思いきり海水をかけられる。
〇〇:…やりやがったな、てめぇ!(笑)
美穂に海水をかけ返す。
美穂:よしっ、全員で〇〇に海水浴びせろ〜!(笑)
そこからはお互いがお互いに海水をかけ合う地獄絵図に。その結果……、
愛萌:…なんでみんなしてびしょ濡れになってるわけ?
9人:すみません……
愛萌を除く全員の洋服がびしょびしょに。幸い泊まりの旅行で洋服を持っていたので、みんなで一日目の服に着替えることに。レジャーシートを目隠しに交代で着替えていく。
愛萌:もう、みんな大人なんだから節度を持ってよね?
9人:すみませんでした…
着替えたあとはビーチコーミングや砂のお城を作って楽しんでいた。
愛萌:みんな〜、そろそろ帰るよ〜
〇〇:だってさ
菜緒:この貝殻どうする?
好花:持って帰っちゃえば?
落ちていたガラス瓶を海水でゆすぎ、3人の貝殻やシーグラスを入れる。
長崎空港に向かい、飛行機に乗る。
約1時間半後、東京に帰ってきた。
ひより:あ〜、楽しかった
美玖:明日からまた仕事だよ?(笑)
明里:現実に引き戻さないで〜
好花:じゃあ、美穂と愛萌も元気でね?
美穂:うん
愛萌:みんなも頑張ってね
こうして、2泊3日の二期生旅行は幕を閉じた。