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80-クリスマスデートをする久美

〇:んっ…、おはよ……

久:おはよ〜、起こしちゃった?

〇:ううん…

クリスマスパーティーの翌日、リビングに布団を敷いて寝ている〇〇が物音で目を覚ますと、久美が出掛ける準備をしていた。

〇:…彼氏さんとデートか

久:察しがいいね(笑)

メイクを終えた久美は□□の到着を待つ。

〇:…何時に来るの?

久:8時

壁掛け時計は7時40分を指していた。

〇:……誰かしら食いつきそうなのに、誰も降りてこないのね(苦笑)

久:まぁ史帆にしか伝えてないし、あの子意外に分別ある子だからね

そしてしばらく待っていると、家の前に車が止まる音がした。

久:…じゃあ行ってきます

〇:行ってらっしゃい

カーテンの隙間から外を確認した久美が、バッグを持って家を出た。

久:おはよ〜

□:おはよ

久美が助手席のドアを開け、車に乗り込む。

久:今日はどこ行くの?

□:ハウステンボス

久:やっぱり?(笑)

□:えぇ(笑)

車は出発し、佐世保をめざして進む。



そしてハウステンボスに到着し、駐車場に車を停める。

久:長かった〜!

□:後半ずっと寝てたけどね(笑)

久:ごめん(笑)

□:じゃあ行こっか

□□は久美の手を取り、入国口に向かう。

スタッフ:チケット拝見しま〜す

スタッフ:それでは行ってらっしゃいませ〜

入国した二人はアトラクションタウンに向かった。

久:どれ乗る?

□:久美さんが乗りたいやつでいいよ

久:えぇ〜(笑)



そして、エリアを跨ぎつつ色々なアトラクションを楽しみ、気が付くとお昼になっていた。

久:お腹空いた〜

□:(笑)じゃあどこか入ろっか

そして二人はチーズワーフにやってきた。

久:何にしよっかな〜

□:何でも好きなの頼みな?

久:(笑)ごちそうになります(笑)

料理を注文し、待っている間パンフレットで次に行く場所を決める。

久:どこ行く〜?

□:…このギヤマンミュージアムとかどう?

久:いいね〜

すると、料理が到着した。

店:お待たせしました〜

久□:ありがとうございます

久:わぁ〜、美味しそ〜

□:(笑)いただきます

久:いただきます

久:ん〜!美味し〜

□:いっぱい食べな?

そして料理を完食する。

久:お腹いっぱい…(笑)

□:それは良かった

お店を後にし、二人はギヤマンミュージアムに向かった。

久:わぁ〜、綺麗〜!

□:久美さんの方が綺麗だよ

久:……(苦笑)

□:ごめんて(苦笑)

久:そういうくさいのは似合わないからやめときな?(笑)

□:はい…(笑)



その後も園内を散策し、気が付くと日が落ちていた。

□:久美さん、あっち

久:おぉ!すごい綺麗!

園内の至るところに装飾されたイルミネーション。久美はすっかり見入っていた。

久:わぁ〜……!

□:(笑)久美さん、危ないよ?

□□は久美がどこか行かないように、手を握っていた。



□:……写真は撮れた?

久:うん、…そろそろ帰る?

□:う〜ん…

二人の腕時計は20時を指していた。

久:……どこか行きたいところでも…?

□:……バレてる?

久:…"休憩"したいってこと?(笑)

□:……(苦笑)

久:…いいよ、行こ?

そして二人は長崎に戻り、バイパス沿いのホテルに入った。



数時間後、二人がホテルから出てきて、そのまま佐々木家に向かった。

□:……///

久:…初めてじゃなしに何を顔赤くしてんだか(苦笑)

□:うるさい……///

そして、佐々木家に到着する。

久:じゃあまたね

□:うん、おやすみ

久:おやすみ

久美が家に入ると、リビングには〇〇一人だった。

久:ただいま

〇:おかえり

久:疲れた〜

久美がソファに沈む。

〇:…お楽しみだったんだね

久:……///

□□とクリスマスデートをした久美です。

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