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シングルマザーである私が中2長女と別居した③【元夫の元へ行くのか】

中2長女は2学期から元夫の実家のある他県へ引っ越し転向する、そんな話が頓挫し、彼女の居所はどこになるのか話が迷走しだしました。


そして長女の2学期からの居所がどこのなるのか決まらずにいる間に、長女から連絡から連絡が入ります。


 「パパと住んでもいいかなと思ってきたから、パパのところにするかママの実家にするか、1週間考えてみる」 と。



三役ドラマへの招待状か・・?というな展開で、「パパの実家行き」の件が更にひっくり返りました。 




 三役ドラマとは、それぞれが犠牲者、加害者、救済者の役割を演じることで、互いに依存しあって傷つけ合う交流。

 犠牲者とは、「私は他人のせいで不幸にさせられた、かわいそうな人間だ」と信じている人のことで、ひどい扱いをした(と犠牲者が信じている)人間が加害者です。

 犠牲者は可哀想な自分を救ってくれる救済者の役割を誰かに演じさせようとします。

 これら3つの役割は、参加者によってとっかえひっかえ演じられますが、人によって犠牲者の役割で三役ドラマを始めるパターンを持つ人と、救済者の役割を引き受けて始める傾向を持つ人がいます。好んで加害者になる人はめったにいません。


小宮 昇 著 「ほどよい距離が見つかる本」



『中2長女:被害者、元夫:救済者、私:加害者』という、思い出せばいつもそうだったな、という三役ドラマの配役です。ここで以前のように、反射的な感情のままやりとりをすればお互いが傷つくだけ。ドラマのステージにあがらなければ、感情は暴れません。



元夫と中2女子のやりとりは無理がありすぎるという思いから(長女へのアプローチとして家を買う、繰り返される電話での説得、コントロール。親権者である私は踏みつけられているとも感じます)、はいそうですか、と今の展開を呑みたくない…。


長女が傷つくことも、大変な思いをするだろうことも予想がつくと、なるべく排除したくなり、今まではそうしてきました。しかし、もう泥沼とわかっていようとも、長女の「元夫の実家に行きたい」と言葉にできた、彼女の強さを信じて送り出すのが最善なのではという思いが湧いてきました。


長女や元夫が差し出してくる、三役ドラマには徹底的に乗らないという姿勢でいること、 元夫が親権、お金のことで条件を並べてくるのも予想できるので弁護士さんに再びお任せして自分を守る心の準備をしよう。

まだ、元夫のところにいくと決まったわけではないけれど、どうも長女が私の実家で過ごすという結論に落ち着く気がしませんでした。



別居の時から元夫とアメリカに残るといい(当時NY在住で、そこから元夫を残し、娘二人を連れて日本に帰国・別居していました)、離婚時も元夫の姓を名乗ると決めた長女を、私が抱え続けていたけれど、


今急速に収まるところに収まる流れだと思うと、 納得いかないとか、それは合ってる・間違ってる・・いろんな余計な思考が解けていき、 もう、ただただ受け入れていくだけなのかもしれないと思えました。


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外側をコントロールしよう、どうにかしよう、しなければならないという力が抜けていきました。元夫の思い通りになるのは嫌だとか、長女をコントロールしたいという無意識のところも・・。


そして、ふと残ったのは今までの長女との時間はなんだったのだろうという想いでした。


「虚しさ」と一言で言うには表しきれないもの。穴が空いたような感じもするし、胸からすごい勢いであらゆる感情が吹き出してきそうな感じもする。味わって感じてしまったら、わーーーーーーーーーーっと叫んでしまいそうなくらいぐちゃぐちゃの濁流のようなもの。そして、「やっぱりね・・」そんな諦めみたいな言葉も聞こえてくるような気もしました。







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