三鷹アサヒと高瀬コヨイのマジック・アワーと、WITHにおいでよ!!〜ラブ♡ラブ☆ショウゴ〜
三鷹アサヒと高瀬コヨイのマジック・アワーの
「最高じゃなくてもいい いつでも一緒にいたい」
が、ずっと気になっていた。
あの男プリトップアイドル夢川ショウゴを勧誘するのに最高じゃなくてもいい、なんて言うかな? という気持ちが、ずっとあった。
このnoteでは、本当に、そのままの意味で「最高じゃなくてもいい、いつでも一緒にいたい」だったのかもしれない、そしてそれは、他でもない夢川ショウゴに向けられたものだという話をさせてほしい。
他の歌詞の部分についてはこちら
→マジック・アワー
本題に入る前に、今回はマジック・アワーの作成時期を考慮し、あえてWITHステの情報は基本的には考慮せず話を進めること、あくまで私の個人的な考えであることを申し添えておく。
まず、マジック・アワーをショウゴの前で披露したとして、その時期について。
時系列的にはアサヒとコヨイが中学生二年生後期〜三年生初期(WITHステ後)から高校一年生と仮定する。
そして早速本題、まずは幼馴染側ではなく、ショウゴ側の事情について。
WITHの1stアルバム『ALWAYS WITH YOU!!!』の初回限定盤特典、WITH必修科目(と思っている)「WITHにおいでよ!!〜ラブ♡ラブ☆ショウゴ〜」(以下、ラブラブショウゴ)で、ショウゴはこう言っている。
上記の台詞や、その他の作中での言葉の数々、後述の森脇監督のラブラブショウゴに対してのインタビュー、プリパラ筐体で排出される「マガチケ」のショウゴの回答等、出典を上げればキリがないが、夢川ショウゴという1人のアイドルは、男プリを、アイドルという存在をとても大切にしているのだ。それこそ自ら「アイドルは俺の聖域だ」と言っているように。アサヒとコヨイに「パパラ宿はもう制した、男プリの本部、ダパプールで頂点に立ちたい」と話していた、頂点を目指すその気持ちもきっと嘘ではないのだろう。
それでもアイドル夢川ショウゴの夢は、願いは、最高のアイドルになることではなく、最高のアイドルになることで世界中を幸せにすることだ。
ラブラブショウゴでは、こうも言っている。
アイドルタイムプリパラ設定資料集で、プロデューサーの依田さんは「アイドルタイムは子供たちだけでなんとかする世界だから」と話していた。きっとショウゴも、5歳でデビューして、誰ともチームを組まずに、たった一人でアイドルの義務を果たそうとひた走っていたのだと思う。
両親からは「お兄ちゃんなんだから」と言い聞かせられ、自分のデビューの日さえも両親は妹に夢中だった。
ある日突然現れ、チームを組もうと誘い、自分の夢、目標に力を貸してくれて、友達みたいに、そして弟になったような気持ちで話せるアサヒとコヨイの存在は、ショウゴが思ってる以上に大きい存在だったのだと思う。
最高のアイドルになること、そして世界中を幸せにすること。それは『アイドル夢川ショウゴ』の夢、願い。
アイドルであることが夢川ショウゴを夢川ショウゴたらしめているがゆえに、『アイドルの夢川ショウゴ』と『一人の夢川ショウゴという少年』を完全に切り離せはしない。
だから、『一人の夢川ショウゴという少年』は、とは言えない。だがむしろ、両方の『夢川ショウゴ』の本人さえも気がつかなかった本当の気持ちは、アサヒとコヨイに留学の話をする前から、それを決意する前から。孤高の男プリトップアイドル夢川ショウゴには、本人さえ気付いていない、内なるチームへの憧れがあったのだ。
そして、マジック・アワーをショウゴへ向けて歌う、アサヒとコヨイ側の話。
ショウゴの声優、山下誠一郎さんのショウゴソロ曲、「エスコート・パレット・ショウタイム!」についてのお話*1にもあるように、きっとアサヒとコヨイは「ショウゴの孤独を理解し、手を差し伸べ、新しい未来を教え」たかったんじゃないかと。
*1 山下誠一郎さんの『ALWAYS WITH YOU!!!』収録楽曲のお話まとめ
つまりアサヒとコヨイは意識的にでも、無意識的にでもショウゴの孤独を感じ取り、「一人で頂点、最高を目指すのもいいぜだけど、もっと違う未来もきっとあるぜ!」ということをショウゴに伝えたかったんじゃないかと思う。そしてその〝もっと違う未来〟というのが、自分たちとチームを組むことだと。
とすると、マジック・アワーを歌っていたのは時系列的にはラブラブショウゴの作中、も絶対に違うとは言い切れないが、アサヒとコヨイがショウゴに出会う前になる。
時系列
中学二年生後半〜中学生三年生前半(WITHステ後)
↓
マジック・アワー
↓
ラブラブショウゴでの出会い(高校一年生)
また、最初はショウゴと一緒にいたい、チームになりたいと思っていたのが、ショウゴの本気の気持ちを聞いてダパプール行きを応援しようと思ったとも考えられる。(個人的にはダパプールについて行くつもりだったんじゃないかとも思う)
ラブラブショウゴとマジック・アワーの発表時期が同時期だということを考えると、時系列的には後付けにはなるが、「男プリの本部ダパプール(男プリの最高峰)に行って一人で頂点(最高)を目指すのもいいぜだけど、もっと違う未来もきっとある」という意味にもなるかなと。
もちろん頂点に立つこと、最高の男プリアイドルになること、最高であることをショウゴもアサヒもコヨイも蔑ろにしてるわけじゃないと思う。
それでも〝最高〟を目指すだけじゃない、やんちゃに何度もぶつかりながら友情を刻んでいく未来を、そういう毎日をショウゴと送りたい、そんな日々をショウゴに贈りたい、一緒にいたいことを伝えたかった幼馴染と、ショウゴくんの内なる想いが繋がったのが「マジック・アワー」と「WITHにおいでよ!!〜ラブ♡ラブ☆ショウゴ〜」だったのかな!
また、最初に申し添えたように、マジック・アワーを語る上でWITHステの内容は欠かせないとは思うが、今回はあえてWITHステの内容を知らなくても考えられる要素で考えている。
とはいえ、過去、アサヒもコヨイもそれぞれ孤独を味わい、その孤独からの脱却(=朝と夜の仲直り)のきっかけがダンプリの申し子、夢川ショウゴだった。じゃあ今度は俺たちがショウゴを一人にしないぜ! という想いが、マジック・アワーには込められていると思う。
(これについて、というかショウゴのアイドルへの想いや孤独については森脇監督もドラマCDについてのインタビューで同じようなことを話している。詳細はAnimage 2019年10月号をチェック!)
そして、さらにいえば「もっと広い景色見に行こうぜ」(ラスサビ)「もっとかっけー世界を見せたげるぜ」「もっとすげぇ夢を見ていたいぜ」は、全部
「最高じゃなくてもいい いつでも一緒にいたい」と同じような意味なのかもしれない。
もっと広い世界見に行こう、俺たちなら最高だけじゃない、もっとかっけー世界を見せたげるぜ! と。
最高の過程にWITHがあるのではなく、三人一緒のWITHが向かうところに最高がある。
そもそもWITHの結成エピソードたるお話のタイトルが「WITHに〝おいでよ〟!!〜ラブ♡ラブ☆ショウゴ〜」なので、押してダメでも押しまくっていたとはいえ、WITHに来てくれよ! という気持ちと同等かそれ以上にショウゴに手を差し伸べたかったんだなと。
ラブラブショウゴのタイトル自体も、マジック・アワーとの繋がりを感じる、ということで。
結論!
マジック・アワーは一時は喧嘩別れしたアサヒとコヨイが再び二人のWITHに戻ってから、高校一年生になってショウゴくんに直接コンタクトを取る前にショウゴくんに向けて歌った歌!
アサヒとショウゴとコヨイはベストフレンズ!
以下、余談。
私は三人一緒の仲良しWITHがなにより好きなので、やっぱりマジック・アワーを二人があと一人を求める曲、というふうに捉えたかった。
なにより、小林竜之さん、土田玲央さんのマジック・アワーに対する、
「もっと広い景色見に行こうぜ!!ショウゴーーー!!!」
「…でも何かが足りてないんですってね🏙」
というお話と、土田先生の描くショウゴくんの前でマジアワを歌うアサヒとコヨイのWITHの絵を大切に抱きしめたかった。
小林竜之さんの『ALWAYS WITH YOU!!!』収録楽曲のお話まとめ
土田玲央さんの『ALWAYS WITH YOU!!!』収録楽曲のお話のまとめ
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