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(映画記録)I Like Movies
映画館初めの一本目。ほぼ満員な映画館で映画を見るのも久しぶり。
主人公は高校三年生。映画オタクで動画撮影が大好きな監督志望。理想主義で癇癪持ちだけど、全てを理解している母親と全てを共有してくれる親友を持っている。
N Yの大学に行きたくて、学費のため(ビデオレンタル職員10本無料のため)ビデオショップで働き始める。
見るからに他の人とは少し違う彼でも、気にしないで付き合ってくれる親友がいたことはとても幸運なことだった。ビデオショップのみんなに出会えたことも。
初めはすごく痛い彼が、一人ひとりとの対話を通して、どんどん角が丸くなって成長していく姿が自然な流れで描かれている映画だった。せっかく出会ったみんなを失いかけていることに、彼自ら気付くことができて感謝を伝えることができたのは、関係を修復することは叶わなくても、価値のあることだなと思う。
ただ一人彼が失う直前で間に合ったのは、ビデオショップの店長だろう。
ユーモアを持って普段は明るく話す彼女もまた、主人公と似た闇を持っていたからこそ、彼と面と向かって向き合ったのではないだろうか。最後の彼女からのアドバイスをすぐに活用して、彼女の好きな映画を質問した彼が愛らしかった。
あと親友だった彼も、映画前半と後半で話し方がボソボソしたFword連発系から穏やか風、服装もおしゃれに変わっていて面白いなと思った。高校生という変化しやすい年齢もあるだろうけれど、無意識でも出会った人から影響を受けて変化していくのは素敵なことだと思う。