【シナリオ】学園ラブコメ

※漫画原作にされたい方がいる場合DMかメールでお願いします。

◆登場人物
・優(ゆう):主人公/高校2年生のユウ/演劇部で活躍してる
・姫子(ひめこ):ユウの美人な幼馴染み
・健(たける):ユウの幼馴染の可愛い顔してるけど冴えない男子
・モ男A:(モブキャラ男子A) 健をイジる男子
・モ男B:(モブキャラ男子B) 健をイジる男子その2
・モ女A:(モブキャラ女子A) 噂と恋バナ好きな女子

◆シナリオの見方
Y:優によるナレーション、優:優のセリフ、姫:姫子のセリフ、健:健のセリフ、( ):心の声
※青文字はト書き、及び場面紹介

◆本編

私は優、17歳。どこにでもいる普通の演劇部に入っている高校生。演技をするのが楽しくて仕方がない。部活が終わってからもたまに調子のいい時は放課後の教室で練習してる。

姫:優〜、一緒に帰ろうよ〜

優:ごめんー、自主練したいから教室残るわ。

姫:来週発表会だもんね〜、演技頑張ってね!

優:ありがとね!

*優は放課後の教室で1人で舞台衣装に着替え、演技の練習をしていた

優:(このワンピース、露出高いような...まぁ、いいか
恋する女の子が相手にラブレターを渡して告白するシーン難しいなぁ...
あ、そうだ健の机使っちゃおうかな、幼馴染だし借りてもいいよね?)

Y:私と健と姫子は3人とも幼馴染で仲が良かった。だけど中学生の時、悪ガキの男子のせいで健とは疎遠になってしまったけど。

*中学1年生の頃の回想

モ男A:健w女とばっか居るからナヨナヨしてるんじゃねぇのw

モ男B:インキャ眼鏡の癖にデカ乳姫ちゃんと仲良くなってんじゃねぇよw

健:別に、そういうのじゃないから...幼馴染なだけだし。

優:コラ!健をいじめんな!!

モ男AとB:げ、優が来たw逃げろw

優:全くあいつらは...健、大丈夫?

健:平気、でも優はもう俺と関わらない方がいいかも。

優:はぁ!?なんで?あいつらにバカにされたから?

健:違うよ、俺が1人になりたいだけだから...

Y:あれ以来、健とは遊ぶことは無くなってしまった。それに...

モ女A:ねえ、優!聞いた?健くん姫子ちゃんの事が好きなんだって噂!!

優:なっ、なんだ〜噂じゃん!

モ女A:でも、私校舎裏で2人っきりで居るところ見たよ、健くん顔真っ赤にしてたし!

姫子:何の話してるの〜

モ女A:キャー!姫子ちゃん!!姫子ちゃんって健くんの事どう思ってるの!?

優:(何だろうこの気持ち、モヤモヤする)

姫子:別に〜幼馴染ってだけだけど。

モ女A:何だぁ〜つまんないの。

姫子:私の理想の彼氏はジャスティンビーバーだから。

モ女A:理想高すぎて笑うw

Y:姫の言葉を聞いて私は健は姫にフラれたんだなと悟った。

*回想が終わり放課後の教室

優:あー何で昔の話を思い出しちゃったんだろう、いけない、演技に集中!!

優:(机を相手に見立ててラブレター渡すシーンでラブレターを机におこうかな)

優:ずっと前から好きでした。付き合ってください。

*ガラッ(教室の扉を開ける音)

優:(誰かきた?...!!!!!)

Y:教室にきたのはまさかの健だった。

健:...えっ!?

優:(何でそんなに顔真っ赤にして驚いてるの?あれ?もしかして私が持ってるコレのせいで勘違いされたとか?
優:健、こ、これはそのー

健:ッ...!!

Y:私が慌ててる時に健は黙って扉を閉じて逃げてしまった。

優:(誤解だけど、私がラブレター置いたのすごく嫌だったのかな...なんかやる気出なくなっちゃった。寒いし着替えて帰ろう)

*優の家

Y:気を取り直して家で台本を読んでいたその時、予想もしなかった事が起こった。

*ピンポーン(インターホンがなる)

優:誰だろう?

*優は玄関の方へ向かう。扉を開けると健が玄関で待っていた

優:健!?何で!!

Y:健が来るとは思っていなかった。そして健は私の手を握ってこういった。

健:勝手に逃げて悪かった..せ、責任はとるから!!

優:(せ、責任!?というか私の手を握ってる!!どうしよう...私も恥ずかしくなってきた)

優:ち、違うの!!私は演技部の練習で健のラブレター置いてただけだから!!!!ごめん!!!

Y:私は慌てて健の手を払い、玄関の扉を無理矢理閉めてしまった。

優:どうしよう...これで本当に良かったのかな。まだ胸がドキドキする...何これ。

*優のポケットに入っているスマホから電話がなる

優:まさか、健...じゃなかった姫。

姫:もしもーし、優〜、たい焼き屋さんにサービスで多くもらったから一緒に食べよ〜

優:姫、実は...

Y:私は思わず姫に健の事を相談してしまった。

姫:なるほどねぇ、実は優の家の近くまでついたから直ぐに行くわ〜

*姫子が優の家に着き、優の自室へ

姫:なるほどねぇ、やっぱり優は健の事好きだったんだ〜

優:はぁ!?何でそうなるの!!

姫:あれ?もしかして自覚なかった?昔っからずーっと健のこと見てたじゃん。

優:それは...健が中学生の頃関わらない方がいいって言ってたのが気がかりで...

姫:あー、それは健が優を守るために言ったやつね

優:は!?どういうこと

姫:中学の頃ってさぁ本当にガキばっかだよね、好きな人いるって噂立ったら悪ノリするバカとか恋バナ好きのおせっかいな奴とかが周りに言いふらして楽しむんだよね、マジでサイテー。

Y:姫の顔はすごく傷ついてた顔をしていた。

姫:自分で言うのは何だけど、私って何故かモテるんだよね、だから私に片思いしてた人達が言いふらされてたのが可哀想だったし。

優:もしかして芸能人と付き合いたいって堂々と言ってたのもそのため?

姫:いや、それはガチだけど〜

優:ガチなんかい!?

姫:留学するために英語頑張ってる〜

優:学年1位だったよね、英語だけは。

姫:話戻すけどさぁ、実は健におかしな事お願いされたんだよね〜

優:初耳何だけど!?

姫:優には言うなって言われてたんだけど、実は健は小学校の頃からずっと優が好きだったんだよ。

優:え!?

姫:でも健ってさぁ可愛い顔してるしてて眼鏡かけてるからか中学に入ってからいじられてたじゃん。

優:それは別に健が悪いわけじゃないのに。

姫:さっき恋バナを言いふらす連中の話したよね、健は自分が傷つくのも優が傷つくのも嫌だったんだよ〜

優:!?

*中学校時代の校舎裏

姫:話って何?ちなみに幼馴染でも付き合わないから〜

健:別にそんな事を頼みたいわけじゃない。

姫:校舎裏なんかに呼び出すからてっきり10人目の告白になるのかなぁって思った〜

健:お前、本当にモテるんだな。

*健は姫子に頭を低く下げて必死にお願いした。
健:頼む!俺が姫子に片思いしている事にして欲しい!!

姫:え、何それ意味わからーん。

健:正月の時、”幼馴染と付き合えます様に”って書いた絵馬をモ男Aに奪われて、勝手に見られて
...俺だけに突っかかるならともかく最近、優にまでバカにする様なこと直接本人にいってくる様になってそれを止めたくて。

姫:(優はそんなこと気にしないと思うけどなぁ...まあモ男Aは私からしてもウザイからわかるわ〜巨乳いじりとかF××k)

姫:なるほどね、私がモテるのは当然すぎて逆に噂にならないから優のために嘘ついて欲しいって事ね。

健:悪いな姫子、ありがとう。

姫:お礼はクレープでいいよ〜

健:食いきれないぐらいに奢ってやるさ。

*回想が終わり優の自室

姫:と言うわけだったんだよね〜

優:私、全然知らなかった。

姫:で、どうする?

優:どうするって言われても!!

姫:好きじゃないの?

優:わからない!!

姫:あのね、優、別に好きな人がいるのは恥ずかしいことではないんだよ。

優:え...?

姫:私だって健と幼馴染だけど好きじゃないから健とは恋人とかアリエナイ〜って思うじゃん。

優:うん。

姫:でも優はわからないって答えるってことは恋人になりたい可能性はあるって事じゃん。

優:あっ...!

姫:付き合って見るのもありなんじゃないの。

優:でも...

姫:うちのお姉ちゃんなんて付き合って別れてを8回繰り返して
やっと運命の人と結婚出来たって言ってたし〜。

優:それは特殊な例な気がするけど...

Y:不思議な事に姫と話していたら混乱していた気持ちが少し落ち着いてきた。

優:ありがとう、元気出たよ...私、健に告白する。

姫:ファイト〜

*優は走って健の家に向かい、玄関のチャイムを押した。

健:どちら様...!?優!どうして....

優:ごめん、教室でのラブレターは健に渡すためでなくて演技の練習だったの。

健:勘違いして本当に悪かった!!気持ち悪かったよな...もう俺は優と2度と関わらないから。

優:何でいつも私から逃げるのよ!!話をちゃんと最後まで聞いて!!

健:お、おう。

優:やっとわかったの、私、健のことが大好き!

*涙があふれ出す健

優:何で泣いてるの?

健:俺はずっと昔から優のことが好きだった...だから信じられなくてさ。

優:バカだなぁ、現実だよ。

Y:こうして私と健は晴れて両思いになった。

*後日談、放課後の帰り道、久しぶりに3人で会った

姫:2人とも両思いおめでとう!!

健:ありがとな、姫子。

優:なんか、照れちゃうね

姫:ところで、来週の舞台は健も見に行くよね

健:ああ...

優:(健、なんか複雑そうな顔してる...)

姫:まぁ、舞台に力入っているとはいえ優の衣装は最近背中ガラ空きだったり、スカート短かったり露出高くから気にするよね〜彼氏だとなおさら♡

健:姫子、お前!!!

優:え、そうだったの?なら部長に頼んで露出の少ない衣装にするね。

健:あ、...ありがとう。 END

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