シティ出場1回・大型大会出場1回の競技ポケカ初心者が世界で勝つために行った練習・思考と反省の記録【ディアルガ】
謝罪
端的に言います。アップしたと思い込んで、1か月以上下書きのまま放置されてました。本当に申し訳ないです。
新しく1本note書こうと思ってサイト立ち上げたときに気が付きました。
2度目はないように気を付けます。
~前回までのあらすじ~
競技ポケカとは無縁のカジュアルプレイヤーだった投稿主。なんとなく参加したシティリーグでなぜか優勝してしまい、せっかくだからとJCSも参加してみることに。
結果はなんと、なぜか上位32名に残り世界権利を手にしてしまった。
せっかくなので、世界大会にも参加してみることにした。
どうもヒナタ(@hinatainari)です。
今回はPWCS2024に参加した記録を、自戒の念を込めて書き記そうと思います。
デッキ選択の経緯
先に言っておきましょう。今回選択したのはディアルガです。JCSと同じです。
さて、過去2記事を読んでくれた方はご存知でしょうが、シティリーグとJCSで私は環境の動向を読んでデッキを選択しています。もちろんどちらも、勝てる確率を限界まで上げるために。
しかし今回のデッキ選択は、むしろ環境的に見れば少々向かい風です。大きく有利がつくデッキがあるかと言われればそうでもなく、ほとんどのデッキが五分程度。不利がつくデッキも存在します。それでも選択した理由は、勝てる確率を限界まで上げるため。
ここで「デッキ相性」というものについておさらいしましょう。デッキ相性とは、
『同程度の技量のプレイヤー同士が』
『セオリー通りに順当に試合を進めた場合に発生する勝率差』です。
しかし今回の舞台はWCS。相手の技量は圧倒的に格上、セオリーを壊して打開の道筋を取ってくる相手だらけです。圧倒的な有利相性対面でなければ容易く捲くられてしまうでしょう。ならば答えは1つ
『自分のパフォーマンスを最も引き出せるデッキを選択するしかない。』
小手先のデッキ選択で何ともならないのであれば、例え相性が五分・微不利であっても勝ち筋を探せる手に馴染んだデッキを持ち込むしかない。
ここまでデータを活用して勝ち進んで来た私が取っていい手ではないことなんて百も承知です。しかし、これ以外に勝つ方法が思いつきませんでした。データキャラの最終手段あるあるじゃん
環境読み
今回に限って言えば、このフェーズは正直そんなに意味がないかもしれませんが一応やります。
今回のWCSはナイトワンダラー環境で行われました。ナイトワンダラーの環境勢力図はこんな感じ。
シティリーグ等の公式大会が行われていないため、基本的には自主大会の結果を元に考察するほかありません。しかし判断材料としては十分。
注目すべきはやはりTier2までのデッキ。2進化デッキもしくはVSTARクラスの耐久で二分されています。流石に全てのデッキを対策するのは無理なので、レジドラゴとタケルライコを重要視することにしました。
というのも、タケルライコは扱いやすさや試合時間の短さから母数が多いと予想したためです。一方レジドラゴは取れる選択肢が多いため上級者が好みそうだなと思ったことに加え、普段の練習相手から「ドラゴは明確な不利ないから使い得だよ」と言われていたためです。正直自分が使っていないデッキの有利不利はいまいち分からなかったため、その言葉を信じることにしました。
また、これらの思考と並行して消去法で対策するデッキを選定しました。
ルギア→まともに回られたら負けるから深く考えるだけ無駄
リザードン→JCSの貯金があるからまあなんとかなるでしょ
ドラパルト→同上。なんとなく使用者数少なそうだし気にしなくていいや
サーナイト→上手いサナには勝てる気がしないので諦める
ざっくりとこんな感じです。すんごい雑
一言でまとめると「ドラゴとライコさえ止められれば、なんとかなる」
Tier3以下で要注意なデッキもいくつかピックアップしておきましょう。
カビゴン→がんばろう。祈る以外の選択肢がない
古代バレット→なんだかんだ多そう。軽視すると痛い目を見ると思われる
ツキex→結構やばい。なんとか勝てるようにしておきたい
各種ロスト→あまりにも不利すぎて勝てる気がしないので諦めよう。
総評としては「大きな不利は少ないけれど、大きな有利も少ない」
意外と悪くない立ち位置ですね。相手が上位ティアのデッキであれば情報戦の面でこちらに分があるので、比較的簡単に勝てる試合も生まれそうです。
以上のざっくり分析を元に調整を開始しました。
環境を踏まえてのデッキ調整
ディアルガ以外の選択肢がないとすれば、ディアルガで勝てるようにデッキを調整し、プレイを最適化させる必要があります。
ナイトワンダラー環境でディアルガが勝つために必要なことを以下の2つとしました。
・序盤の展開力の増強(事故率の軽減)
・サイドを取り進める性能の増強
1つずつ解説します。
まず1つ目の序盤の展開力について。これは主にタケルライコやレジドラゴ、ルギア等を見据えた考えです。これらのデッキは序盤から大暴れできる性能を有しています。暴れられないようにお祈り…なんてのは芸が無いので、暴れられたとしても対処できるようにしたいという訳です。
では、どうすれば対処できるか。
暴れられた返しにサイドを取り返せばいい。
豪速球を投げられても打ち返せればOKなんです。
そのためにはきっちり盤面を展開し、メタングを複数体立てて中打点以上で殴り返して行けるようにしなければなりません。なので、序盤の展開力を上げることが勝ちに繋がると考えました。
じゃあ具体的にどうするか?元々ディアルガというデッキは、カードの役割が非常に分かりやすく、きっちり分かれているデッキです。(ドローサポート、エネルギー、ボール等)
それ故にカードの採用構成を大きく変更するのは困難を極めます。少し変えるだけでも一苦労ですし、大胆に変えてしまえば元々の強みを削ることに繋がりかねません。
なので大きく構成を変えることなく、事故率の低減に繋がるカードがあればいいんですが、流石にそんなに都合のいいカードがある訳…
あったわ。めちゃめちゃ都合いいカードあったわ。
ネストボールやハイパーボール1枚から一発逆転6枚ドローで次に繋げられるかもしれないというのが本当に強かった。
ボールとエネルギーしか引けていなくてドローサポート不在の息切れ初手札も、手札使い切って展開→イキリンコで未来に繋げられるようになりました。
使わないで済むのが理想ではありますが、イキリンコのお陰で何もできずに負ける試合は目に見えて減りました。
さて2つ目の課題に移りましょう。
一口にサイドを取り進めると言っても、手段は色々あるでしょう。
今回採用した手段は、サイドを取るために必要な打点を下げること。メタルブラストは青天井火力ではありますが、後攻2ターン目や先攻2-3ターン目で出せる打点はそこまで高くありません。安定して出せるのはせいぜい200点程度まで。それではライコもドラゴも倒せません。
しかし負け試合を重ねた結果、得たものがありました。
「カウンターキャッチャーかプライムキャッチャーさえあればイキリンコ倒せるやん。」
元々JCSの頃からカウンターキャッチャーを1枚は採用していました。その1枚を早いタイミングで引けているか否かで、試合の流れが大きく変化していることがわかりました。
するとまあ、単純に2枚目入れたくなりますよね。3枚以上増やすのは流石に他対面への勝率に影響が出そうだと考えたので、2枚目を入れる程度に留めました。
この2点を踏まえて組んだ仮のリストがこんな感じ。
枠を捻出するために、ザマゼンタとポケギアが犠牲になりました。
しかしここで思わぬ問題が発覚。
「古代バレットにボコボコにされるやん。」
元々ディアルガは古代バレットに対して有利とまでは行きませんが、五分くらいの勝率は保てるデッキでした。しかしザマゼンタを抜いたことにより、最終局面でナンジャモ撃ちつつ呼び出し要求の構えを組めなくなってしまっていました。流石にこれはまずい。さらにこの時期、勝率が振るわなかったことも相まってザマゼンタを再度投入することにしました。実は最大の要因は、PTCGLでおまつりおんどに負けて心折れたからだったりする
ちなみにザマゼンタを入れると確定したのはWCSの5日前とかです。ギリギリすぎんだろ…
自分では分かっていなかったのですが、どうやら無意識のうちにザマゼンタを使う前提でプレイの方針を組んでいたようで、ザマゼンタを入れ直してからは勝率が徐々に改善されていきました。
そして辿り着いた最終構築。ポケギアは犠牲となったのだ…
ポケギアというカード、各サポートの5枚目以降になったりポケストップを経由してサポートを手札に加えられるようになったりと色々メリットはあるのですが、基本的な性質として「デッキを1枚減らす」という性質があります。60枚のデッキを59枚にできるんですよ。要は、「58枚で勝てるから残り2枠の穴埋め」としてJCSの構築ではポケギアが採用されていた訳です。
しかし今回は深刻な枠不足に悩まされていたことに加え、キチキギスexの登場により相手のポケストップから手札に加えたボール類のバリューが格段に向上していたこともあり、ポケギアを抜いて枠を捻出する形になりました。ポケギア関係の話だけで記事1本書けそうだなそんなこんなで完成したこの構築ですが、安定感を上げた結果安定感が下がっています。どういうことやねん。
確かに試合序盤の展開力は上がりましたが、試合序中盤にドロサポを引き込みにくくなっています。以前の構築よりも引きに依存した構築になっているという訳ですね。こうなったのにも理由がありまして、
「引きが弱い日に使って勝てるデッキじゃないし、引きが弱い日にWCSで戦って勝てる訳ないだろ。だったら引きが強い時に最高のパフォーマンスを発揮できる構築にしたほうが良くね?」という思想に基づいています。
どうせ運が悪い日に戦ったらどんな試合でも負けるんです。だったら、運がいい日に負けない構築にしたい。そういうことです。
それに加えて、BO3というルールへ向けての調整でもあります。国内のCL等で用いられるシングル戦ルールで勝ち切るためには、事故率を下げて平均パワーを高めることが重要とされています。一方BO3では、3試合中1試合で事故っても残りの2試合で勝てればOKということで、最大パワーを高める方針で組むことが戦略上許容されています。勿論平均値も大事ですが、それよりも勝ち切れるときにきっちり勝てる方が大事だと私は考えたんですね。なのでこのデッキ、シングル戦だと実はあんまり強くなかったりします。別に弱くはないんですけどね
Tier3以下のデッキを選択するメリットとリスク
Tier3以下のデッキを選択する上での最大のメリットは「対策されにくい」これに尽きます。
例えばあなたがリザードンを使っているとして、競技レベルのプレイヤーで対リザードンのプレイを知らない人はいないでしょう。あなたはその対リザードン用のプレイを乗り越えて勝たなければなりません。
ではあなたが使っているのがもっとマイナーなデッキ…例えばヒードランやアルセウスグレンアルマだったとしましょう。
そもそもどんな動きをしてくるのか、何に注意して試合を進めればいいのか。分かりますか?分からないですよね?そう、分からないんですよ。
これは大きなメリットになります。こちらは相手のことを知っている。しかし相手はこちらを知らない。藪の中から棒も蛇も飛び出し放題になります
これがTier3以下のデッキを使うメリット、上位デッキ同士のメタゲームから外れることのメリットです。
個人的にはミラーマッチ(同一デッキ同士での対戦)を意識しなくていいというのも大きかったりします。純粋な練度勝負に加え、専用の知識が要求されることも多いミラーマッチ。ここに労力を割かなくていいってのがどれだけ素晴らしいことか…
一方Tier3以下のデッキを使うデメリットとは?
単純な話です。教材が少ねえ。情報が落ちてねえ。とにかく自分で開拓しなきぇならない。
使用者が多いデッキは様々なノウハウをたくさんの人が共有してくれます。上達の足掛かりを比較的容易に見つけられます。判断材料は多ければ多いだけ考察の精度は上がるでしょう。豊富なリソースを生かして、存分に自分のプレイと向き合えます。
一方使用者が少ないデッキは、何が悪かったのかを自分で見極め、解決策を探し、地道に試行錯誤するほかありません。大変効率が悪いです。ただまあ、世の中には奇特な人間もいるもので。研究者だとか職人のような気質のプレイヤーにとっては、この試行錯誤の過程がとんでもなく楽しいんですね。確かに苦しいし、効率も悪い。でも楽しいから続けられました。
さらに言うとこのデメリットは裏返せば、真面目に向き合った人間しか情報を持っていないという都合のいい状況になり得ます。
相手の意識の外と知識の上から踏み抜く。その戦術は紛れもなく強力です
Tier3デッキがTier3デッキである理由
ではそもそもな話、なぜTier3デッキがTier3なのか。色々なパターンがあると思いますが、最近の環境で最も多いのは「デッキそのものは強いけれど使用者が少ない」パターンだと思います。ちなみに別パターンとして「使用者は多いけれど、扱いが難しすぎて勝率が低い」パターンもあります。あとは純粋に「使い手が上手いから勝ってるだけで環境的には弱い」パターン。
前者2パターンの場合、極めれば非常に強力な武器になります。使用者が少ないが故に対策されにくく、本当に上手い使い手に会ったことが無いから軽視される。こうなると、パワーは高いのに異常なまでに通りやすいデッキが完成してしまいます。3パターン目の場合は使わないのが吉なので諦めるものとします。
今回のディアルガは?
では今回のディアルガがどのパターンに当てはまっていたのか。おそらく、1つ目と3つ目のパターンの複合だったと思います。使用者は決して多く無いが、潜在的なパワーは十二分にある。しかし環境的に少々立ち回りづらい。こんな感じ。
3つ目のパターンに当てはまっているのは少々苦しいですが、ある程度まではデッキ構築でカバーできます。潜在的なパワーが高いのであれば、それを活かす方法さえ見つけてあげればOKなんですね。先ほどのデッキ調整の過程はこの問題を解決するための手順そのものでした
候補だったデッキ
ディアルガで行く、と決意するまでそりゃあ色々ありましたよ。実際全くと言っていいほど勝てていなかったので…
まず試したのがトドロクツキex。突破力と速度に優れるデッキ
使わなかった理由は「プレイスタイルに合わない」
このデッキ、強かったです。とてもいいデッキでした。簡単に勝てる試合も少なくなかったです。しかし試合の序盤に大勢が決するというのがどうも気に入りませんでした。過去に別ゲーで珍妙なデッキを組んではYoutubeに上げて視聴者を楽しませていた私には、どうもそれがしっくり来なかった。
「それ配信卓で決めて視聴者は楽しめるんか?」
「ワンサイドゲームって見ててつまらなくないか?」
動画投稿者にとって見栄えは命に等しい。くだらない理由ではあるが、私にとっては軽視できない要素だった。
やっぱ、一番視聴者が湧くのって逆転の瞬間じゃねえの?
ディアルガじゃん。配信卓で決めるスタークロノス、絶対面白いじゃん。
なんだかんだ決定打になった理由はこれだった。
どんな理由だよ。その視点でデッキ選んでるWCS参加おらんやろ。
アグロデッキを貶す意図は全くないです。単純に個人の趣味趣向の問題で、ミライドンもトドロクツキもいいデッキだなーとは思ってます。でも結局”好き”とエンターテイメント精神が上回ったというだけです。
候補だったデッキが実はもう2つありました。
古代バレットとイバラ単です。
純粋に使いこなせなかったので諦めました。
環境的にはディアルガより強いんですが、スタート地点があまりにも違いすぎたので、このまま練習を続けてもディアルガを超えるパフォーマンスは出せないと判断しました。情けねぇ…
両方ともクソいい結果残してるのが悔しいところではあります。デッキ選択の幅が狭すぎるというのを2025シーズンの課題にしようと思います。
各対面への立ち回り方
共通した立ち回り
基本的には1ゲーム目は先攻を選択します。2ゲーム目以降は対面次第で後攻を取っていきます。
相手のデッキ次第でイキリンコを使って無理矢理盤面を組むべきか、最低限の展開からスタートするか選択します。
基本的にイキリンコはできれば使いたくないカードなので、使う必要が無さそうなときやイキリンコを使っても好転する確率が低そうな場合は大人しくコンパクトに展開して行きましょう。
大抵の対面において理想の盤面は、前ディアルガ、ベンチにディアルガ+メタングx3+キチキギスex(以下いつものやつ)です。色々試しましたが結局これが一番強かったです。例外の対面については後述
スタートポケモンについてですが、アグロデッキが多いだろうということを踏まえて、ダンバル>ゲッコウガ>ディアルガ>その他というような選択をしていました。
2ゲーム目以降は場合によりけりって感じでしたが。
今回のリストはカウンターキャッチャーを厚めに採用した代償として、ボスの指令やポケギアの枚数が減っています。そのためカウンターキャッチャーを使わないでリーサル打点を組むことが難しくなっています。
そのためスタークロノスはカウンターキャッチャーを有効に使えるサイド4-2のようなタイミングで使うことをメインに据えてプレイしましょう。よっぽどのこと(ルギア2面取りなど)がない限り、スタークロノスはゲームを終わらせられるタイミングまで粘りましょう。
そもそもディアルガは先2クロノスを狙うデッキではありません。あくまでスタークロノスという強力な選択肢を有するややコンボ寄りのミッドレンジデッキだと私は認識しています。逆転できるルートはいくらでもあるので、どっしり構えて勝利への道筋を頭に思い浮かべながらプレイして行きましょう。
逆転するためのコツ…というか基本的な思考として、常に自分が勝つための要求値と相手が勝つための要求値を把握して天秤にかけ続けましょう。いかに相手の要求値を上げつつ、自分が勝つための要求を満たしに行くか。ここのバランスをどう傾けるかで腕やプレイヤーの色が出ると思います。
自分が勝ち切るための要求を満たすことに思考を傾けると「自分がここから安定して勝ち切るためにはベンチ枠があと1枠欲しいからこのターンはイキリンコの気合を入れるでエネ加速しながらイキリンコのサイド2で相手を誘惑しつつ本命のキチキギスで6ドローしながらクロノスとナンジャモを撃って逆転するプランは隠し通そう」というようなプランが出てきます。
片や、相手の要求を上げることに思考を傾けると「相手は呼び出し札を複数枚捨てているので、無理にディアルガを育てるよりもナンジャモ+カウンターキャッチャーキチキギス+ザマゼンタ殴りで1ターン負けを遅らせられる確率を上げてメタルメーカーの試行回数を稼ぐ方が勝ちに近づくだろう」というようなプランが出てきます。
実際に上記の2つのプランが同時に選択肢に上がる場面は存在します。正反対に見えても、実は表裏一体なんですね。これだからディアルガはやめらんねえんだな
ディアルガはリザードンやサーナイトほど取れる選択肢が多いデッキではありません。しかし少ないながらもディアルガが取れる選択肢の質は非常に優れているかつ、相手に意図を読まれにくい選択肢も多いです。
ディアルガというデッキの特異性を武器に相手を翻弄しつつ、虎視眈々と貪欲に勝ちを狙っていきましょう。
マジでディアルガは諦めたらそこで試合終了です。粘って、足掻いて、最期まで噛みつく精神を忘れずに。
個別の立ち回り方
有利不利に関しては主観です。勝率の集計してないのでほんとになんとなくの数値です
完結した環境について長々と話すのもアレなので、いくつか抜粋して書きます。追加して欲しいデッキがあったら連絡してください。たぶん書きます
レジドラゴ
有利(主観)休憩ポイントって呼んでました…
今回の最大母数候補だったデッキです。ここに安定して勝てなきゃ意味がない。
理想の盤面構成はいつものやつ(ディアルガx2,メタングx3,キチキギスex)です。サイドプランはいつもの2-4。2ゲーム目以降も先攻を取ります。
レジドラゴも基本は種ex主体のデッキなので、クロノスでサイドを2枚ほぼ確実に取ることができます。ただサイドを2枚あらかじめ取っておかないと勝ち切ることはできません。そのため、イキリンコやミュウなど比較的容易に倒せるサイド2ポケモンをカウンターキャッチャーで撃破しながら進みましょう。サイドを先行されていない場合は特に急がなくてOKです。落ち着いて盤面を構築してドラゴVstarに1エネブラスト80点を入れてクロノス圏内に入れてから戦うも良し、先2クロノスでドラゴラインを枯らしてしまうのもまた良しとよりどりみどりです。
今回の構築はカウンターキャッチャーが多めなので、先にサイドを取らせてからクロノスを撃つ方が手札の要求値が低くて楽ですね。サイドを4枚同時に取られることは稀なので、基本的には2-2-2で取られる流れになります。なので互いに2枚ずつ取るシーソーゲームをしたのち、4-2のタイミングでカウンタークロノスボスブラストの4枚取りで勝つことを目指すのが無難な勝ち方になります。基本に忠実に、丁寧に進行すれば問題ないでしょう。ドラゴ対面で度々発生する流れとして、まだディアルガVstarが十分に育ち切っていないときにトライフロストを撃たれることがあります。Vstarに4エネ付いている場合はあまりされないプレイですが、3エネしか付いていないor呼び出し札で逃げ要求できる場合は結構な確率で撃ってきます。ドラゴ側からしてみれば、クロノスを撃たれたら負けですから仕方がないですよね。ドラゴのエネルギーは無くなってしまいますが、それでも撃つしかない場面は多いでしょう。そこをきっちりと咎めて行きましょう。まずはナンジャモで手札を大幅削減。そして前のドラゴVstarは放置しながらクロノス圏内に叩き込みます。
トライフロストを撃たれるときは2-3で取られている場合が多いので、手札1枚+各種特性で戦うことになります。レガシースターが残っている場合は無理ですが、残っていない場合はかなーーーり重い要求になるはずです。何よりもディアルガは草抵抗持ち。草オーガポンの3エネまんようしぐれでは、ディアルガに7枚以上エネルギーが付いていなければワンパンできません。ドラゴ対面は大抵6枚(280点出せる状態)までしかディアルガVstarにはエネルギーを付けないので、サブアタッカーでの突破も困難な状況。あとは1ターンかけてゆっくり立て直し、クロノスを決めて勝ちまで行けばOKです。
ナンジャモさえ撃っておけばドラゴ側が取れるアクションはほとんどありません。焦らず勝ちに行きましょう。
ちなみにメタルコーティング込みでの4エネディアルガVも3エネまんようしぐれを耐えてくれます。恐れずメタルコーティングして行きましょう。ちなみに私はこの手順で残りサイド6枚vs残り1枚からの逆転勝利を複数回決めています。レガシースターを既に消費していた、という共通点はありますがそれでも強力なプランであることに間違いはありません。覚えておきましょう。
総括としては、「普通にやってれば勝てるから、勝ち筋きっちり追って行け」
上手いレジドラゴに当たったことがないだけかもしれませんが、順当に行けば有利なはずなので焦らず行きましょう。
タケルライコ
たぶん五分?順当に回れば基本的にはディアルガ有利
勝つときは勝つ、負けるときは負ける。お互いの引き次第で勝率が上下する対面です。
勿論ライコも母数が多いと予想していたので、きっちり勝てるようにはしてあります。
基本に忠実に、盤面を組み上げて受ける方針です。理想の盤面構成はいつものやつ。サイドプランはやっぱり2-4。2ゲーム目以降は後攻を取ります。
ライコもドラゴ同様にクロノスの当て先には困りません。カウンタークロノスボスブラストで4枚取れる対面です。
序盤は前にサイド1を出していけるのが理想です。相手に1-2-2-2を強要できます。後手1ターン目でサイドを2枚取られてしまった場合がかなり面倒で、先攻2ターン目にサイドを2枚取るorサイドを1枚しか取られないようにする必要が出てきます。よくあるパターンとしては、輝くゲッコウガを犠牲にするorカウンターキャッチャー+3エネメタルブラストでイキリンコを吹き飛ばすの2通りです。メタング(ダンバル)を犠牲にする選択肢もあるのですが、輝くゲッコウガを出していた場合はそちらの方が価値が低いのでゲッコウガを犠牲にしましょう。ゲッコウガはいなくても勝てますが、メタルメーカーはいないと勝てません。明確に差があります。メタング2面+余ったダンバルまで行けている状況であればダンバルを犠牲にしましょう。盤面にエネルギーがある程度溜まってさえいれば、メタング2面でも勝ち切れます。
初動でイキリンコを使っていた場合、気合を入れるを撃ちつつイキリンコを倒してもらい、広くなったベンチを贅沢に使って勝ちに行くプランを取ることも多々あります。その場合、クロノス→呼び出しザマゼンタかたき討ちで呼び出し要求まで行けると大変強いです。そうそう決まるプランじゃないですが、やらなきゃいけない場面も多いので覚えておきましょう。
どちらかといえば、気合を入れるプランは初動でサイド1ポケモンを取られた場合に取ることが多い選択肢です。イキリンコを倒してもらってベンチ枠を空けつつ、確実にクロノスを決めに行きます。これが意外と強い。本来であればサイド2を取られるのは避けたい行為ではありますが、ベンチの邪魔なイキリンコを処理しつつ次に繋げられるのがこの構築だと本当に強い。カウンターキャッチャーとの兼ね合いで負けない程度にサイドを取ってもらいたいですからね。ちなみに後手1気合を入れるもクソ強いです。前イキリンコスタートした場合は積極的に狙いましょう。
総括としては、「意外と勝てるから、最後まで諦めるな」
ライコ対面は諦めたらそこで試合終了です(ガチ)
カースドボム型リザードン
なんだかんだ五分なんじゃない?
基本はボムが入る前のリザードンと同じです。丁寧にサイドを取っていきましょう。
ただボムが入ったことにより、ディアルガがかなり倒されやすくなっています。3枚目のサイドを取るまでは基本的にワンパンされなかったVSTARですらボム込みで容易に倒されてしまいます。そのため、常にディアルガを2面立てながら戦わなければなりません。ただボムを使ってこちらを倒すときも、なんだかんだサイドは進んでいます。ディアルガを倒してくる分にはそこまで問題ないとも言えます。ただ一番面倒なのがヨノワールでメタングを取られる動き。これを中盤にされるとディアルガの耐久計算はずれるわメタング減って反撃しにくくなるわサイド3枚持って行かれるわで大惨事になります。これはメタングを3面立てる+エネルギーを分散して付けることで多少は被害を軽減できるので、頭に入れておきましょう。
あと崩れたスタジアムが死ぬほどクリイティカルな場面が多々あるので、そこも頭に入れながらプレイできると最高ですね
ちなみになんですが、カウンターキャッチャー+1エネブラストでヨマワルを倒す動きが地味に強かったです。カウンターキャッチャーとプライムキャッチャーでサポートではない呼び出し札を3枚確保できているので、1枚は雑に切って相手のプランを崩しつつサイドを進めることに使用するとゲームの展開に余裕ができるのでオススメです。
ミライドン&トドロクツキ(高速デッキ)
たぶん五分(ややお祈り対面)
基本はライコと同じです。勝てるときは勝てるし、負けるときは負ける
イキリンコを使ってでも早期に盤面を構築し、荒らされても問題ないように構えましょう。
イキリンコを使わなくても盤面を展開できそうな場合は使わず展開し、キチキギスのためにベンチ枠を使いましょう
あとはカウンターキャッチャーを使いつつサイドを取り進め、クロノス4枚取りまで気合で辿り着きましょう
アタッカーを盤面に残したままターンを返すと、ナンジャモがかなり刺さりにくくなってしまいます。そのためナンジャモはあくまで保険程度に活用しつつ攻撃的にプレイすると押し切られにくい…気がします。
相手の要求はきっちり上げつつ、強気にプレイしていきましょう
カビゴン
お祈り対面
おはやし笛と野盗三姉妹を気合で避けましょう。
基本的にはディアルガとメタングを1ラインずつ立てることになります。メタングがいないとミミッキュを突破できないからですね。メタングを用意するのはミミッキュが見えてからでOK…なはず。普通にカビゴン対面が苦手なので、詳しく話せるほどの知識がないです。
イキリンコとゲッコウガ以外は全員殴って強いポケモンなので、その2種だけは気合でトラッシュに落としましょう。ハイボ→ハイボ→博士とかで落とし切るのが理想
え?先1おはやしイキリンコ?
知らん!!!!!!!!!!!!!
諦めろ!!!!!!!!!!!!!
WCS本番
正直、疲労でほとんど記憶がないですが覚えている部分を頼りに書きます
第1ラウンド:モモワロウex腐り餅リザードン ×〇〇
1ゲーム目はめっちゃ事故った。スタークロノスまで行く前にリタイアしました。
ただ相手の型がボムじゃなくて腐り餅採用型だと判明したので、プラン立ては楽になりました。
2ゲーム目は普通に勝った。特筆事項なし
そして運命の3ゲーム目、また事故った。でも勝つしかない
先攻1ターン目終了時点の盤面が手貼りダンバル単騎。しかもドロサポもボールも一切ねえ。どうしようもねえ。
しかし相手も手札が芳しくない様子だったので、メタングに進化させて大胆にプライムキャッチャーを使ってポッポをビームで突破。
そして奇跡の生還。次のターンもドロサポは引けませんでしたが、ボール類をサイド+トップから引けたので輝くゲッコウガからドローを進められるようになりました。そこからさらに盤面を広げるも結局ドロサポは引けず。仕方がないのでボスでポッポにビームを撃ちこむことに。
流石にリザードンが殴ってきましたが、メタングが倒されるだけで済みました。そしてようやくドロサポが引けたので本気の展開を開始。前のリザードンに2エネブラスト120を当ててクロノス圏内に入れました。
次のターン、相手はほとんど何もできずバーニングダークでエンド。
返しにクロノス+ボスロトムで勝ち!!!!ギリギリ初戦突破
第2ラウンド:アンフェアツキ 勝ち 〇〇
日本人の方がお相手でした。お互い「やりたくないね…日本人倒したくないね…」と言いながら試合開始
なんかこう…全体的にお相手の不運が重なって勝ちました。
イキリテイクで夜のタンカ2枚捨ててたり、ポケストップでオーリム大量に落ちたり…
試合終了後にTwitterを交換して、互いの健闘を祈って別れました。
第3ラウンド:カビゴン ××
お相手の外人ニキが「日本人と対戦するの初めてなんだよね!よろしく!」と気さくに挨拶してくれました。めっちゃいい人。
対戦中も終始爽やかな様子で、LO対面とは思えない程に対戦してて気持ちがよかったです。
それはそれとして夜盗プライムヒット+おはやしイキリンコと先1おはやしイキリンコはやりすぎだと思います。(2タテされた)
余談ですが、Twitterアカウントの発掘に成功したので無事FFになれました。嬉しい
第4ラウンド:サーナイト ×〇×
一番集中力がヤバかった試合。イキリテイクしたあとにナンジャモ撃ち忘れたことだけは覚えてるけど、それ以上は何も覚えてない。
この時点で2敗。疲労感もこの時が最大で、完全に終わったなと思っていました
第5ラウンド:レジドラゴ 〇〇
疲労困憊のお通夜ムードで迎えた5試合目。まさかの休憩ポイント。正直ちょっと安心しました。この疲労状況でも、十分勝てそうなデッキと対面したことに。
事前研究の甲斐あってか、簡単にとまでは行かなくても順当に勝つことができました。あんまり記憶がない。
第6ラウンド:タケルライコオーガポン ×〇〇
ここで踏んだか研究対象、まだほかのデッキよりは勝ちやすいです。
1本目は手札が嚙み合わずアグロが通ってしまい負け。致し方なし
2本目はダンバルを取られるところからスタート。サイド1を取られる分には特に問題ないのでOK。そこから2ターンかけてクロノス4枚取りを決めるも、盤面に後続のディアルガは用意できず、相手のサイドは残り1枚でこちらは2枚。デッキ内のリソースもすっからかん。万事休すか…
キチキギス前の、とりあえずネストボールで…
あっ、釣り竿デッキに残ってるじゃん。(サイド落ちしてると思ってた)
カウンターキャッチャー使えるじゃん。(サイドを1-2-2で取られてるため)
山の中にザマゼンタいるし、手札にエネ1枚あるし、山札残り7枚じゃん。
カウンターキャッチャーキチキギス、前のキチキギスに手貼りしてから博士で山札全部引きます。釣り竿で鋼エネ3枚返してメタルメーカーで全部付けます。かたき討ち220でキチキギス倒して勝ちで。
ミスを奇跡で回収した試合だった。
3本目は時間切れギリギリまで試合が続きました。試合の流れ自体は順調そのもの。引きが渋いお相手に対して、こちらはきっちり動けました。ライコに軽くブラストを当ててクロノス圏内に入れるところから試合が始まり、いつも通りクロノス4枚取りを決め、時間切れコール後にブラストで勝ち。
ギリギリの勝利。
第7ラウンド:ルギア 〇×〇
来ちゃったよお祈り対面。このタイミングで当たりたくなかった
1ゲーム目は相手の手札が良くなく、後手3アッセンブルスターのネオラントVのアクアリターンからスタート
返しにクロノスアーケオスブラストアーケオス。おわり
2ゲーム目はこちらの手札が終わり散らかしていたので後攻2ターン目で早々にリタイア。致し方なし
3ゲーム目は相手の手札が相当に悪かったようで、後手1後手2ともに風読みでエンド
先3クロノスルギアボスルギア。おわり
大味すぎる
第8ラウンド:イバラ単 〇××
2-2からここまで3連勝で繋げて5-2。ここで勝てばDay2進出
と思ったらまさかの抜き打ちデッキチェック。普通にびっくりした
その間にお相手から紳士協定の打診が。3ゲーム目の時間切れまでもつれ込んだら、サイド差で決着を付けようとのこと。断る理由もないので承諾。普通に英語力皆無すぎて理解するまで時間かかりました。ごめんね外人ニキ
余談なんですが、僕のデッキのカードってびっくりするくらい曲がってるんですよね ↓ 参考画像
https://x.com/hinatainari/status/1823379734149169663
デッキチェック通るのかちょっと不安でした。結果としては特に問題なかったんですけどもね。デッキのカード全てがこのレベルで曲がってると逆にセーフらしい。
10分ほど遅れてようやく始まった最終戦。1ゲーム目からブン回るディアルガ。一方お相手はディアルガへの対処にやや手こずっている様子で、ゲームプランがややブレているように見えました。これなら勝てる。
最終的にディアルガVSTARx2とメタングx4の最強盤面を組み上げ、最高火力で粉砕しました。
2ゲーム目はまあまあな滑り出し。こちらは輝くゲッコウガスタートでやや不穏だったものの、ドロサポは引けていたので事なきを得ます。一方お相手はロストシティでメタングをひたすらロストする戦術にシフトしました。普通に嫌。しかしそれにも限界があり、結局普通に殴り合う展開に。ダンバルで10点与えてクロノス圏内に入れたものの、220イバラを優先して当てられた結果無駄な策になったりと中々高度な試合展開に。
そして最終局面。サイド数は4-2、ディアルガVSTARを倒されたところでターンを迎えます。ドローしたのは博士の研究、盤面的はメタング1ダンバル2VSTAR1、メタルメーカー3ヒットでクロノスまで行けるっ状況。デッキに残っているカードから推察すると、博士7ドローでクロノスに行ける確率は50%といったところ。しかしここで、相手から指摘が飛んできます
「バトルポケモン出す前にドローしましたよね?(英語)」
やらかした。元々焦りやすい性格であることは自覚していたうえに、練習期間にメタルメーカーで5枚見てからプレイエラーには細心の注意を払っていたはずだった。疲労による注意力の低下、大舞台でのプレッシャー、勝てそうという焦り、慢心、それらがミスを招いた。
知らない方も多いと思うので、海外大会でのペナルティについて軽く解説しましょう。日本では警告で済まされるようなミスでも、海外大会では即刻サイドペナルティ2枚になるケースがいくつかある。そのうち1つがこの「バトルポケモン出す前にターンドローを行った」というミス。
当然ジャッジを呼ぶことになり、相手との認識に相違はなかったのでサイドペナルティ2枚が発行され、相手の勝ち判定になり試合終了となった。
迎えた3ゲーム目。結局のところ、ここで勝てれば全く問題はない。
清々しいまでに事故った。ドロサポを引けず、ロストシティ下でひたすらメタングを狩られる展開。やっとの思いで育てたディアルガも、致命傷になる前にきっちり倒してきました。あまりにも上手すぎる。こちらの引きの弱さに加え、相手のプレイングが完璧すぎる。全く歯が立たない。ディアルガというデッキはサポートとメタルメーカーで回すデッキ。サポートにアクセスできないと死ぬほど弱い。本来はサポートにアクセスするためにゲッコウガやキチキギスを活用するところだが、相手はイバラ単。何も使えない。1度事故ったら抜け出せない。
そして1度したミスは、意識すればするほど繰り返す。全く同じミスで、2度目のサイドペナルティを付与された。後のことは言うまでもないだろう。
終了後
最後の試合が終わった後、しばらくその場から動けませんでした。疲労、屈辱、何よりも悔しかった。デッキは良かった、運も良かった、ここまでのプレイも悪くなかった。ただ1手のミスで全てを台無しにしたという無念は想像を絶するものでした。悔しくて泣いたのはこの時が初めてでした。自らの精神の未熟さ、ここまで頭脳を武器に戦ってきた自分に立ちはだかった最後の壁が「経験不足」であったという無情さにやり場のない苛立ちも感じました。
間違いなく人生で最も悔しかった瞬間で、今でも思い出すと苦虫と諦念と無念が襲って来ます。
唯一の救いは、その場に寄り添ってくれる仲間がいたこと。飯に連れ出してくれる友人がいたこと。彼らには感謝してもし切れない。うきさん、かるび、ありがとう。
この恩は、必ず結果で返します。
振り返り
ミスを修正したいとき「〇〇しない」ではなく、「〇〇する」という形で自分に言い聞かせるのはとても優れた手法でした。
練習期間にメタルメーカーで5枚めくってしまったことがあったので「メタルメーカーは1枚ずつ数えて、ちゃんと4枚であると確認する」という風に自分に言い聞かせました。このおかげで、サポート等も含めて枚数に関するミスはWCS中1度もしませんでした。
今回最終戦でミスした直後は「ポケモンを出す前にドローしない」という風に意識してしまったことが原因で、同じミスを繰り返すことに繋がったのだと思います。某作品の有名なセリフとして「イメージするものは常に最強の自分」というのがありますが、マジでこれです。成功している像を思い浮かべるほうが良い結果を招きやすいと痛いほど実感しました。
今回の反省を活かして、来年のWCSの権利獲得へ向けて努力していこうと思います。
こんな悔しい負け方したまま終わってやるもんか、絶対また来てやるからな
おまけ(旅行記)
投げ銭区画にする予定だったWCS旅行記です。
出国まで
まずは新幹線で東京へ向かいます(写真なし)
スーツケース重い…普段長距離移動する時はリュック+肩掛けかばんのスタイルなので、お盆の混雑と慣れないスーツケースに振り回されて地味に疲れました
羽田でkkkkっか。言うてセントレアもでかいけどな。
海外渡航は今回が初めての私は、諸々の書類や搭乗手続きにやや苦戦。友人と2人でなんとか乗り切ります。ちなみに今回一緒に渡航した友人も海外は初めてで、私のWCS権利が確定したときに一緒にパスポート発行しました。10年来の付き合いではありますが、まさかこんな理由で2人旅することになるとは思ってませんでした。
小腹を満たすために松屋で1杯食べた後、保安検査場へ。当然これも初めての体験で、テレビでしか見たことないやつや…とか思ってました。
検査場通過後、水を1本買ったのちに無時搭乗完了。とりあえず第一関門突破といったところか
んで機内食。アテンダントさんとの会話がすでに英語で狼狽えましたが、普通においしかったです。
そして就寝
Day0
ハワイ着いたぞー!日本を出たのが15日の夜、着いたのは15日の朝。これがタイムリープか…
…なんて冗談を言ってはいるものの、入国審査への不安で心がいっぱいな私なのであった。こちとら高校の時の英語の成績2やぞ…
なんとかギリギリ入国審査を勢いで突破し、預けた荷物の回収にも無事成功。そして空港から既にWCS会場の空気感だ!テンション上がりまくりですわ
ところで、ハワイと言えば南国でなんとなく暑いイメージがありませんか?実際、日差しはめっちゃ強かったです。しかしながら、湿度が低く空気がカラッとしている上に風もかなり吹いていたので日本よりもかなり涼しく感じました。
「やっぱ名古屋の夏ってクソじゃね?」by友人&私
これが異国の街か…植生が全然違う。The南国って感じ
招待選手やジャッジさんが利用するホテルの周辺は完全にWCS仕様。
余談なんですけど、帰国前日(Day4)にこのボードが真っ二つに折られて運ばれてる姿を見てしまいました。物悲しいね…それスチロールでできてたんだね…
そして現地で初めて食べた食事がこちら。
でけぇ。とにかくでけぇ。写真だと分かりにくいけど、普通に口に入らないレベルででけえ。ちなみにお値段は20ドル(3000円弱)ほど。金額もでけえ。なんとか完食はしたものの、ガチでおなかいっぱいになりました。
その後はバッジ(通行証)を発行するため、先ほども通ったメインのホテルへ。
めっちゃ豪華!人が多い!そして無時に発行できました
一旦ホテルにウェルカムキットを置きに行ったあと、予約していたポケモンセンターへ。
めっちゃ待たされましたが、なんとか入場。
なーーーーーーんも売ってなかった…WCS系のサプライ買いたかったけど、何も買えなかった…
かろうじてぬいぐるみは買えたけれども。
この日の夜は昼のクソデカ肉サンドが腹に溜まっていたので、日本から持ち込んだものを軽く食べただけで済ませました
そして22時くらいに就寝
Day1
会場がクソ豪華。JCSのときもこんな感じだったことを考えると、JCSは相当気合入った会場だったんだなと
そして開会式を見まして
(中略)
夜はホテルの近くの広場にフードトラックがたくさん集まっていたので、いい感じの肉サンドを買って、友人とホテルで食べました。(写真撮り忘れ)
ついでに頼んだサイドメニューのエッグロールを友人と僕に肉サンドの中に半分ずつ入れといてくれたの普通にありがたかった。Day0で食べたやつはThe肉って感じのシンプルな味付けがひたすら続く感じだったんですが、こっちはエッグロールのおかげもあってか単調な味っていう感想にはならなかったですね。なによりパンの焼き方がしぬほど好みだった。表面パリッと焼いてくれつつも、内側の水分は飛んでないから柔らかい感じ。マジでうまかったです
Day2
サイドイベントを回るべく、会場へ。Day1は試合で忙しくて見れなかった展示も見て回ることにしました。
サイドイベントの結果は、2回参加してどちらも全勝+最終戦のみIDという中々に上首尾な結果。最終試合で負けると目に見えて報酬量が落ちるので、IDして優勝分の報酬を山分けするのが定石なんだとか。という訳で20ドル払ってエリートトレーナーズボックス3個分くらいのポイントをゲット。エリトレが定価5000円くらいなので、3000円払って15000円相当になった。爆アド
ポイントはある程度友人に渡す約束になっていたので、手元に残ったのはエリトレ2個分くらいでしたがそれでも十分。ダブルデッキケース2個にスリーブ1個と、なんとなく欲しくなったイーブイのフィギュアを交換しました。
夜はアメリカらしく街のピザ屋でテイクアウト。(写真撮り忘れ)
成人男性3人がホテルの部屋でピザ食いながら談笑してました。楽しかった
でもMサイズ3枚買ったのはアホだったね。普通に残ったよね。次の日の朝飯になりました
Day3
この日はヌさん(@kenukenu3desu)にハワイのカードショップへ連れて行って貰いました。
ストレージから英語版のカードをいくつか購入したり、英語版のパックを買ったりしました。自力では絶対行けなかったと思うので、ヌさんには感謝ですね
メイン会場に戻った後、再びうきさんと合流し閉会式へ。
閉会式が始まる前に最終順位が発表されたので、うきさんと2人で確認してました。
そして閉会式へ
この映像を現地で見れたの最高すぎる…マジで楽しかったよWCS
結果こそ残念だったけど、本当に来て良かった
来年もまた3人で来ようと誓い、ボードの前で記念撮影しました(写真省略)
夕飯は3人でレストランへ。
外食した中で一番量が少なかったのがこれってマジ?
それでも結構なボリュームでした。
Day4
大会予備日だった日です。大会が何事もなく終わったので普通に観光しました。
といっても私は特に行きたい場所がなかったので、行先は友人に丸投げしました
ヌさんの忘れ物を回収するなどしてから、お買い物タイムへ。お土産求めてショッピングモールへ(写真なし)
ショッピングモールのエスカレーターがめっちゃガッガッガッガッガって言いながらクッソ揺れながら動いてて、海外を感じました(雑)
定番どころのお土産を一通り購入し、ホテルへ帰還したところ、ホテルのロビーでポケカをやってる集団を発見。絡みに行くことに。
そしたらまさかの知ってる人でした。WCSへ向けての練習のために出た自主大会で、お父さん撃破→息子さん(WCS出場者)撃破のダブルヒットを決めた親子と再会!
異国の地でまさかのリベンジマッチ発生。
かなりギリギリだったものの、何とか勝利。冷静な息子さんに対してお父さんのテンションがめっちゃ高くて面白かったです。いい勝負でした、またやりましょう。
親子と別れて部屋に戻ると、めっちゃ眠そうな友人がいました。
それもそのはず。中々な距離を歩いたので、二人とも疲労困憊。ちなみに、この記事書きながらざっくり計測したところ10kmくらい歩いてました。歩きすぎです
外にご飯を買いに行く気力もなかったので、日本から持ってきたご飯とカレーを備え付けの湯沸かしポットを使って無理やり温めて食べました。
明日の昼にはハワイともお別れです。短かったような、長かったような。本当に楽しい旅でした
最終日
軽く朝食を済ませ、荷物を旅行会社の方に預けに行きます。
最終日の天候は快晴。滞在中に雨に降られたのは1回だけでした。Day3は若干雨っぽかったかも?でも降られはしなかったね
気圧で体調がめっちゃ変わる私にとって、天候が安定しているという点でハワイはとても過ごしやすかったです。マジで過ごしやすかったよ
空港へ移動したのち、昼食を摂ります。
最後の食事は王道、バーガーキング(アメリカサイズ)
でかい。写真だと伝わりにくいけどマジででかい。普通サイズでも日本のノーマルマクドナルド2個分くらいある。普通におなか一杯になりました。
のちに、この選択を激しく後悔することになる2人なのであった…
そして搭乗手続きも終わり、いよいよハワイを離れることに。なんだか名残惜しい。ハワイ、いい土地でした。
日本に着くのは夕方17時くらい。ハワイを発ったのが14時くらいだったはずなので、一日が29時間あるってことになりますね。激しい矛盾を感じる
日本までの8時間、ずっと起きてるのもアレなので早々に寝る体制に入る2人。
…そこまでは良かったんだけど、ここからがメインなんだよね。
うん。2時間くらいしたら普通に機内食出てきたんよな。
国際線についてほとんど知らない2人はまんまと罠にハマった訳ですな。
バーキンはプレミじゃったか…
まあ普通に完食したんですけどね(ガチで苦しかったけど)
今度こそ体を休めるとしましょう。
~4時間後~
時差ぼけ直しの軽食来たわ。
そう、この男たちは8時間で3回も食事をとる羽目になったのだ。
バカである。みんなは気を付けようね。
そんなこんなで、無時羽田に帰ってきました。
入国審査、荷物の受け取り、モバイルwifiの返却を済ませ、名古屋へ帰るために品川へ向かいます。
東京の帰宅ラッシュに飲まれながら移動していると、いきなり雨がしぬほど降ってきました。どうせ夕立やろ。すぐ止むやろ。
…と思っていたんですが、なんと新幹線止まってました。
どうしたものかと思いながらも、とりあえずお土産を渡す約束をしていた関東在住の友人を待ちながら次の手を考えることに。
最終手段として東京近辺でもう1泊することも検討しましたが、そうこうしているうちに新幹線が運転を再開。
となれば、あとはどの便の切符を取るか。みどりの窓口の人に軽く質問しながら、名古屋行き最終の便を選択。大抵こういうのは最終便に近づくほど遅れ幅が小さくなるもんだ。
立って待つのも疲れるので、飲食店で軽く酒を飲みながら待ちます。
このあとなんとか名古屋にたどり着き、自宅まで無事に帰れました。日付は当然変わってたけどね…着いたの2時とかだった気がする
以上、ハワイ旅行記でした。
あとがき
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
あとがき部分だけ投稿直前に書き直してます。
まーーーーーーーーーじで投稿遅れてすみませんでした。
てっきりもうアップしたものだと…シャッフルマスターのレビュー書こうと思ったときに気が付きました。
だらだら書き続けても仕方がないので、サクっと締めちゃいましょう。
いつかまた、世界大会へ行けることを夢見て。
スギウラタクミでした。