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【えのぐ #雲外蒼天 】だからえのぐを見に行く

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりぶりです。日向キタローです。あけおめ、ことよろ。

※ここからは個人の感想が始まります。


・”12月29日”ということ

というわけでですね、今回は2021年は12月29日(水)に開催された『enogu one-man Live 2021 Winter -雲外蒼天-』のお話をば。時間経ちました。年明けちゃったよ。


年の瀬、2021年12月29日、開場はKT Zepp Yokohama。壱章・弐章の二部形式。現地&配信(しかも全編無料)でございました。自分は両部とも現地でした、2階席です。そして生バンド。

見やすい

12月29日という日付は、まあ個人的にはちょっとばかり特別な日付ではあると思います。というのも、この一年前、2020年の同じ12月29日という同じ日付に初めて「えのぐのライブ」を見たからですね。
”初めて”と言ってもフェスやらなんやらでたまに拝見してはいましが、それこそINSPIXというスマホで見れるVR配信アプリのお試しで1曲丸々のパフォーマンスを見たりだとか、ただまあ”えのぐのライブ”としては見たことがなかったんですよ、そう「2020年の12月29日」までは。詳細の話はここではしないので死ぬほど気になってたまらない!夜も寝られないぜ!って方は過去に書いた感想を読んでいただければと思います。


そんなこんなで1年前”えのぐ”というアイドルを知って、多少なりとも惹かれ、この2021年結構えのぐのライブを見に行きました。ハマっちゃったんだからまあしょうがない。2021年もなかなかにライブ(しかもリアル開催)が多かったようなイメージで、なおさら”えのぐを知る”という点においてはいい機会だったのかなと思っています。

言うなれば「えのぐ強化の1年」だったわけですね。

さてさて感想をば。全曲は触れません、大変だし、ライブって記憶飛ぶし。



・個人を”魅せる”ということ


では壱章から。

個人的には壱章は「この1年で培った”個人”」を見せるような感じかな~と。

というかですね、「〇〇エディションです!」って言ってサビを丸々その個人に歌わせるって正気?いくら合いの手やAメロBメロを他のメンバーと一緒に歌ってると言っても1サビ・2サビ・ラスサビを1人に任せるか?どれだけ「その子がやる」という意思、「この子なら出来る」っていう信頼があるかって話ですよね。やれるだけのスキルと意思、こいつならやれると思って託す信頼がなければこんなセット組みませんよ。

もちろん、個々人のパフォーマンス力の高さと向上心はこの1年間見てきてなんとなくは把握しているつもりですけど、さすがにここまでやるとは思わなんだ。

ひなおさんは生バンのしかもアレンジかかった『Armor Break』の間奏部分に負けないソロでのダンスをぶちかますし、夏目さんは声質にあった少し艶のある声で主張したかと思ったら、ボイスパーカッションでドラムとセッションし出すし、白藤さんはいつも通りのパッション全開で歌ってたと思ったら環エディションの落ち着いた音に合わせてサビを熱もあるのにしっとりと歌い上げるし、鈴木さんは終始芯のある歌声でずっとこちらを惹きつけてくるし、もう、なに?????

何?????知り合いと連番(と言っても1つ飛びですけど)だったんですけど、終わったあとに歩きながら「何???アホ(これは褒めてます)なんですかね????」って言い合ってました。

1年通して多少はえのぐを見てきましたが、こうして個人の力量を信頼して、それを武器にこちらをぶん殴ってくるとは思ってませんでした。いや、さすがに想像しないでしょ…。

これに加えて壱章の段階で、新曲を2曲突っ込んできて、なおかつ既存曲のパフォーマンスも上げてくるって、ずっと同じラインのパフォーマンスをするわけにはいかないとは思いますけど、だとしてもそれを毎回更新して、ああして客に投げつけてくるのはすごいと思うんですよね。素人の感想になりますが。

新曲も新曲でゴリッゴリのアイドルソングやまた違う激しめの曲を提示してきていて、この人らの表現の幅はどうなっとるんや?って思いました。演る側の曲に適応してそれを咀嚼して提示するのもすごいんですけど、演る側に「これいこうか」ってまた表現をしてもらうっていう選択をする運営さんもすごいですよね。これに関しては培った関係性とか時間の上での信頼なんだろうな~って思います。自分にはうかがい知れませんが。

壱章だけでもめちゃくちゃ満足してましたね。


・”これまで”を使って、”これから”も見せるということ


そして弐章ですね。

壱章の時点でかーなーり満足していましたが、まあその満足感をさらに追加してくれるんですよね、この子ら。

壱章もそうなんですけど、今まで費やしてきたことを全部この日のこのステージにぶつけるを地で行って、ずっとパフォーマンスで魅了してくるんですよね。そんなもん喰らって真顔でいるような人間じゃないし、好きならない人間ではないタイプなので好きになっちゃう。軽率に好きにならないぞっていう斜に構えてる部分あるんですけど、それを突き破ってくる。

壱章でも「表現の幅」って言ったんですけど、弐章でもいかんなく発揮されていて、それがひときわ見えたのがアコースティックパートなんですよね。

アコースティックって本人たちもMCで言っていたように、いつもの曲をテンポ落として振りもほぼなしでやらないといけないから大変だと思うんですよ。ゆったりした曲の方が歌う時の表現難しいなんてことも聞いたり聞かなかったりしますし。原曲ももちろんそうなんだろうけど、歌詞のワンフレーズワンフレーズにしっかり情感を込めて、心を届けるっていう感覚が伝わってきて、いつものパフォーマンスと違った色があったように感じました。

アコースティックアレンジ、それだけでアルバム作ってくれ。頼む。お願いです。

で、なんですけど、諸々すっ飛ばしてしまってすいませんが、最後のアンコールの時の新曲の『燈し火』ですよね。

MCでの言葉とかでの、ある意味伏線がありつつ、一緒に歩んできたファンのえのぐみの応援とかを灯火に見立てて、自分たちの軌跡にも、これから歩んでいく道を照らす道標にも取れる歌をここで出してくるってすごいと思います。

諸事情で「一緒に歩んできてくれてありがとう」っていう趣旨の言葉に弱いんですよね。これは自分に限った話であるんですけど、他の場所でも同じような言葉・歌詞を受け取ったことがあるんですよね、そのときも自分は素直に受け取れなくて、今回もそうでした。その前例も今回も、自分は”初めから見ていた”人間ではないんですよ。演者側や他のファンが「見始めた年数は関係ないんですよ」って言っても、それがあるんですよね。自分はずっと後ろから背中を追う側だと。まあだとしても、凹んだりはしませんけども。

でもだからこそ、「一緒に歩んできてくれてありがとう」っていう言葉は心に来るんですよね。歌詞読むのが楽しみですよね。言葉に当てられた文字とか、読むの楽しみ。

名前のない1つの明かりでいいので、自分もその道を照らす灯火にはなりたいなと思いました。隅っこでいいっす。はい。



・だから”えのぐ”を好きだということ


はい!総括!的なやつ。

両部通して楽しかったです!

だけでは終わらず、さっきも言いましたが、えのぐのライブって「今日この日までの全部を使って、今この時を作ります!」っていうのを地で行く感じがするんですよね。しかもそれが「私の全部です!」じゃなくて「私の”今”出せる全部です!」なんですよね。まだまだ”今”に満足…というか納得せずに、明日は、これからは、次のライブは、もっと、もっと!って感じがスッゴイする。

「今出せる全力全開の限界はこれです!でも次には限界をもっと伸ばします!」っていう感じ。

それって、多分、世界一のVRアイドルになるっていう目標もあるんだろうなとは思いますが、一見そんな無謀とも取れる挑戦をここまでずっと折れずに続けていたからなんだろうなって。正直素人から見たら「ようやるわ…」って思うところも少なからずはあったりはします。呆れとかじゃなくて、もはや羨望ですが。

えのぐを見ていれば自分が見たことなかった景色が見れそうって言うのが自分の”えのぐというアイドル”を見ていこうかなって思った理由です。それを1年かけて実感しました。時間かかったね~~。

確かにジャンルで言えばえのぐは「VRアイドル」だし、技術的なものを見たり一見すると「VRアイドル」なんですけど、自分にとっては「アイドル」なんですよね。ドル現場あんまり知らない、2次ドルいっぱい見てるオタクが何をのたまうかって感じなんですけど。多少は”アイドル像”があって、それに沿って考えるとえのぐはちゃんと「アイドル」なんですよ。

自分はバーチャルだろうが、リアルだろうが、2次元だろうが、アイドルってやつが好きらしいです。

人生を彩る光だし、しんどい時に照らしてくれる光だと思います。
それこそ人生にとっての灯火の1つですよね。

「えのぐのライブは見たらきっと好きになる」ってよく聞きますが、実際その通りだと思います。

今回の公演、両部ともYouTubeで無料配信してるので見ましょう。


3月にライブもあります。なにを思ったか知りませんが「お試し」っていってステージから遠いけど金額設定が低い意味でのおかしい金額でライブ見れます。自分は見た時桁間違えたかなって思いました。


これからも楽しみですね。

以上。

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