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<映画>去年マリエンバードで・・・。
映画のレビュー書こうと思っている間に、
また次の映画、
そして次の映画と見てしまうとすっかり忘れてしまう。
すごい感動したのに、とか、
いい台詞やったなーと思って、
記憶していたはずなのにすっかり忘れてる。
(探偵ナイトスクープも、毎週見ているのに先週の依頼など覚えていないのと同じように・・・。同じなのか?w)
だから、最近見たばかりの映画を早速ご紹介します。
「去年マリエンバードで」という、フランスとイタリアの合作の映画で
日本公開は、1964年ということなので、
なんと今から56年前ということになります。
その映画が4Kリマスター版という、
画像を最新技術で、
劣化した部分も色褪せも補正して、
ごっつええ感じにしてますよ!という、
とにかく過去の作品よりも映像が鮮明で
美しい画質で見れるのです。
大昔と言ってはなんですが、
昔の作品を見るのは、
根気と忍耐力が必要なわけで、
ましてや画質が荒いと観る自信をなくしてしまうのですが、
こちらは只今上映中でして、
どこかのシネリーブル系の映画館でやっているはずです。
だからと言って、
安易にオススメはしません。w
隣の席でぐっすり眠るおじさんに
横であくびが止まらないご婦人。
何度も席を立つ若人。
そう、これはいかにも、
おフランス・ザマス映画なのです。
ザマス映画はとにかく、
くどい、しつこい、めんどくさいの
3拍子が揃いながらも人気があるのはやはり
それを上回る魅力があるということなのでしょうか。
ブルジョアな(死語?)改め、
ブルジョアジーな生活を送る人々の憂鬱を
愛だの、恋だの、大人の情事だの・・・。
というエッセンスでコーティングされ、
「真実の愛とは?」「究極の愛とは?」
など、語りたくなるような質ではない私も、
一応はその感じに乗りまっせと言わんばかりに、
スクリーンの前の席に鎮座した。
呪文の様な朗読が、
いつから始まったのか忘れさせられる
ほど何度も繰り返されていた。
時間の経過と空間の錯覚が混乱を起こす。
間違いなくあの時、
私はトランス状態になっていたと思う。
不思議な感覚が心地良く、
どんどん惹きこまれていくのがわかった。
映画史上、最も難解・最も解釈がなされた映画と
言われてきたらしいのですが、
ある意味、捉え方が自由であり、
いくらでも妄想を掻き立てられ、
想像を超えていく想像が映画を観終わった後
今尚、ずっと続いている。
なんだか、随分久しぶりに、
達成感を味わった様な気がするな・・・。
がんばって観て良かった(*´-`)
、
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