「坂道シリーズのMVのYouTube公開」について。
久しぶりのnote投稿になります。今回は、「坂道シリーズのMVのYouTube公開について」ということについて書いていきます。
この記事を書こうと思ったきっかけは、日向坂46のけやき坂46時代のフルサイズMVの取り扱いが変化したことに気づいたからです。
事の発端は3月19日。日向坂46の公式YouTubeチャンネルにて、けやき坂46時代の6作品のフルサイズのMVが公開されました。但しこの時点では、「4月30日18時まで」の期間限定公開だということが記されていました。
しかし、公開終了を前にした4月29日頃、突如として動画タイトルや概要欄から「期間限定公開」の文字が削除されたようです。そして、予定の公開期間が過ぎた今日も6作品全てフルサイズ公開が続いています。従来は坂道グループのMVは「表題曲MVは無期限フルサイズ公開、カップリング曲MVはCD発売後はショートバージョン化」ということが決まっていましたが、この件でその方針に変化があったことが推測されます。
ここで他の坂道グループにも目を向けてみます。
乃木坂46
乃木坂46は、2019年9月発売の「夜明けまで強がらなくてもいい」まではCD発売後のカップリング曲のショートバージョン化が行われていましたが、2020年3月発売の「しあわせの保護色」以降はカップリング曲MVもフルサイズ公開が続けられています。この措置のおかげで、4期生曲「I see…」MVの再生数が表題曲「しあわせの保護色」MVのそれを追い越すという現象が起こって話題になりました。
櫻坂46
櫻坂46は欅坂46時代の2019年2月発売の「黒い羊」まではCD発売後のカップリング曲MVのショートバージョン化が行われていましたが、2020年12月発売の「Nobody's fault」以降はカップリング曲MVもフルサイズ公開が続いています。
日向坂46
我らが日向坂46は2020年2月発売の「ソンナコトナイヨ」まではカップリング曲のMVは漏れなくショートバージョン化が行われていました。しかし、他の坂道の例やけやき坂46時代のMVのフルサイズ公開の継続を見るに、「君しか勝たん」以降のカップリング曲MVは、フルサイズ公開の無期限継続が期待できます!
「君しか勝たん」はカップリング曲のうち4曲にMVがあることが発表されており、このうち「声の足跡」のMVが5月5日に解禁されることになっています。
残りの3曲のMVについても順次公開されていくと思いますが、これらも恐らく無期限でフルサイズ公開が継続されるでしょう。
方針転換の理由とは?
方針転換の始まりである乃木坂46「しあわせの保護色」の発売直後にはこのようなお知らせが掲載されました。
これによると、坂道運営は従来は「カップリング曲は全国握手会でのパフォーマンスを通して楽しんでほしい」という狙いからCD発売後にMVのショートバージョンへの差し替えを行っていたようです。このお知らせを掲載した当初は「しあわせの保護色」だけの特例措置だったでしょうが、「メンバーのパフォーマンスをミュージックビデオを通して多くの人に楽しんでほしいという思い」から、これ以降に発売された乃木坂46や櫻坂46のカップリング曲にも同様の措置が適用されたのだと思いますし、それは恐らく日向坂46にも適用されるでしょう。
私の感想としては、運営は気づくのが遅すぎる!!!と言いたいです。カップリング曲のMVにも良曲は沢山ある(日向坂46「青春の馬」が代表例)のに、ショートバージョンに差し替えるのはとても残念だと感じていたので、この方針転換は大歓迎ですが、もっと早く行ってほしかったです。また、この方針は日向坂46「ソンナコトナイヨ」以前のカップリング曲MVには適用されないのが今でも残念です。つまり、既にショートバージョンに差し替えられたものが再びフルサイズになることはないのです。その点については頭の固い運営だなと思います。
定着するのか?プレミア公開
もう一つ、坂道運営が始めた新企画として、MVのプレミア公開が挙げられます。プレミア公開とは、予め設定された日時になると自動的に動画が再生されるYouTubeの機能のことです。裏を返せば、その日時が到来する前は動画を見ることは出来ません。プレミア公開中はチャット欄とコメント欄にコメントを書き込むことが出来ます。プレミア公開が終了した後は普通の動画と同じになるので、いつでも観ることが出来ますし、コメント欄にコメントを書き込むこともできます。
3月23日に公開された櫻坂46の2ndシングル収録曲「偶然の答え」でプレミア公開が導入され、それはもう一つのカップリング曲「思ったよりも寂しくない」でも同様でした。
この流れは櫻坂46に限らず、日向坂46の「君しか勝たん」と「声の足跡」にも適用されたので、恐らく今後の坂道シリーズのMVはプレミア公開が主流になるのだと思います。
これも良い試みだと思います。皆でMVの初解禁の時間を共有し、更にチャットで一喜一憂できることはとても楽しいですし、コロナ禍でファン同士の交流が難しくなっているこの状況下では貴重な経験になると思います。いつのまにかヌルッとMVがYouTubeにアップロードされているよりは断然楽しめますし。
終わりに
今回は、日向坂46に限らず乃木坂46と櫻坂46も含めた坂道シリーズのMVの公開方針や公開方法の変化について考えてみました。ファンにもっと楽しんでもらえるような形に変えていっていることは良い事だと思いますし、今後も坂道にはYouTubeに力を入れてほしいと思います。MVの掲載に留まらず、日向坂46の「ひなリハ」のようなYouTube限定コンテンツの充実等にも期待しています。