
写真日記、早咲きの梅

池上梅園に行ってきた
ぜんぜんヒトケがない
梅もまだまだ咲いていない
早咲きの梅が、2、3本

写真が飽和してくる時がある
気持ちなのか、なんなのかわからない、
そんな時、写真はいつも
気の抜けたサイダーみたいになる
「撮りすぎたんだろうな」と思う

絵も写真もずっと続けていきたい
ずっと続けていきたいものは
すこしコツがいる
長くやるとそれだけ表の皮がはがれて落ちる

あと、ひとのそうしたものを
見る目も変わってくるようだ
「この人は真摯だ」と思う人
己のインクを持つ人が好きだ
いままでも、「ひととなり」は
見て受け取っていて、ただあいまいで
つながらなかった
それが具体的になってくる感じ

写真も、絵も、ひととなりが出てくる

己の声で話ができない時代は哀しいものがある
たとえ下手をうとうと
己のインクを使うことを、培うことを望み
イージーな「褒められる道」を
選択しない人が、未来も、たくさんいるといいなと思う