電脳虚構#14 | ザッピング・ルーム(下)
Chapter.4 シェア・ホスピタル からの続き
Chapter.5 暴露
彼女は以前、この「シェア・ホスピタル」チームのチーフプログラマーだった。
もともとは彼女の提案からスタートした社運をかけたこの計画。
「天才」と言われる彼女はいつでもクレバーで最高の仕事仲間だった。
才色兼備、女性としても魅力があり「相棒」からいつしかそういう関係にもなってしまう。
その噂が社内に広まり彼女はこのチームを、会社を追いやられしまった。
僕は彼女を庇わなかった、自分の地位を失うこ