思い出と呪い-191103
有給とってお休み。
色々お出かけメインなので早速書けないかもと思い始め、とりあえず今日の分を消化~
家の近くに、味は良いのにいつでもガラガラの居酒屋があった。
店員の愛想もいいし値段も安いし、なぜこんなにガラガラなのか…金持ちの道楽で続けてるのか…なんて、恋人未満だったヤツと話していたあの店。
一昨日くらいに見たらなくなっていた。新しい店になるらしく、「NEW OPEN」の紙が煌々と照らされていた。
思い出と呪いの境目ってなんだろうとたまに考える。
あの時楽しかった✕✕…はふとしたきっかけで呪いのようにこびりついて吐き気の原因になるけど、呪いの反対は思い出ではなく無関心。
いつも通りに通り過ぎることができるようになるまでは少し時間がかかる時もある。
元彼との「呪い」は一部は解け、一部はまだ残っている。
ただ楽しく出かけただけの場所は普通に「思い出」になれたけど彼の優しさに触れた場所は「呪い」になる気がしていて、まだ実家近辺に近寄るだけで吐き気がするのがその証拠。
幸せにならないと実家近辺には戻れないなと思ってるしまぁそもそも一人暮らし好きだから、都内に実家があるのに一人暮らしをしているわけだ。
前述の居酒屋は私にとって「呪い」の一部だった。
道を歩く時に自分が車道側に出てくれたのもコンビニの荷物を持ってくれたのも泣かせてくれたのも感謝してるけど、ヤツとの出来事の大半は未だに呪いである。
恋人未満という都合のいい言葉にまとめられた関係の代償なのかもしれない。
恋人未満だったヤツと2度ほど酒を飲んだ店。すでに酔っ払ってるヤツを迎えに行く駅までの道にある居酒屋。
ヤツと疎遠になってから通る度にちょっとモヤモヤさせられていた場所だったから、なくなった時は少し安心してしまった。
もうあの出来事は思い出さずに済む、と。
でも当分はあの店が作り替えられるのを見ながら出来事を反芻することになる。
新しい店になる頃には「無関心」になれてるかな。もしくは、「思い出」として昇華して新しい店に通えるのかな。
こういうのは塗り替えるのが早いってわかってるのではやく恋人がほしいです。
おわり。
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