公演前インタビュー!(4)平元啓編
※ネタバレの可能性あり!※
カラスミカ企画「うつくしくきれいなわたしたちのくに」関係者インタビュー!
第四弾は、滝口康介役・平元啓です!
START!
(1) 貴方の名前は?
平元 啓
(2) 稽古場ではなんて呼ばれてる?
けいくん、時々、ひらもとけい
(3) 貴方とカラスミカ企画・ヒナタアコにはどんな繋がりがありますか?
直感で言葉に惹かれて僕はカラスミカ企画の観客として出会いました。
今はなんだろ、半分ずつの理解者みたいな。
(4) ヒナタアコってどんな人?
脆くて脆くておもろくて、強い人。
あと、ありきたりだけどでもやっぱり僕は”言葉が好き”なんです。月並みでも陳腐でも、僕にとってこれは琥珀色の言葉で。神聖視したくないし、言葉のままで扱っていたくて。昔から形容方法が変だと笑われる事が多かったんです。けど、ヒナタアコの脚本にはその、僕にとって好きな言葉が結構あるんです。それが、僕にとっても、”うつくしくきれいな”わたしたちのくに です。
(5) 今作での役名を教えてください。どんな役ですか?
滝口 康介
普通の男性なんだなって思いました。気遣いもそれなり、抜けてるとこもあるけど、憎めない奴だなぁって。
(6) その役に決まった時、どう思った?
真逆の生き方をしてる人だなぁって。あと、男は僕しかいないから、そうだろうなって。笑
(7) その役の好きなところ、嫌いなところを教えてください
嘘がつけないところが好き。嘘をついてあげられないところが嫌い。
(8) 他のキャストが演じる役では、どの人のどの役が好きですか? 理由も教えてください!
みんな好きだけど、やっぱり杏奈ちゃんかなぁ。自分の言葉にしていく感じがして、見てて楽しい。
(9) 今作を3つの単語で表すなら?
逃避
渇望
投影
(10) 意気込み・見てる人へメッセージをどうぞ!
事実は小説より奇なりって言うじゃないですか。この物語が、虚構のままで終わらない事を願って”息をして”立って、観ます。
どうか、最後まで一緒に観てください。
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啓くんとの出会いは本当に「偶然」の一言。出会いは全部偶然かもしれないけど、それでも。
前回のカラスミカ企画を観に来てくれて、バーって話して、すぐに意気投合して。君は「同じ何か」なんだよな。
私がここに戻ってくることを、少し遠くから待ち続けてくれていた人の一人です。
啓くんは一貫して「ヒナタアコの本が好きだからヒナタアコの本に出たい」と言い続けてくれている稀有な人。
その言葉は、脚本に全く自信のなかった私を救ってくれた言葉でもあって、今でも大事にしています。
でもね「アコちゃんの本には僕にとって好きな言葉が結構ある」と言われて、嗚呼私も少しは君を救えたのかな、なんて思ったんだよ。
平元啓という俳優を一言で表すなら「異質」だと思う。それくらい、何かが違う。
何が違うかはうまく言えないけど、この「違う」に顔合わせで気が付かなかったら危なかったかもしれない、色々。
そんな彼も今回は色々チャレンジしてくれているみたいで、私は単純に嬉しいです。なんか。
滝口康介は、核が核であり続けるための敵で、普通の人です。演劇をやっていない男性。ノーマルな生き物。
そして、私にとって確実に救いだったある人がモデルの、私ではない何かです。だから君の役なの。
でもさ、人って結局それぞれトラウマとかズレを抱えて生きているなって思うんだよ。それがまた愛おしいんだよね。
その愛おしさが伝わるといいなーって思っています。
明日、わかなちゃんと私のインタビューを公開します!
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