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「Opus Postumus 69」関係者について書いてみるなど

日付変わりまして、本日小屋入り日です。
楽しかった期間が終わって、いよいよ…ワクワクもするし、寂しさもあるし、複雑ですね。
ヒナタアコです。

今更ではありますが、今回の出演者さんなどについて、少し書いていこうかなぁと思うなど。
順不同。思いついた人から書いていこうと思います。

内藤羊吉 さん

今回「件」でご一緒することになった内藤さん。
前作「たとえばカノン(略称)」にて、うちの子・杏奈ちゃんの相手役をされていたのですが、先日、そるてぃの配信公演で拝見していたことが分かりました。
びっくりしちゃった!

個人的には声が好きです。いい響きの声をしている。
がなりを入れても耳に障らないというのは凄いことだ。

稽古しての印象は、こっちのオーダーに対しての反応が速い人。稽古しててすごく楽だなぁと思っていました。
すごく勘が鋭い!し、想定をするっと超えたアウトプットをくれる。
だから、最低限託せば完成しちゃう。素晴らしい。

んで、この人はまじで、隠れ暴走列車だなぁって思います。
外見の穏やかさとかに反したやばさ!ちゃんとあたまおかしい人!
あ、めちゃくちゃ褒めてますからね!(本当か?)
気を抜くと変なことし続けそうなので、調整必須です。笑

今回、候補の役が2役あったんですよ。
現石原くんの役にするかも悩んだんです。
でも、台本一行目より前に色々くっつけたアクトは、絶対この人じゃないとやってもらおうってならなかったと思う。
いい意味の泥臭さを見せてくれるし、器の広さを見せてくれます。
ただまぁ、あっちの役でも観てみたかったなぁ…なんて。
小屋入りの隙間でやってもらおうかな、時間ないかなぁ…

内藤さん…少しでも楽しんでやってくれてただろうか。
ちょっと気になるなどしてしまう今日この頃です。


松本真菜実 さん

今回、作品でご一緒する機会はなかったまなさん。
私はそるてぃさんで拝見させてもらっていたんですが、今振り返ると、まめ芝。とかでちゃんとすれ違ってて!
あぁ、人って本当にタイミングだなぁって思うなどしました。
(最近Twitterで相互フォローになりました)

全作品の稽古が始まったばかりのタイミングで、夕方入りした私の担当作品の稽古をまなさんが観て行ってくれたことがありました。
それが純粋に嬉しかったな~って、ふと思い出すなど。
なんか、そるてぃの人なんだなって。
のこちゃんのことも、石原くんのことも、私が知ってるよりずっと前から理解している人が、こうやって見守ろうとしてくれるのが、有難かった。
あの時の通しだって、絶対面白かったけど、今より面白くしてやるって気合いを入れ直すきっかけでした。

作品のことに触れるなら、ばちくそ面白シーンが一個あります。
私がきっかけを作りました( ・´ー・`)ドヤァ
いや、それをやりこなしてくれるまなさんが凄いんだけどね。

「Opus Postumus」の稽古を見させてもらった時、割と好き勝手言わせていただいたんですが、それをうんうんと聞いてくれて、反映させてくれて、すごく嬉しかったです。
外野からの声なのにね。

私は「邂逅」のまなさんがすごく好きです。最終稽古くらいから、どんどん滲み出てる感じがする。
小屋で見るのが楽しみです。


長瀬巧 さん

ご一緒する予定はなかったんですが、私の希望で、「件」に少しだけ出演してもらうことになりました。
かなり贅沢な使い方をさせていただきます。
一瞬なのにくそおもろで、ほんまずるいです。

うちの子・杏奈ちゃんが慕っているパパだし、私自身も、何度も拝見させていただいてるので、勝手に見知った気で接しています。ヨクナイネ!
もう少しきちんと会話する機会を設けたい人です。
こういうのってタイミングなんよね、ほんとさ。

身体が大きいのに動きが俊敏です。
鋭さがある芝居をする一方で、大らか面白芝居もできます。
歌って踊れます。すごい。

なんか、この人すごいな~って特に思うのが、幕間のシーンなんですよね。
あそこまでふざけ倒した後になぜその切り替えが出せるのか…
これはまさに、伊織さんの演出のたまものだと思います。
この面白さは私には出せない…

個人的に、ついったでたくさんいいねしてくれて嬉しい。
いつもありがとうございます!


神野剛志 さん

作品でご一緒する機会はなかった神野さん。
一番よく覚えているのは、森ハルの手術シーンだと思います。
後、ぼくわたの時の渋い感じとか!

神野さんとは作品の被りが少ないのもあり、良さを体感したのが11月末の全体稽古くらいだったなぁ。
なんだろう、言葉の輪郭が濃くなっていったんです。

確かに今までもよかったんだけど…
言ってしまうなら、このセリフをある程度の実力ある人が読めば、まぁこれくらいは良くなるよね、の域を出なかった。
これは「Opus Postumus」も「邂逅」も、どっちも。
それが、だんだんと変化していくのを感じました。
言葉のベクトルや含む感情、響き方のバリエーションが一気に増えて、嗚呼これが、この人の本当の芝居なんだって強く思った。

そんな神野さんが、「ゼリーフィッシュ」や「件」を、惜しみなく楽しんで観ていてくれたのが嬉しかった。
少しは影響できたでしょうか。貴方が描いた世界になれていたでしょうか。
…ここ最近の裏目標はこれだったんだよね、実は。

いつかご一緒したい演出家と言っていただけて、すごくすごーく嬉しかったので、その時までしっかりと頑張ろうと思います。


野崎涼子 さん

のこちゃんは共通の知り合いがいた関係で、結構前から仲良くさせていただいてました。
なんでか知らないけど、のこちゃんは私のことが大好き。憧れのお姉様と呼んでいただいたこともあります。
なんでなんだろう…ずっと不思議です…笑
アッでも凄い嬉しいです!ありがとう!!!

ずっとご一緒したいな、と思っていたのもあるし、私の作品の雰囲気にハマるだろうな~とは思っていたので…より"ヒナタアコ語訳"みが強い「ゼリーフィッシュ」は、ヒナタアコ×犬井ねここ×野崎涼子の最適解だったなと思います。

のこちゃんを演出してて一番面白かったのは、最初は頭でやるタイプなんだなと思っていたのに、次第に感覚でどこまでいけるか?みたいに変化していたこと。
もちろん今でも頭でやる部分はあるんだと思いますが、「ゼリーフィッシュ」を煮詰めるごとに、少し変化したように感じます。

特に、ここ数回の通しラッシュでの伸びが半端なかった。
なんというか、気が付いたら欲しいところに到達していた感じ。
こっちも段階を踏んで要求していくつもりだったんですが、勝手にすぱぱぱぱー!と上がっちゃったんでびっくり仰天しました。
最高だな!助かるぜ!

後、私は芝居において割と面食いなので、美人で最高のスレンダー具合の彼女を見ているのが大好きです。
とあるシーンで足を組むのこちゃん、ヨダレ垂らしそうになる。

いつまでも、この子の憧れでいたいなぁって思うし、同時に、少しでも頼れる存在でいたいなと思う今日この頃です。


石原嵩志 さん

まさかこの人に演出つけさせてもらえるなんて、と、思わず震えたのを、今でも覚えています。
ご一緒したことはなかったけど、お名前はずっと聞いていたし、ぼくわた観て、めちゃくちゃ上手いことも知ってたし。
いつか声かけたいと思いつつ、日和っていたので、今回ご一緒できたのが本当に本当に、嬉しいです。

石原くんって、上手いっていうのは勿論なんだけど、作品に対しての向き合い方が凄く良いなって思うんです。
彼が満足することって、実はないんじゃないだろうか。
飽くなき探求心と、高みを目指す姿勢が堪らなく気持ちいいです。

この人については、私もまだよく分からないことが多いです。
割と放任主義で作品作ったんじゃないかなぁ、私。
出してくるものが、ことごとく正解なんですよ。
こっちは選ぶだけでよかったし、好き嫌いを伝えるだけでよかった。
ただ、たまにどうして変化したのか気になることがあって、彼に問いかけてみて、満足したりしていました。
それが少しでも良い影響を与えられていたのなら、何よりです。

どこまでもどこまでもいっしょにいこう、と、彼とのこちゃんには言えるような気がしています。
というか、「ゼリーフィッシュ」ってそういう役割だと思っていて。
(勝手にそう思ってるだけかもしれない)
一緒にぶっ飛ばしにいってくれると嬉しいなって、思っている。

次は長編で、私の世界に遊びに来てもらいたいし、私個人、もう少しこの人がどんな人が知りたいと、そう思っていたりします。


新直人 さん

みんな大好き新さん!
例に漏れず、私も新さんが大好きです!

こないだ稽古場に来ていただいた際に、音響の打ち合わせをやらせていただいたんですが、私がやりたいことをうーうー言いながら説明するのを、「?」ってしつつ聞き洩らさないように聞いてくれて、応えてくれたのがとっても嬉しかったです。

新さんがいると、安心します。


伊織夏生 さん/犬井ねここ さん

なんだろう、気が付いたら長くなっていました。
大好きな大好きなお姉さんです。
多分伊織さんが思ってる10倍は伊織さんが好きです。
どれくらい好きなの理解してるかは知りません( )

まさか、外部演出やってくれませんかって、人からお願いされるなんて思ってなかったんです。
だから今回、声かけてくれて本当に嬉しかったです。
演劇続けてて良かったなって思えました。

伊織さんの芝居は、どっちかというと、だらあいの時に向き合った気がするなぁ。
私は伊織さんのお芝居、本当に好きなんです。
頭では冷静に処理しながら、あそこまでの揺らぎを表現できるなんて…
たくさんの引き出しを持ち、惜しみなく見せてくれるしね。
私が伊織さんの芝居がどれだけ好きかについては、下記をご覧ください。

「件」は、派手に動く役回りではないものの、代わり映えのしない彼の人生に、ただ、彩をくれる、人としての救いみたいな役なんですよ。
伊織さんにしかできないなぁって思います。
誰にでもできそうだけど、実はできない。そんな役です。

そして犬井ねここさん。
「ゼリーフィッシュ」は、かなり前のホンとのことで、今更観るのが少し恥ずかしいなんておっしゃってました。笑
いっぱい頑張ったので、見てくれたらいいなって思います。

ねここさんのホンって、私には絶対書けないなって思うんです。
そのくらい、世界を彩る言葉のバリエーションが凄い。
美しい言葉の並び、綺麗な韻…自分じゃ書けないからこそ、今回演出を任せてくれて嬉しかった。

この二人のおかげて、楽しくやれています。
本当にありがとうございます。

さてさて。
初日はいまだキャンセル待ち、土曜日も埋まりつつあります。
席数が本当に少ないので、予約がおすすめです。
配信もあるけど、ぜひ現地で体感してもらいたい。
そんな作品たちが揃いました。
皆さまにお会いできるのを、楽しみにしています。

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