【2024/5】今月のきゅんコンテンツ
毎月、あっという間の1ヶ月で驚いています・・・!
実は、大変ありがたいことに、今月からAdverTimes.にてコラムを書かせていただくことになりました😳
▷▷https://www.advertimes.com/author/hina_sasaki/
コラムの内容は『韓国トレンド研究』です!
韓国のトレンドをアイドルやキャラクター、お店などさまざまなジャンルごとに分析・研究していきます😊
自分の大好きなものについて書かせていただけるのでとっても楽しみ・・・!よろしければぜひ、コラムも見ていただけると嬉しいです!
①ジェントルモンスターPR
韓国の人気サングラスブランド『ジェントルモンスター』が新シリーズのリリースタイミングに、インフルエンサーにギフティングをしてPR施策を行っていたのですが、それがPRとして良すぎました・・・!
前提、PRはどうしても普段の投稿よりも反応が悪くなるものだと言われています。
ですが、ギフティングを工夫することで、各インフルエンサーの平均より、いいね数 / 再生数が多くなっていました。
まず、ギフティングといえば通常の商品をお渡しして投稿してもらうものが多いですが、ギフティング用のとても可愛いボックスがお家に届きます。
そして、もう一つのポイントに『投稿の質の担保』があると思いました。
可愛いだけでなく、
・自宅に届く、両手で抱えきれないほどの大きいラッピングボックス
・抱き抱えたり寄りかかって写真を撮りたくなるようなポニーの人形
・ハートの南京錠
など、撮り方を誘導できるような作り方をしている気がしました。
実際こちらの3名のインフルエンサーは皆、
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箱を開ける
→南京錠の鍵を取り出す・ポニーと2ショットでポージング
→ピンクファーのボックスの南京錠を開ける
→サングラスを取り出し、カスタマイズしてポージング
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と、同じ構成で動画を撮っていることがわかります。
もちろん、インフルエンサーは投稿のプロではありますが、なかなかこちらの希望通りに投稿してもらえるかはわかりません。
(もちろんある程度の依頼をすることはできますが)
このように、ギフティングの大きさ・内容・ポイントを工夫することで、「ブランドにとって最も望む投稿」を、こちら側から言わなかったとしても、してもらうことができるんだなぁととても勉強になりました。
②【映画】青春18×2
台湾での刹那的な青春を描いた日台合作の映画。
こちらの映画は、台湾のネット掲示板に2014年に投稿された『青春.18 x 2 日本慢車流浪記』という旅行記が原作になっているそう。
米津玄師『Lemon』MVなどを手がけた今村圭佑さんによる撮影、岩井俊二監督の『Love Letter』のオマージュ、『余命10年』のスタッフ陣、世代を超えて不動な人気を誇るミスチルによる主題歌、そして監督が藤井道人さんという、豪華布陣ですごく心温まる作品でした…
ストーリーは超王道な甘酸っぱい青春ラブストーリー。じっくりと進むストーリーと、暖色でフィルムライクな映像で台湾の湿度をじっとりと感じるような重ためな質感がとっても好みでした。
高校生の頃に観た、台湾の名作映画『あの頃君を追いかけた』を思い出しました。
③人生4カットの新しい撮り方
韓国のPhoto Studio『Plan B. Studio』の新作コーナーが最高でした…
それぞれ、電車とコインランドリーがテーマになっています。
プリコーナーに入る扉も電車の扉になっていたり、
洗濯機の蓋を開けたら撮影が始まるのも、ワクワクな仕掛けになっていて感動でした…
エレベーターの次は、コインランドリーに電車…
普段利用するけど、可愛いとは別に思っていなかったもの。
でもとびっきり心くすぐられる可愛い空間に変身する、
テーマは日常にありふれているんだな…と改めて思わされました。
「四角い箱の中で撮って、落書きやフレームを楽しむ」プリクラから、
四角い箱の中自体にユニーク性のある場所に進化する韓国プリクラ。
私もいろんなテーマを考えてみたいなぁ・・
出張中に撮ってみました↓
④MBTIみくじ
前々から、TikTokで見て気になっていたのですが、弘大で見つけたので引いてみました。
韓国の時代劇の王宮のような雰囲気のデザイン。
自分のMBTIのガチャガチャを回すとカプセルが出てきて、その中におみくじの紙が入っています。
人の性格や特性を16タイプに分類する「MBTI」ごとのおみくじにすることで、おみくじの満足度を上げる感情である「確かに・・・!」を一層感じやすくなるなと思いました。
⑤ウォニョン的思考
iveのメンバー・ウォニョンの思考が「ポジティブを超えた”超・ポジティブ”で最高」と話題になっているのですが、その思考をファンたちが『ウォニョン的思考』とネーミングしているのがいいなと思いました。
例えば、「買おうと思っていたパンを前の人が買ってしまって売り切れたので、私は焼きたてのパン(別の種類)が買えたの!幸せ!私にはやっぱり幸運の女神がついてるんだ!」と喜んでいたり…
ゲームで最下位になった時は、「後ろから一位!」とご機嫌。
『ギャルマインド』などが好意的だという時流的にも合っているし、ネーミングをすることで、一気に事象化するなというのを強く感じました。
⑥面白い!と思ったTikTok
TikTokに流れてきた、一見普通のおしゃれな写真をまとめたスライド投稿。
気になる文章に惹かれてプロフィールに飛びました。
プロフィールに飛び、投稿一覧から、それらしき投稿を見つけました。
380万再生 / 22万いいね / 2000コメントという素晴らしいインプレッション。「ぼろくそ言われたなあ、全然逃げたけど」と書いてあったので、コメント欄を見てみると…
思っていたのと違う逃げ方をされていました笑笑
この、「コメントと全く関係のないコメント返しをする」というのも単純に面白いのですが、『インプレッションを伸ばす仕組み』がめちゃめちゃすごいなと思いました。
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・新しい投稿で、過去の投稿について触れることで、過去の投稿のインプレッションを伸ばし続ける
・気になる投稿文でユーザーをプロフィールに遷移させる
・「自分も返事して欲しい」という欲求を刺激することで、コメント欄を活発にさせる。
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こちらの方は、意図せずやっているのかもしれませんが、素晴らしい仕組みだなぁと感動してしまいました…🥹
⑦考察ドラマ「くるり」
今シーズンのドラマで個人的に特に好きなドラマです。
何者かに追われている最中に階段から落ち、記憶喪失になってしまった主人公(生見愛瑠さん)と、主人公に好意を寄せる(?)3人の男性によって展開されるラブコメストーリーです。
考察系ドラマは、「あなたの番です」など、数年前からの人気で、定着しているジャンルですが、例えば、「記憶を失ったことで人生における大切なことに気づく」「昔の自分と向き合い、自分をより好きになっていく」など、考察系の中では珍しい、サスペンス要素少なめのヒューマンドラマです。
ドラマモチーフとして出てくる、うさぎの走り方、三人の男性の靴など、ディティールに考察要素が詰め込まれていてワクワクしながら視聴できる仕組みがたくさんあるのでぜひ!😊
以上、今月の『きゅんコンテンツ』でした😊
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