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「友人」
私たち家族の一番仲の良い友人家族は同性カップル家族です。
一番はじめの出会いは長女のクラスメートに彼女たちの子供がいたことがきっかけでした。
はじめは彼女にお母さんが二人いるとわかり、そーなんだ。くらいでした。
それから娘同士が仲良くなり家族ぐるみで何かを一緒にすることが多くなりると、私の夫と片方のお母さんが気があうこと!
二人は冗談のセンスが似ていて話すと二人でゲラゲラ笑い転げています。
なんとも微笑ましい!
二人には年子の娘が二人いて、片方が順番に同じ精子をもらい妊娠したそうです。
もちろん子供達に隠すことなんてしませんよ。
だって自分がどんな風に産まれてきたかを知ることは大切なことですからね。
子供たちは普通に「18歳になったら精子ドナーの人に会いたければ会えるから会ってみよーかな?でも私たち西海岸側に沢山兄弟がいるの!」
と話してくれて、一人の同じ精子ドナーから産まれてきた子供には
サンフランシスコで3年前くらいにそーいえば会ってました。
私は最近多様性なんて言う言葉をよく耳にしますが、むしろ何故区別をつけたがるんだろう?なんて思ったりします。
昔から人類は区別をつけて、これが当たり前だ。と言う思いこみを作り上げてきたからなのでしょうか?
私には正直よくわかりません。が、一つ言えることは彼女たちの家族ほど謙虚で人にへだてなく接し、愛情を与えられる人たちがいることに私は感動を覚えています。
彼女たちは二人とも優秀な医師で日々患者さんと向き合い真剣に話を聞き、
自分たちの脳みそをこれでもかと言うほどフル回転させてベストを見つけ出します。
彼女は言っていました。「病院はどんどん回転させたいから患者さんの予約を分刻みで入れてくる。けどこれでは患者さんのためにも私の為にもなっていない。会話の中から発見することも多々ある。」
もう涙が出そうになりました。
そして彼女は絶対に高価なものは親からの形見でも、身につけて病院には行きません。何故なら、彼女は弱い立場の人たちに寄り添える心がある人だから。
もう「マザーテレサさんですか?」と言う感じです。
私たち家族はまるで「良い人間になりなさい」と、言われているのでは?
とたまに思います。
お互いに職業や家族の形は違えども、こうして信頼し会える友人ができた事に心から感謝をし、これからもみんな一緒にくだらないことで一緒に笑ったり、時には涙したりしながら生活していけたらどれだけ幸せかと思っている今日この頃です。