グローバルユース国連大使 事前研修Vol.2
こんにちは:)
今回も、グローバルユース国連大使事業の事前研修についてお話ししていきたいと思います。(今日は7月25日に行われた2回目の事前研修についてです_
前回のミーティングから1週間、大使のみんなと連絡を取り合いオンラインを最大限生かして過ごしてきました。
今回は、、
・UNSDGs人材育成機構 池田光徹さん
・日本青年会議所公認 SDGsアンバサダー 菊池輝仙さん
・外務省 野口有佑美さん
を特別にお招きして貴重なレクチャーを受け、またディスカッションを通して知識を深めることができました。
池田さんからは、「日本人しかできない国際協力とは」をテーマに日本人の良いところは何か、また私たちの考える国際協力とは、の二つに着眼点をおいて深堀りしました。私は幸いなことに、2か国に留学へ行く機会に恵まれ、常に留学先と日本の違うところを比べることが出来る環境にありますが、なぜか私は日本での日常を批判的に、海外を楽観的に見てしまうことがよくあります。海外の教育はラップトップも使ってこんなに革新的なのに日本はいまだに紙と鉛筆かあ、とか。けれど今日池田さんのお話しで、日本国は世界で最古の国で企業の存続率も高いこと、他国から抜群に信用されている事、共存共栄や相手への思いやりの精神・文化が根付いていることなど、当たり前だと思ってしまう日本人の国民性が、実は、国際社会では貴重、かついま必要とされている事なのではないかと気づくことができました。時代遅れのようにみえる紙と鉛筆の教育も、電子機器には代えられない良さがあるのだと思います。また、国際協力に関してのディスカッションでは、この厖大なアイディアに息が詰まっていた私たちに助け舟を出すように、池田さんが自身のエジプト遠征でのお話しを共有してくださり、高校生なりの答えを導き出すことができました。
菊池さんのセッションでは、コロナ禍のSDGsを主題に、この時期だからこそできるSDGsへの取り組みについてディスカッションを行いました。新型コロナウイルスの影響は「グローバルパンデミック」の名の通り世界中に及び、私たちの生活においても様々な変化が求められました。ただここで菊池さんが注目されていたのは、よく話されがちなコロナウイルスのネガティブな一面ではなく、どうポジティブな影響があるか、という点でした。
例えば、
・移動制限によるCO2排出量大幅削減 (SDGs 目標13)
・働き方の変化により、働き甲斐のある人間らしい仕事を目指すようになった (目標8)
・清潔で安全な水の需要から人々の衛生面の意識向上 (目標6)
ディスカッションでは、
・オンラインをより使いやすく多くの人に:移動量が抑えられる=CO2減、紙の量が減る(木の伐採減)、移動ができなくても国際協力を可能に出来る(清潔に保つレクチャーをオンラインを通して教える等)
・電気自動車を推奨する:電車の代わりに車の需要が上がる中、CO2排出量を出来る限り抑えるため。
を初めとして様々な解決策が出ました。新型コロナウイルスの悪い影響ばかりを見て悲観的になるのではなく、どう地球がより方向に向かっているのか、これを持続させるためにはどうすれば良いのかを考えていくのも大切ですね。
野口さんからは、「国連とは」をテーマに国連の役割や仕事、そして国際公務員になるには、など現実的なお話を伺う事ができました。外務省の国連企画調整課にいらっしゃるという事で、以前想像もつかなかった実際の国連の様子や雰囲気を少しでも感じることができてとてもうれしかったです。また学生は特に、語学習得を頑張るべきとのアドバイスを頂きました。(国連使用言語は、英語・フランス語・中国語・ロシア語・スペイン語・アラビア語)その他にもたくさんの質問に丁寧にお答えいただき、モティベーションがあがる1時間でした:)
以上が今回の事前研修についてです!
来週土曜からは、世界中の学生たちも参加して、world web summitが始まります。様々なバックグラウンドをもった学生たちと出会い、より広い視野を手に入れることができるかと思います。
皆さんもお楽しみに!