
マレーシアの裁判所で少額訴訟(Small Claims)を申請した記録
マレーシアの裁判所で少額訴訟(Small Claims)を申請した記録です。
記録は4部作の予定です。
以下はリンクなので、タップすると各記事に飛べます。
【第一章】
デポジットが返金されない!オーナー側と戦争編
【第二章】(本記事)
大和なでしこ魂🌸をみせてやるわ!
少額訴訟申請編
【第三章】(いま激突中)
少額訴訟でオーナー側と激突編
【第四章】(将来の話)
エピローグ
※現在、対応を進めている最中なので結末は私も分かりません🐣
※身バレ&トラブル予防のため真実でないことも書いています。
※本当っぽいフィクションと思って読んでください。
少額訴訟(Small Claims)した理由
コンドミニアム退去で、デポジットを返金されないトラブルにあったからです。
しかも、相手からはブロック+無視されて、もう自力解決は不可能。
そしてなにより、あたしの気持ちを逆撫でする行動ばかりとってくる🐉から、大和なでしこ魂が火が付いたの。
何が何でも、あたしから奪ったデポジットを取り返してやんよぉ!!!( ゚Д゚)㌦ァ!!
ということで、少額訴訟をすることに決めました(๑•ᴗ•๑)♡チュッ
少額訴訟(Small Claims)とは
「参考情報」と「わたしの実体験」をもとに書きます。
【参考情報】
Small Claim
e-Kehakiman Sabah and Sarawak
https://ekss-portal.kehakiman.gov.my/portals/media/attachments/Self-Representative/Small%20Claim.pdf
概要
少額訴訟(Small Claims)とは
・5000RMを超えない訴訟
・弁護士不要
・個人が訴訟を起こせる
法律素人のパンピーでも出来るよ🥰
料金表
最初の申請で20RMが必要。
訴訟が長引くと色々かかるみたい。
わたしの訴訟の決着がついたら、実際にかかった費用を記載します。
最終的にいくらかかるのか、謎。
20RMだけで済んだら嬉しいなぁ。

申請の流れ
手順はこんな感じ。
①裁判所で申請書類を貰う (30分くらい)
②申請書類を準備する
③もう一度裁判所に行って提出 (30分くらい)
④申請が終わって待ち。←いま、ここ。
続きは次の記事で話すね。
裁判所は混んでいないので、申請はサクッと終わりました。
申請場所
管轄の裁判所に申請に行きます。
「訴訟する相手側の住所」によって、管轄の裁判所が違うみたいです。
※オンライン申請は出来なさそうでした。
あたしの対戦相手はクアラルンプールにオフィスを構える会社(倒産しちゃえ(# ゚Д゚))
クアラルンプールに相手の会社がある場合、管轄の裁判所は「Kuala Lumpur High, Sessions and Magistrate Court」。場所は、陸の孤島モントキアラ。
相手の会社がクアラルンプール以外の州であれば、別の裁判所になると思います。
他の州で少額訴訟にチャレンジした人は、コメントもらえると嬉しいです。いろんな人に役立つと思うので。
受付時間
Kuala Lumpur High, Sessions and Magistrate Courtの情報です
営業日:月曜日~金曜日
営業時間:8:30~12:30 14:00~15:30
お休み:土日祝日
役所なので平日しか開いていません。
必要な持ち物
・身分証
・訴訟したい出来事についての記録
・関連資料
・訴訟したい相手の情報
・憎しみと楽しむ心
■身分証
念のためパスポートを持っていきましょう。
※わたしはなぜか、確認されませんでした。確認した方がいいのでは💦
■訴訟したい出来事の記録(要印刷)
時系列で何があったのか記録して、印刷していきましょう。わたしは、日本語で書き出して、google翻訳を使いマレー語にしました。
■関連資料
デポジットの問題であれば、賃貸契約書。その他、証拠の写真があれば併せて持っていきましょう。
■訴訟したい相手の情報
訴訟したい相手側の会社名や住所などの情報が必要です。
デポジット問題であれば、賃貸契約書に会社名があります。住所が載っていなければ、会社名でgoogle検索して突き止めましょう。
■憎しみと楽しむ心
〇〇ヤロー、マジ〇ねという憎しみ(# ゚Д゚)
憎しみこそ原動力🔥
でも、憎しみだけじゃなくて楽しむ心もお忘れなく。
そもそも、こんな手間をかける必要もないはずのお金。
取り返すために、わざわざ手間をかけて訴訟するなんて、あたしバカみたいって思ったこともあります。正直いって気が狂いそうに感じることもありました。
心が苦しくなるときこそ楽しむ心を忘れずに。
・初めて裁判所に行ってみるワクワク
・人生初めての訴訟(´,,•ω•,,`)♡
・訴訟に困る相手を想像( ≖ᴗ≖)ニチャァ
・この経験で周りの人を助けられる嬉しさ
少額訴訟には、いろんな初めて。色んなワクワクがあります。
みんなも少額訴訟、しよ🥰
裁判所で少額訴訟(Small Claims)を申請した体験談
目的地の裁判所「Kuala Lumpur High, Sessions and Magistrate Court 」は、モントキアラにあります。
運賃の安いバスと電車が良かったのに、アクセスが悪くてGrabを利用。
ぐぬぬ。Grab代金('Д')
3Stepで申請できます。
Step.1 少額訴訟申請のための申請
Step.2 申請書の準備
Step.3 少額訴訟の申請
Step.1 少額訴訟申請のための申請
まずは、「少額訴訟を申請するための申請」をする必要があります。
初めての裁判所!
想像より立派な建物。すごい🎉

入場時のチェックは何もなし。
セキュリティゆるゆる(。´・ω・)?
入ってすぐにインフォメーションセンターがあったので「少額訴訟を申請したいです。どこに行けばいいですか?」と、場所を教えてもらいました。
申請する場所は、建物入ってそのまままっすぐ進み、右手の方にある部屋。

申請する部屋はここです。
何だか薄暗い部屋。

少額訴訟の申請窓口は、部屋に入って左の「1番」カウンター。
利用者は少なく、すぐに応対してくれました。

google翻訳で「少額訴訟をしたいです。時系列で出来事を記録してきました」と伝え、準備した資料を渡しました。
※持参した資料は以下。
・時系列で出来事を書いた文書(google翻訳でマレー語に翻訳済み)
・賃貸契約書
資料を渡すと「あぁ、デポジットね」という反応。
デポジット絡みの少額訴訟は多いのかな?と感じました。
受付の人は優しく、応対も丁寧でした✨
私が準備した資料を、じっくりを読んでくれていました。
(訴訟できるか判断してくれているかも?)
一通り読んだ後、受付の人が「証拠は十分あるから、登録したメールアドレスに申請書を送るね。3日以内にはメールが届くから、PCで入力して印刷して持ってきて」と。
この日は、これで終了。
裁判所について30分とかからずでした。
続いて、申請書類のフォーマットがメールで届くので準備を進めます。
Step.2 申請書の準備
申請書は、以下3点をつけました。
・メール送付してもらった申請書 3ページ
・訴訟に至った背景情報(フォーマットなし)
・賃貸契約書の関連箇所のコピー
※いずれも印刷していく必要があります。
申請書の書き方は以下の通りだよ。
1ページ目

2ページ目

3ページ目

Step.3 少額訴訟の申請
裁判所へ2度目の訪問。
最初と同じ受付へGO!
申請書のチェックを受けたあと、別の窓口へ誘導。
↓
別の窓口でも申請書のチェックがあり、受け取りますよと回答を受ける。
そして、3日後以降に「https://ecourt.kehakiman.gov.my」のページを確認することと、また別の窓口で申請の手数料20RMを支払ってねと指示。
↓
指定の窓口で20RM支払って、サクッと終了。
※支払いは現金かカードのみ。QRは不可でした。
裁判所に着いて30分と経たずに完了しました。
これで全部終了だよ、的なことを言われたんだけど・・・。うーん、あとは何もすることないの?
うーむ、よくわからない。
最後、受付の人から受けた説明、イマイチよくわからなかったので、ヘルプデスク的なところに問い合わせ中。いまここ。
続きは次の記事で!
普段は仮想通貨の記事を書いてます。