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🍀季節の変わり目はメンタルが揺れる


医療者の中では
当たり前のセオリーですが
春先と秋口はメンタルが不安定になる方が
多いのです。

今回のクライアントさんは
『腰が痛い』そう訴え
「受診はして来たんですが……」と硬い表情。
身体診察を始め、血圧など一通りチェックした後

「しほさん、何か押し込め続けている苦しい感情はありますか?」とお話を伺う事にしました。
初めはびっくりして構えていらっしゃったので

「ここで私に全て吐き出さなくて結構ですので
今夜からこんなワークを始めてください。」と
説明し始めると

『あ、ありました。私実はDVを受けていて……』

そんなお話をして下さいました。

その中で腰が痛くなり始めた3日前から
施設スタッフの男性の
何気無いやり取りではあったものの
ぶっきらぼうだった対応に
トリガーが引かれ
そのスタッフへの過剰な嫌悪感と恐怖
腰痛の出現となったのです。

『私、無意識ですが今話してみて
その事が重なったのかもしれません!』

そんな彼女の『腎』の辺りに手を当てると
本当に冷たく
また肩も首もガチガチでした。

ひとしきりお話をお伺いし
ご本人もスッキリした様子

落ち着かない気持ちを紛らわすかのように
飲み続けていた
お砂糖タップリのカフェラテを
ハーブティーにチェンジして頂くよう
アドバイスして終了

やっと笑顔となりました。

今年の異常気象の中、何となく
季節感が鈍っているので
まだその『変わり目』という認識なく
日常業務に追われていましたが……

ここ2週間ほど
やっぱり精神科のクライアントさん周りが
軒並みざわつき始めて面食らった1週間

でも基本的なサポートの仕方は変わらない。
何処にエラーが起きて
乱れているかを紐解きながら
ご本人と共に調整していく。

迷路の糸口が見えた時の
クライアントさんの笑顔が
一番幸せな瞬間です。


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