人間なんて、朝起きてトイレ行けるだけですごい(持論)
こんにちは。
前田妃奈です。
やっと涼しくなってきましたね。
前回のnoteにたくさんの反響をいただき、ありがとうございました。自己満足のために書いているとはいえ、読んだよ、良かったよ言ってもらえるのは嬉しいです。
22歳を迎え、22歳最初の本番を終えた私は今、のんびりと次の本番へのスタートダッシュを切ろうかなと思っているところです。
先日、「今まで音楽をしてきている中で壁はありましたか?どうやって乗り越えましたか?」という質問をいただき、数日経ってもこの質問についてふわふわと考えた結果、私なりの考えがまとまってきたので書こうと思います。
結果的から申しますと、私は今まで壁にぶち当たったことはありません。
なぜなら、上手になりたいとか、もっと上を目指したいなどの向上心はかけらも持ち合わせていませんし、なにより自分に期待していないので、できないことが当たり前だからです。
まず大前提としてここまで生き延びてこられたことだけですごいですし、毎日起きて、トイレ行って、歯磨きして、顔洗ってるだけで、それだけで私はもうすでに4つ偉業を成し遂げているのです。
少し健康を考えた食事をした自分はなんてすごいんだ、予定をこなし、今日1日を終えられた自分はなんて偉いんだと毎日自分に驚きながら、日々を生きています。
そこに、空が綺麗だった!ご飯がおいしかった!友達に会えた!なんていうスペシャルなことがあった日は、もう幸せも幸せなんです。生きてて良かったと、心から感じます。
なので、ヴァイオリンが弾けるなんて、凄すぎるんです。ラの音が鳴らせるなんて、その後調弦なんてしちゃったりなんかしちゃって、そんなのものすごいんです。私にとっては。
だから、たとえば曲が難しくて弾けない、そんなの当たり前。弾けるようになったらラッキー。
この考え方、人生を甘く捉えすぎ、自分に甘すぎ、と感じる方もたくさんいらっしゃると思います。ヴァイオリニストとして活動させてもらっているのに、なんてプロ意識がないんだと呆れられるかもしれません。
でも、私にはこの生き方があってると気づいたんです。“音楽家はストイックでなくてはいけない”とか、“弾けて当たり前”とか、色々見たり聞いたり、考えたりして憧れ、目指したこともありましたが、私には無理でした。
楽しくのほほーんと、毎日数々の偉業を成し遂げながら、弾きたいときに弾くのが、1番あってました。というか、それしか無理でした。
誰になんと言われようと、私は多分こうやって生きていくと思います。
そして何より、私の周りの皆さんはそれをニコニコ許してくれるんです。これにはいつもびっくりします。
黙認という形なのか呆れられているのか分かりませんが(笑)、自由だねーと言いながら、でも、自由に生きたらいいよーと言ってくれるんです。
私も周りの皆さんに対して、そうでありたいなと思います。
まあそもそも、それぞれの生き方を他人にとやかく言う必要なんて、まーったくないんだけどね!
日々偉業を成し遂げつつ、小さな幸せを大切にしながらこれからも生きていけたらいいなと思います。
また何か書けたらいいな。
2024年9月27日 17時00分