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束の間の喜びでも「喜び」である:救護施設で生き方を探す

おはようございます☀️
社会福祉士のぽこです。
「もっと気持ちよく働いて、明日の自分にワクワクしよう!」をコンセプトに、自分で稼ぎを作れる福祉職を目指して発信しています。
このnoteでは、毎日一つ人生や働き方にワクワクするような考え方や発見を、障害者福祉の現場からお届けしています🗣


◇1ヶ月間アパートで暮らして死ぬか、一生施設か

今日はメンバーシップ限定記事ということもあり、少しだけヘビーなテーマです。わたしが働く救護施設ならではのトピック。束の間の地域生活と、安定の施設生活のどちらを選ぶべきか?こんなテーマでお話しします。

わたしが働く救護施設は、何度もお伝えしている通りこんな施設。
・生活保護受給者が暮らす入所施設
・地域での単独生活は難しい
・引き取ってくれる家族もいない
・地域での生活を目指して自立訓練する施設

こんな独特な特性を持つ救護施設だからこそ抱える葛藤が、この「施設か、アパートか」です。

適応する方を選べばいいじゃないかと思うかもしれません。アパートで暮らす力があるのならアパートへ。そうでないなら施設で訓練したらいい。確かにそうなのですが、救護施設で暮らす人の多くは軽度〜中度の障害を抱えています。
例えば、重度の知的障害がある方であれば、「施設での生活も仕方ないよね」「施設でできることを見つけていこう」と考えられるかもしれません。ですがわたしの施設にいる利用者の多くは、「地域に行けそうではあるが、このままでは絶対に生活が破綻する」人です。要は、食べて暮らすということはできても、「何を」「どうやって」食べていけるかは保証できない。そんな微妙なラインにいる人がほとんどなのです。

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