チェコ留学できてよかったこと
実際にはテストとか課題がまだ終わってないんですけども、やっと気持ちが落ち着いてきたので書いています。
先週の土曜日にチェコから3ヶ月ぶりにスウェーデンに帰ってきました。
思ったよりも「帰ってきた」を強く感じたのに驚いた。スウェーデンだけど。3年近く住んでたらまあそうなるか。
新天地!ルンド🇸🇪
好奇心でスウェーデンのルンドという街に引っ越してきてみました。
(知り合いも縁もゆかりもない街に一人で引っ越していく私の好奇心に、私が一番驚いています!)
ルンドはデンマークに近い南の方の学生都市で、大きすぎず、小さすぎず居心地のいい街。
ルンド大学は格式高い大学として有名らしく、各国からの留学生も多くて、町全体のインターナショナルな雰囲気も好き。(英語しか話せない店員さんがスウェーデン人に英語で接客してたり。)
勉強漬けの1日の終わりとかにキッチンでだれかと軽く話せるのは結構良い。
でも私は初対面の人と仲良くなるまでがすごく苦手。
とにかく何かしら相手に質問してみよう!からのとにかく肯定的なリアクションしよう!ってザックリ決めている。
まあ近況報告はこのくらいにして。
悲しいことに!!!!!
大変悲しいことに!!!!!!!!!!
チェコ生活とお別れをしてきました!
本当ーーーーーーに帰りたくなかった!1から10まで全部大好きだった。
こんな風に言ったら笑われるかもしれないけど、それこそ夢をみているような、そのくらい充実していて楽しかった。
コロナ禍の終わりかけから始まって、完全に日常に戻るまでの期間にエラスムスが出来たのはすごく幸せなこと。
コロナで中止してたイベントが再開されはじめたり、
オンラインだけの授業がキャンパスでだけ行われはじめたり。
チェコに来たばかりの頃、とりあえずノリで注文したビールが大きすぎてビビったし、ビールの美味しさもよくわからず全部飲みきれなかった。
最後は美味しいお気に入りのビールも見つけられて、あの大きすぎてビビっていたビールジョッキ2杯くらいはいつも飲んでた。
チェコに来てよかったなと思うこと
学びの次元が2Dから3Dに(?)
まず一つは、私の3年半の留学生活をスウェーデン以外の他の国でも拠点を移してできたことで絶対に私の視野を広げてくれたし、学びの次元が一つ増えたって思うくらい。
スウェーデンにいたときは身近な異国がスウェーデンだけだったから日本との二国間比較で考えることが多かったけど、今はチェコも、それからその周りの国のことも頭の引き出しに入れることができる。
ブルノとマサリク大学の魅力
それから、ブルノはチェコ東部のプラハの次に大きい街で、エラスムス(交換留学)にはぴったりなサイズだった。
首都並みに大きすぎず、でも退屈するほど小さすぎず、ちょうど良かった。
3ヶ月間、毎日が大冒険だった。
チャンスが来たら積極的に飛び込んでみようって思っていて、それを繰り返したおかげでたくさんの素敵な友達に出会うことができた。
マサリク大学はブルノ市内にいくつかキャンパスがあって、図書館も学部の数だけあって、そのスケールの大きさに感動したし、気分によって勉強する図書館を変えたりできたのはなかなか楽しかった。
物価が安い!ご飯が美味しい!
物価が安い!!!安すぎる!巨大なビールが300円で飲める世界!!!
最後の方なんて忙しすぎて自炊する時間もなく毎日外食してたけど、そんなことスウェーデンでやった日には即破産します。
チェコ料理も一通り食べたけど、全部美味しかったな〜
スウェーデンに帰ってきたなあと思う瞬間は色々あったけど、
スーパーとかで物価高いなあ、って思ったときもそのうちの一つ。
旅行好きにはたまらない近隣国へのアクセスの良さ
ブルノはスロバキア、オーストリア、ポーランド、ハンガリーとかに近くて、ほぼ毎週どこかに旅行してた。
結局チェコ国内は、
ブルノ、プラハ、の他に三番目の都市のオストラバ、日本で言ったら京都みたいな感じのチェスキークルムロフ、友達と再会しにストランベルク、ウェルネストリップとか温泉を飲むので有名なポズロビツェとルハチョビツェ、満開のアーモンドツリーを友達と見に行ったフストペチェに行けた。
そのほかに
オーストリアのウィーンと、ポーランドのクラクフにも行けた。
濃いいい3ヶ月だった。
アートとかクリエイティブなこととか
自分の将来やってみたいこととか興味があることに近いことができる機会もあった。
ビジュアル人類学の授業の課題の一環でウクライナからチェコに移り住んだ3人の女の人にインタビューをした。
ベルギー人とチェコ人の3人グループで力を合わせて今編集している最中。
それからインタビューといったらもう一つ。
インターンでBRAASIを使っているチェコに住む3人にインタビューもした。
自分が住む街で知らない人に声をかけてインタビューする人もカメラマンも見つけて、予定通り3人にインタビューできたのはすごく嬉しかった。
これも今記事にしている最中。
媒体とか業界とか役職とかはわからないけど、こういう「良さを伝える」仕事が将来できたらいいなあ、ああ就活しなきゃ。
履修してた授業(ほぼ)全部面白かった
エラスムスの学期は30単位取ればどんな授業を履修してもOKだったから、
観光学とかビジネスを勉強するのはちょっと休憩して、いろんな興味のある科目を好きにとってみた。
ドキュメンタリー映画の授業は人類学も映画も知識が皆無なのにとってしまって心配だったけど、映像業界の新しい一面を知れて、自分たちで製作する機会にもなってすごく良かった。
それからなんと医学部の授業までとってた。でもこれはゴリゴリ文系の私でもついていけるポジティブ心理学の授業。
月曜の夜っていうタイムスケジュールがはじめは好きじゃなかったけど、1週間を気持ちよくはじめられて、幸せな気持ちで月曜日を終えられるような、すごく実践的なことも教えてもらえて楽しい授業だった。
日本の現代アートの授業は日本人とか日本語を勉強している学生が多くて、発言しやすい居心地が良いクラスだった。
それと人口論とか青年期の授業もとってたけど、これも将来の家族マネジメントとか人生設計に役に立つ面白い授業だった。ちょくちょくその分野のチェコ事情を知れたのも良かった。
考古学の授業をとってしまったのは自分でも謎だし難しすぎていつ使うんだろうこの知識って思ってる。
でもスティーブ・ジョブズがカリグラフィーの授業をランダムにとっていて、それがApple製品のフォントデザインに生かされたこともあるから、私も何年か後、考古学の知識を使うかもしれない。使わないかもしれない。
そんな感じです。
またね!
😝