"北欧の暮らし" 凝縮エリアへ
先日、スウェーデンの国民的画家とよばれるカール・ラーションさんがかつて暮らしていたおうちにお邪魔してきました。
現在は記念館兼美術館として一般公開されています。
私が住んでいるところから車で40分。
Sundborn(ズンドボーン)というという街に着きました。
(久しぶりに車に乗った私は車酔いで死にそうになりました。むかし車酔いって成長痛みたいなものって聞いて、それからというもの、治るのをずっと心待ちにしているのに、21歳になってもなおりません。)
ダーラナ地方らしい赤い家が立ち並ぶ街で、どのお家も昔から大事にされてきた素敵な佇まい。
それは、カール・ラーションの庭が一見どれなのかわからなかったほど。
英語のツアーガイドさんの時間を予約して、数人でお家の中へGO
現在は何人かがお家を所有しているらしい。
お邪魔します。
正直、美術館に行ったり芸術を学ぶことってずっとつまらないものだと思ってた。
でも今回彼のお家に伺って、
彼の作品の中と同じ風景を見て、
彼の暮らしていたこだわりの詰まった部屋を見て、
誰かの生涯についてアートと一緒に学ぶ面白さを知った。
初めは現場の絵を描くジャーナリストとして働きながら勉強して、
小説の挿絵から大きな壁画まで色々な絵を手がけたカール・ラーション。
日本の浮世絵から影響を受けていたらしく、
その彼のいろいろな人や国の手法を取り入れながら自分らしい絵を追求する姿に感動した。
彼のキャリアの全てがそのアートに生かされているし、
本物を作ろうとする姿勢に感銘を受けた。
(例えば、小説の挿絵のために実際に自宅の庭にモデルを招いて、妻が作った衣装を着せてそれをみて描いたんだそうで。)
彼が増改築を繰り返して自分の家にした部屋の中で、一番印象に残っているのは巨大なアトリエ。
部屋に入って Wow しか言えなかった。
大きな壁画の細部にまで彼のこだわりや絵を描く楽しさ、そしてユーモアが散りばめられていて、圧巻された。
言葉で表すのが難しすぎたので、スウェーデンに来た際はぜひ行ってみてください。事前予約が必要です。
おわり。
😝