初めて夢が叶ったときとそれから⑴
ガリ勉の中学時代に勝ち取った第一志望の高校合格。
その後。
高校時代にどうしても英語を話す環境に行ってみたかった。
自分が中学3年間で必死に同じ文章を書きまくったり、
音読を声が枯れるまでやったり、
英語の交換日記をしたりした結果、
どのくらいそれらが世界で通用するのか確かめたかったからかもしれない。
あとは単純に英語という科目が当時一番好きだったから。
親と相談して、土壇場で準備を進めて1週間ほどの語学プログラムに行かせてもらえることになった。
時期的にギリギリで、特別にプログラムに入れてもらったのを覚えている。
場所はオーストラリアの右側。ヌーサという閑静な避暑地。
海が特別好きというわけではなかったけど、
ここに行ってからはもう、絶対海と山なら海を選ぶ。
到着してホストファミリーと面会して、
あ、意外と何言ってるかわかるな〜
と安堵したのを覚えている。
「海外に来たの初めてだから、英語聞き返したりうまく言えなかったらごめんなさい。」
って序盤に伝えたのは英断だったと思う。
その直後トラブルが起きたからだ。
私はお風呂に入りたかった。日本では湯船に浸かるから、
Take a bath
かと思ってそのまま伝えた。
そしたらホストマザーが変な顔をした。
オーストラリアでは水が豊富じゃないからお風呂に入るときは手短に済ませないといけないのは知っていたけど、
もしかして毎日お風呂に入ってない感じ。。。?
そうではなかった。
Take a bus
と言っていたのかと勘違いされて、
家に到着したばかりなのに外出したがるのを不審に思われたみたい。
Take a shower
って言えばよかったのね。
これが英語を話すときに感じた、記念すべき”第1回目ちょっとした挫折”
みたいなやつ。
野生のコアラを見たり、OGビーフを食べたり、カヌーに乗ったり、
The観光っていうことをしたのももちろん楽しかった。
でも私にとって一番強く心に残っているのは、
そのビーチの美しさ。
あとは、5日間の経験と結果は比例しないこと。
当時4歳だったホストシスターの英語も聞き取れない
という経験をしたからこそ、
私の英語力はまだ0歳だから、これから少しずつよくしていけばいいか
と発想を転換することができたし、
高校の毒舌のクラスメイトに
「お前の英語の発音行く前と全然変わってないじゃん」
と言われたからこそ、
英語は簡単に上達するものではないから、細く長くこれからも続けていこう
って思うことができた。
⬆︎友達がきな粉みたいな砂に埋めてくれたとき
オーストラリアに行った高1の夏を
英語圏にいる私の誕生日とするなら、
私は今年の夏で6歳になることになる。
私は正直、音楽も映画も日本のものの方が好きだったから、
スラングとかネイティブの発音に免疫がそれほどない。
だから事実上3歳の6歳、実年齢21歳(?)といったところ。
そんな状態なのに、
スウェーデンの大学でまだ一度も落第したことがなく、
ここに住み始めてもうすぐで一年半になる。
たまに、
ここは私が居ていい場所じゃないなって思うこともある。
実力がその場に伴ってないと思ったときは目の前がちょっとずつ暗くなっていくみたいで苦しかったし、今もたまにそういうときがある。
でもそこでシャッターを下ろして閉店してしまったらもったいない。
自分には難易度が少々高すぎるとしてもやれないことはないから
2年後の帰国で一切後悔がない大満足な状態で成田空港に降り立てるように
がんばる。
おわり。
😝