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社会人1年目に挑戦した8つのこと

去年の6月にスウェーデンの大学を卒業し、8月に日本で社会人になって、10月に地元の宮城から東京に引っ越してきて、そこからの時間の進み方はもう、本当にすさまじくて。

あっという間に1年が経とうとしていますが、どうしてもこのタイミングで一度ピリオドを打ちたい、そしてまた新しい気持ちで2年目を駆け抜けたいという気持ちで書いています。

ということで、この1年間で挑戦したこと8つをつらつらと書き残します。

①ウェブメディア「ものづくり新聞」で19本の記事を公開

私は、新卒で製造業関連のメディア事業とコンサル事業をしている東京の会社に就職しました。

そのメディアというのが、ものづくり新聞という2021年にできたウェブメディアです。

町工場の業務改善、5S、生産管理などといったトピックから、伝統工芸の職人さん、ジュエリーデザイナーの方まで、あらゆるものづくりの担い手にたくさん取材をさせていただき、これまで200本近い記事を公開してきたメディアです。

取材という場を通して、本当にたくさんの方の生き方や考え方と出会うことができ、とても刺激的でした。お話を聞くたび、これからの自分の人生の選択肢の幅も広がった気がして、ワクワクが止まりませんでした。

カメラも勉強中の身ではありますが、単身でカメラを持って取材に出かけます。記事は企画、取材、撮影、執筆を一人で行なったものがほとんどです。

私は書くことや、撮ることのプロではないかもしれないけれど、日本各地で出会う、素敵すぎる人やこと、ものの魅力をどうしても伝えたい!という熱量で記事を書き続けていました。

やがてその熱量も記事に滲み出はじめたのか、読者アンケートを行なった際には、「書き手の熱量、愛情が伝わってくる記事だった」というご意見をいただけて本当に嬉しかったです。

パズルのピースがはまっていくように、その時その時で求めていたもの、明らかにしたいことに関して、様々な方から機会やヒントを与えてもらえる、恵まれた環境でした。

困ったときは、このことならあの人に聞いてみようかな、と顔がすぐに頭に浮かぶくらい、たくさんの方に出会いました。

会社の求人記事では、社員の一員として代表と一緒に取材をしていただきました。

取材をされる立場になったのが初めての経験だったので、とてもワクワクしました。

単身で記事にしていただけるような、業界に爪痕を残せる人物になるのが次の目標です。

②外国人の方に日本のものづくりの奥ゆかしさを伝える新規事業のローンチ

私が社員として入社したとき、取材とコンサルの他に、一つの新規事業をほとんど一人でやってみよう、という内容を社長とお話しました。

これは、会社にとっても、私にとっても大きな挑戦です。

それが、伝統工芸(まずは江戸切子)の職人さんと一緒に工場見学とものづくり体験のツアーを英語で実施すること。

1年かけて行なったことは
・ターゲットや競合などのリサーチ
・15件の競合実態把握調査
・3回のテストマーケの実施
・2種類の印刷物のデザイン・発行など

そして先月、簡易的に作った予約サイトで、やっと一件、受注することができました。

0から新しいサービスを作って、それをお客様に購入していただくこと、自力で売上を生み出すことってこんなに難しいのか、と身にしみて感じました。

通訳ガイドとして答えられないことを0にできるように、江戸切子のこと、清澄白河という街のこと、作り手の思い、家族経営の企業の生い立ち、自社製品の特徴などあらゆることをインプットし、全て英語で言えるように準備しました。

知識だけではなく、その場その場で臨機応変に動いて目の前の人に満足してもらうための行動をすることにも大きな責任を感じた日々でした。

毎回ものすごく緊張して、前日はあまり寝れなかったしご飯も食べられなかった笑

ローンチまでじっくり時間をかけてきた代わりに、自社の強みや他者との違いをはっきりと言えるようになりました。

この活動をターゲットの方に届けて、継続的に受注することと、いずれはガイドを他の方にお任せできるように、自分が得たこれまでのノウハウを共有することを直近では目指しています。そして複数の拠点でこのツアーを行えるような体制にするのが最終目標です。

なぜこれが必要なのかと言うと、町工場や伝統工芸の工房では、無料で工場見学をさせてくれる場所がたくさんあります。材料費もかかるワークショップを赤字覚悟の値段や無料で実施してくれるところも多いです。でも、その実施や準備にかかる時間は社員や職人の大事な勤務時間でもあります。

技術や内部情報を国内外の同業者などに盗まれてしまうかもしれないというリスクや、

契約上、大企業から依頼を受けて制作しているものを見られてはいけないという状況の中でも、「このままではダメだ」という危機感で勇気を持って工場をひらいてくれる企業が多いです。

(大企業の商品を下請けで製作している企業は、その事実を口外できないケースがほとんどです。)

見せてもらえること、そこでしか聞けないこと、体験できることを高付加価値なものとして唯一無二の体験を構築し、企業の新しい収入源の柱をつくる。同時に、日本に来る外国人に、ことの真髄に触れる機会や心が豊かになる時間、ワクワクする体験を届けることが今後の目標です。

③製造業のコンサルティングのサポート業務

コンサルティングって結局どんなものなのかを自分なりに言えるようになるような経験をたくさんさせていただきました。

半年間、週の半分をホテルで過ごしていた時期があったり、使うパソコンが3台になったり。まだまだ勉強不足なので、8番の活動をがんばります。

④アートイベントと商品開発

こちらはまだ構想段階のためタイトルもぼやーっとしていますが、、、

この活動は、参加しているメンバーそれぞれが異なる武器を持っていて、その武器を持ち寄ってこれから色々なものを作ったり、活動を発信したりできるのがとても楽しみです。

ものすごい武器を持っているみなさんのお役に立てるよう、私ができることは100%やりきりたいと思っています。

先日はその活動の一環でへら絞り加工の体験をさせていただきました。

来年こそ、来年こそイベントを形にしたい!!

ここまでが本業での活動でした。

⑤バーでの一日店長

会社のオフィスから歩いて30秒の建物で月に一回、バーの一日店長をしています。

運営している皆さんや建物の雰囲気がとっても素敵で、居心地がいい場所です。

コの字型のバーカウンター、手作りの木製の本棚など、この建物がリニューアルオープンした時期から過程を見せてもらってきたので、私もこの場所に勝手に愛着を感じています。

バーカウンターのカラフルなデザインは最初に見た時はまた1色だけで塗られていて、次に来た時には写真のような感じに完成していたり。

東京の下町、深川で出会う人が大好き。皆さんとこれからも一緒に楽しい時間を過ごせるように、そして素敵すぎる皆さんに置いていかれないように自己研鑽していきたいと日々思っています。

⑥百貨店でのKISSO POP UP販売スタッフ

KISSO (キッソオ)というのは、福井県鯖江市にある眼鏡の材料商社の自社ブランド。眼鏡のフレームに使われる素材でアクセサリーを作っています。

福井県の越前・鯖江で2週間滞在していた時に、KISSOで就業体験をさせていただきました。

最終日に社長の吉川さんから伺った商品誕生秘話が忘れられず、東京にいながらこの体験を生かせないか?と思ったのが販売スタッフをさせていただいたきっかけです。

いますぐ本業を放り投げて、福井県に移住したりすることはできなかったけれど、家から電車で30分ほどの場所にある東京の百貨店でKISSOがPOP UPをすると聞いて、その販売スタッフをさせていただけることに。

製造、検品、梱包、ピッキングから実際にお客様の手に届くまでを間近で一貫して見せていただけたのはとても貴重な体験でした。

私のお気に入りは、同じ柄で揃えたイヤーカフと爪切り。爪切りは燕三条の爪切りやさんと一緒に作ったものなので、切れ味も良い。

作られた背景や作り手の思い、産地のことを学んだ上で、日々その「もの」に囲まれて生活するのはとてもしあわせなだなと感じています。

⑦dōzoマガジンのライター

dōzoというソーシャルギフトサービスのマガジンを書かせていただけることになり、最近第一弾の記事が公開されました。

「おめでとう」や「ありがとう」「お疲れさま」という気持ちはしっかり伝わるけれど、受け取った側が「もの」を選べるという仕組みがとても素敵だなと思っていて、3年前くらいからインスタをチェックして何度かサービスを使ったこともありました。

イラストレーターの方々と作るパッケージや全体的なゆるくてポップな世界観がとても好きです。

dōzoマガジンには、dōzoが発信する世界観、ライフスタイルであったり、サービスの中にあるものについてより深く学べる記事があります。

編集部内のことも記事にされていて、ほっこりする記事もたくさん。

肩の力を抜いて、ほっこりする気持ちになれるようなものを書けるように、そして色々なテイストのものを書けるようにもっともっとがんばります。

⑧中小企業診断士の受験勉強!!!(今ここ!)

中小企業診断士は日本版のMBAのようなもの。MBAをとるにはものすごい金額と時間がかかるので、独学で中小企業診断士に挑戦することに。

独占業務が定められていない資格ではあるし、ないといけない資格ではないのだけれど、

内容は、これから自分の力でたくましく生きていくために必要な情報なので、自分で自分を守るために勉強している。


最後に一言

私の生きていく上でのビジョンは「あるべきものをあるべきところへ」です。

詳しくはこちら。

その過程で自分が生み出したものに関して、責任と大きな愛情を持って向き合い続けます。

これからも丁寧かつスピーディに手と足を動かしていきたいです。


以上!


😝