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文句やわがままが、この世界を作っている
ある日の夜、眠れなくてまっさらなスケッチブックを開いた。
直感的に頭の中に出てきた言葉や思いを、そのまっさらなスケッチブックに、殴り書きした。
その時に、一つのことに気づいた。
「文句やわがままが、この世界を作っている」と。
文句やわがまま、と聞くと、どうしてもマイナスなイメージが浮かぶと思う。実際私もそうだった。
だけど想像してみてほしい。
文句やわがままがなかったら、この世界は、ここまで発展しなかったのではないか。
今、便利だと言われ、自分たちが当たり前のように使っているものはあっただろうか。
例えば、通販というサービス。誰かが、「スマホで全て商品を買うことができたらな。」や「買いに行くのめんどくさい。」と思わなかったら。思っても行動に移さなかったら。
今のコロナ禍において、必要不可欠で、便利な「通販」というサービスがなかっただろう。
しかし、「わがままや文句をいうのはやめなさい」を大人に言われた経験、もしくは子供に言った経験は、誰しも一度はあるはずだ。
私は、それがもったいないと感じる。
確かに、わがままや文句は、一見批判されているように感じるし、これらを言われても簡単に変わることは難しい。でも、それを乗り越えた先に、昔に比べ今のようなさらに発展している未来があると、私は思う。
だから、社会や学校、大人は、もっとわがままに、文句に、寛容であるべきだ。
自分にとって、誰かにとって、小さいわがままでも、大きいわがままでも、小さな文句でも、大きい文句でも、それがもしかしたら、この世界を変える一つの鍵かもしれない。
そんな可能性を秘めている文句やわがままを言われたら、怒ったり、イライラするのではなくて、その文句やわがままが、本当は何を言いたいのか、何が原因でそうなっているのかを考えることが大切なのだと思う。