![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84105593/rectangle_large_type_2_5edd96c080e987579a6843440eb2fb1d.png?width=1200)
「しっかり」の奥に隠されたこと
最近、「しっかり」という言葉を使わないようにしている。
今まで、何か失敗をしたら、
「すみません!次からはしっかりやります!」
と言ってきたりしたけど、
ふと、その「しっかり」に何を隠しているのだろうと思った。
例えば、教科書を忘れた時。
「すみません。教科書を忘れてきました。次からはしっかりします。」
と言っていたけれど、本当は、
「すみません。教科書を忘れてきました。次からは忘れないように確認をしてから学校に行きます。」
という言葉が隠れているのではないか。
例えば、原稿の締め切りに間に合わなかった時。
「すみません。今日までにできなかったので、明日までに完成させます。次からはしっかりします。」
と言っていたけれど、本当は、
「すみません。今日までにできなかったので、明日までに完成させます。次からは余裕を持って計画的に書きます。」
という言葉が隠されているのではないか。
「しっかり」の基準はみんな違くて、曖昧だ。そんな言葉を使うことによって、次の失敗の保険をかけているのではないか。
このことに気づいた私は、「しっかり」という言葉はすごく具体性がなくて、無責任な言葉だと思った。
だから、「しっかり」という言葉を使わないようにしている。
そして、誰かが「しっかり」という言葉を使った時には、その「しっかり」には何が隠されているのかを自分なりに考えるようにしている。