素晴らしいものはもう自分のなかにある
「大切なものは内側にある」「もうすべて持っている」これが最初はよくわからなかった。
私はここ数年で自分とあれこれ向き合っては、自分を変えようとしてきた。その過程で外側ばっかりみてきてしまって…。あの人のこれがいいなとか、あの人のこれがうらやましいとか。そう思うだけならまだいいんだけど、自分との比較がはじまってしまうとこれまた苦しいんだよね。
自分のなかに素晴らしいものはもうあるのに、それを探しに外に向かう。「自分探し」という言葉の通り、もう一生探してるんじゃないかってくらい彷徨う。
自分のなかにあるものはあまりにも当たり前すぎて、平凡で。普通でしかない。もしくは“普通”って感覚もないくらい、自分に溶け込んでいる。
周りからみるとキラキラしているものなのに。
だから、私ってなんだっけ?何ができるんだっけ?何が強みだっけ?何が好きなんだっけ?(エンドレス)…を知りたいなら、外側じゃなくて自分に聞く。
聞く と書いたけど、「私ってなんだっけ?何ができるんだっけ?何が強みだっけ?・・・」っていうのをそのまま自分に質問すると思考が動き出してしまって、ピュアな答えが返ってこないのは経験済み。だから、自分がいつも当たりまえにやっちゃってることを考えてみる。
私の場合だと、「人の気持ちを察する」「人の気持ちがわかる」「小さなことでも爆発的な喜びを感じてる」「その場やその人の雰囲気を瞬時に把握する」要は繊細なんだよね。疲れるから短所って思いがちだけど、これもすごい能力だと思う。(感覚でわかる って魔法っぽくてかっこいい)
あとは、「冷蔵庫にあるもので今日のご飯を考える」「何かと分析してノートに書いてる」「写真がなんかいい感じで撮れる(上手い・下手は別として。人から言われる)」「服がおしゃれ(なんか恥ずかしくなってきた。これも人から言われたことある)」
こんな感じで、当たりまえにやっちゃってることのなかには、得意なことや好きなこと、周りから言ってもらったものとかも含まれてる。こういうのって一度で全部理解したくなるけど、ひとつずつリストを増やしたっていいし、途中で変わったっていい。家電のマニュアルじゃないんだから、もっと自由でいいのよ。
なにも思い浮かばない。ひとつもないって思う人もいるかもしれないけど、それは絶対、絶対ないから安心して。(私は求人を書く仕事をしているけど、どの仕事でも素晴らしいものはあるし、光るものは必ずある。だから“絶対”って言える)
結局なにが言いたかったかっていうと、素晴らしいものはもう自分のなかにあるんだから、外に探しに行かなくても大丈夫だよってこと。これは過去の自分にも言いたいです。