(48)オンラインでも対面でも「早押しボタンオンライン」で盛りあがろう!
みなさんこんにちは、日本語講師のHinakoです。先日、第27回メキシコ日本語教育シンポジウムの一般発表でお話させていただきた時に、同じセッションで「Japan Bowl」という日本語のクイズ大会をされた先生方の発表を聞きました。その時に教えていただいたのが、「早押しボタンオンライン」
要は早押しクイズボタンに学生さん全員がアクセス、誰が一番早く押したのか知りたい!!という場合におすすめです。対面の実際のクラスでやってみたり、日本語の先生とオンラインで実験したところ、参加する方はとても簡単で、全く問題なかったです!アプリ、ダウンロード必要なし。パスコードでボタン作成できる!など簡単です。ただ、先生やこれをさせるほうにちょっとコツがいるのでそれも併せて書いてみます。
誰がどのデバイスを使うか
クイズ大会をする時、パワポなどにして画面シェアしながら、学生はスマホかタブレットのように手元にボタンがある状態が一番理想だと思います。
「先生」は、「PCとスマホ」を用意します。「PC」はクイズのパワポを見せるため。「スマホ」は早押しクイズをリセットするために使います。
「学生」は「スマホ」で入ってもらうとクイズ画面も見えるので、スマホを用意してもらいます。
先生側の準備
下記5つのステップです。最初これをスマホではなくPCで作ったんですが、PCでクイズ見せながら早押しボタンもコントロールすると結構大変でした。早押しボタンで誰が一番早かったか確認して、つぎの問題の前に、いちいちリセットという作業があるので、先生は二つのディバイスでコントロールするのがおすすめです。
①早押しボタンサイトにスマホではいる
QRコードで入るのが一番簡単だと思います。下のQRコードはそのまま読み取れます。
②オプション選択し、新しく部屋を作る
こんな画面になったと思うので、「部屋作成者のみリセット可能」「部屋作成者のみサウンド再生可能」の二つのオプションを選択して新しい部屋を作ってください。これをしないと、参加者に勝手にリセットされたり、変な音をバンバン出されますので注意です。(注意下の図はオプションを選択していない状態です)
③ニックネームを入力
ここの後が、ちょっと迷ったところで、「部屋を作る」を押すとニックネームを入力してくださいとでます。部屋を作った人が部屋に入るの?と最初は迷ったんですが、とにかく入ります。
④シェアボタンを押す
⑤ パスワードを得る
URLを共有もできますが、早押しはスマホでしてもらったほうがいいので、パスワードを教えます。(注意:下記のパスワードは無効です)
学生側の準備
先生側の準備ステップ①の同じQRコードを読み取ってもらい、ステップ⑤のパスワードを入れてももらうだけです。
実際のクイズのやり方
①パワポでクイズを見せて読む。デデンという音をいれたいなら、ポン出しがおすすめですが、またクイズの画面とポン出し画面を行き来するので、パワポに音を埋めるのがいいと思います。
②学生さんはわかったら押す。するとこんなふうに順位がわかるので、1位から答えてもらいます。
③ 正解の場合、このディバイスにもピンポンとブブーッがついているんですが、なんか反応が遅れる時があります。ポン出しのほうがタイミング良く、スムーズにいきました。そして一問終わる度にリセットボタンを押すのをわすれないでくださいね。
注意点
音を入れる場合は、先生のコントロールが多くなるので、パワポのクイズではなく、口頭(リスニング)クイズにするのがいいです。私はパワポを作るのが面倒だったので、対面のクラスでは、PCではポン出し、スマホで早押しボタンリセットという状態で、例えば「びじゅつかんは英語でなんでしょう」のような、単語の復習のようなものをウォームアップで5−6問しましたが、盛り上がりましたよ。
パワポでクイズをシェアする場合は、TAさんなどに、ポン出し係をお願いしてもいいかもしれません。じゃないと、早押しボタンもみて、パワポのクイズも見て、ピンポンなどの音も出すとなると3人技ですから。また本気で集計するなら、集計係も必要です。または本人に数えてもらうとか、工夫が必要です。
便利なクイズのパワポ紹介
今回はカナダのハナニチ(JFの村上先生がされているZoomでハナキンという日本語教師の集まり)でオンラインの実験をさせてもらいました。クイズの内容は、青木先生に教えていただいた、エリンの文化クイズ!
これ、日本語版、英語版他色々な言語もある上に、パワポができているありがたーいサイトです。やり方は簡単。①このサイトの「文化クイズリスト」をみます。
②つぎにやりたいクイズのパワポをここからダウンロードします。今回は、この中の「21 アニメ&マンガ クイズ」のパワポを使いました。
私のようにパワポでクイズ作成なんか面倒!という先生にはすでにできているものを使うのはおすすめです!
まとめ
2年もオンライン授業だったので、「手のあげ方すっかりわすれちゃったでしょ」なんてジョークをいいながらやりました。いつもは恥ずかしくて手を上げない子も、早押しで1位なら堂々と答えてましたよ。また逆に、答えがわからないのに「ただ早く押したい」という子もいましたが、ヒントをあげてなんとか答えてもらいました。
早押しボタン、オンライン、対面やオンライン授業で使ってみてもいいと思いますよ。特に学期の最終日なんかでクイズ大会にしてみたら面白いと思います!
読んでいただきありがとうございました。