インフラドック(定期健康診断)
令和5年11月6日(月)、生徒6名とともに橋梁点検に行ってきました。
これは、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進することを目的として、「岩手県県土整備部道路環境課」「株式会社昭和土木設計」「高校生」が協働により行うもので毎年開催されています。
点検したのは、広表橋(一般県道夏油温泉江釣子線、北上市下江釣子地内) と、下十文字1号橋(一般県道前沢北上線、奥州市胆沢小山字下十文字地内)の2橋です。
この点検のデータから、12月4日(月)に健全性診断、令和6年2月13日(火)に報告会を行う予定になっています。
1 広表橋の点検
2 下十文字1号橋の点検
3 点検して感じたこと
昨年に引き続き、今年も参加することが出来ました。
2つの約50歳の橋(私とほぼ同じ年齢)の点検に立ち会わせていただきました。
人間も50年やっていますと、あちこちに不具合が生じてきますね。
自分に関して言えば、40代前半くらいまでは体のことなどほとんど考えず、暴飲暴食、飲酒喫煙、夜更かしなどしていました。
しかし、40代に入ってから健康診断の数値が悪化し、人間ドックにも行くようになりました。また、病気による手術も2回しました。
今回の点検は、体で言うと健康診断や人間ドックに該当します。その結果を基に、必要に応じて修繕を行うわけですが、それが手術に当たりますね。
現地で、設計会社の方がこのようなことを仰っていました。
「点検をして修繕するだけでは不十分で、どうしてそうなったのか、その原因を考察して防いでいくことが重要です。」
この言葉がとても印象に残りました。
すなわち、その橋がそれまで過ごしてきた、「日当たり」「降雪」「湿度」などの環境がどう影響してきたのかを考え、その影響を受けにくい「材料」や「塗装」「対策工法」などを施すことだそうです。
人間で言うと、生活習慣の改善ですね。
ところで、自分に置き換えてみたら、人間ドックの結果を基に「卒煙」「卒酒」「運動」・・・・ちゃんとやっていますよ(笑)
こうしてインフラは健全に保たれ、今後また人々の役に立っていくのだと思うと同時に、自身の体も更に大切にしていかなければならないと感じた日でした。
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