工業高校の魅力
科の縦割り
様々な場面において学科単位での行事が行われます。
例えば「資格取得の講習会」「現場(企業)見学会」「新入生歓迎会」「文化祭」などです。
私の勤務する学校では「機械」「電気」「電子」「電子機械」「土木」「材料技術」の6学科構成です。
各学科1クラスずつですので、当然「クラス替え」はありません。
資格取得
何といっても一番はこれではないでしょうか?
私の学科では「測量士補」「2級土木施工管理技士」を2大メインとして各種資格取得指導を行っています。
資格は1度取得すれば自分の一生涯の財産であると同時に、職業に生かせる武器にもなります。
インターンシップ
実際に企業に出向いて就業体験をします。
期間は本校の場合5日間です。
私の学科では主に建設会社にお世話になっています。
生徒は「測量」や「施工管理」「重機」など様々なことを経験して進路選択の一助としています。
課題研究
「総合的な学習の時間」と同様な科目です。
工業高校の場合、集大成として3年次に設定されることが多いです。
専門性を生かした研究や製作、発表など様々な活動を行います。
専門科目
「工業技術基礎」「情報技術基礎」「実習」「課題研究」などの実技的科目があります。
座学は、私の学科では「測量」「土木施工」「土木基礎力学」などがあります。
専門科目は具体的な工業事象を取り扱うため、興味関心を持ちやすいです。
また、資格取得に直結している科目もあり、やりがいも感じられます。
以上、ざっくりと述べてみました。
私自身は普通高校出身ですが、工業高校に勤めてみて年を追うごとにその魅力を感じているところです。
これからの時代は新しく「もの」を作っていくことと並行して、既存の「もの」をしっかりメンテナンスし「維持」「管理」することが重要となります。
工業高校で学び、ものづくりを生業とする人生はとても魅力的だと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?