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8月30日は国際失踪者デー

赤十字国際委員会を始めいくつかの国際的組織がこの日を国際失踪者デーに定めています。失踪し、行方が分からなくなった人を思い、諸々の問題に対して関心を寄せるための国際デーだという事です。

失踪というと、治安の良い日本ではあまり縁が薄いように感じるかもしれませんが、怪現象じみたものも含めて古くからよくあるお話だと聞きます。

古くは神隠しと呼ばれた失踪事件も多く、少し調べると奇怪な事例がたくさん出てきます。

また、土砂崩れをはじめとする災害に巻き込まれて消息を絶ったりというものも失踪者に数えるため、場合によっては非常に大規模な問題にも発展します。

どちらにしても当事者や関係者からすると大事件なわけで、軽々しく扱うべき問題ではありません。この日をきっかけに、この問題に対して何か出来る事がないか、考えてみると良いでしょう。

さて失踪……神隠しといえばこの映画。

ジブリ最大のヒット作と名高い「千と千尋の神隠し」は、神隠しに遭う側の視点の物語という事で、あまり神隠し感の無いストーリーですが、非常に面白いです。

この映画では神の世界を抜けて人間の世界に帰ってきた主人公が両親とともに新居に向かうシーンで終わっているため、主人公が神の世界にいた時の人間世界の様子は一切描かれておらず、その後どうなったかが完全に視聴者の想像に任せるつくりになっています。

最後、トンネル前に戻ってきた際に車が荒れ果てていたのは、時間の経過を表すものなのでしょうか。そうなるとかなり大騒ぎになっていそうなものですが……そこはもう物語の範疇外、全て想像の域を出ません。

物語そのものはジブリ特有の雰囲気の良さが溢れていて、最高に面白いと思います。わたしとしては、ジブリで最も好きな映画です。今度個別で語りたいくらいです。

そういうわけで、明日は国際失踪者デー。失踪者について、よく調べてみましょう。

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