きららファンタジア最後の日
・はじめに
今日は2023年2月28日。
きららファンタジア最期の日です。
サービス終了が発表されてからおよそ4か月……いよいよ今日の16時をもって、きららファンタジアが終わります。
長いようで短い4か月でした。
年が明けようが月が変わろうが、この絶望とショックは塗り替わる事がありませんでした。なんなら今なお受け入れられない自分がいます。
いや、もう本当無理。
今日まで何度かこのアカウントできらファンの記事を書いたんですけど、全部酷い出来で。
まともに書けないんですよ。投稿も全然続かないし。
記事書くついでにストーリーとかイベントとか見直してると、「ああ、本当にきらファン終わるんだな」って実感が湧いてきて、泣きたくなるんです。
もっといろいろ書きたい事はあったのに、全部頭の中にしまったままになってしまいました。どうせならサービス終了前から色んな記事を作っておくんでした。感想とか考察とかじゃなくても、極クエストとかメモリアルクエストとかの攻略法とかでもいいから。
ショック過ぎて今日は仕事サボりました。平日昼間なのに平然と家にいる自分に自分でびっくりしています。
ですが受け入れようが受け入れまいが、否応なしに今日という日が来てしまいました。もはや無理矢理受け入れるしかないでしょう。
というわけでこの記事では、サービス終了後の公式とわたしの行動を振り返りたいと思います。
・サービス終了のお知らせ
この知らせはわたしにとって大変ショックでした。
思えば兆候はありました。
このお知らせの一つ前にやっていたイベントは、「ぼっち・ざ・ろっく」「リアリストたちの未来」は不自然な同時進行でしたからね。
アニメ放送中に参戦という性急さはともかく、単独イベントでも十分にやっていけるだけの人気があった「ぼざろ」と並行して別のイベントをするのは駆け足だったと感じてもやむなしでしょう。
しかも「リアリストたちの未来」は第二部メインクエストの外伝のような立ち位置であり、事実上のエピローグ。しかも伏線回収が追い付かず、無理矢理風呂敷を畳んだような終わり方。まるで先が無いかのような急ぎ方だというのは、当時から話題でしたが……
でもまさか、終わるなんて思わなかったんですよ。
こういうの、正常性バイアスっていうんですかね。
嫌な予感がしつつも、大丈夫だと思ったんです。
だって5年も続いたソシャゲですからね。
サービス開始当初はメンテメンテの連続で、1年保たないとの触れ込みすらあったきらファンですが、今やコミカライズさえ展開されているほどの規模ですし。
でもそれって希望的観測だったわけで……
・最後のイベント「復刻・リアリストたちの未来」
サービス終了発表とともに、新しいイベントが始まりました。
といっても内容そのものはその前に開催されていたのと同じなので、「さっき見た」という印象でしたが……
衝撃だったのはイベント報酬。
☆5確定チケット×100
サービス終了が確定したがゆえの超大盤振る舞いだと言えましょう。
しかしこのチケット、獲得するのは容易ではありませんでした。
宝箱1個につき、チケットの欠片が1枚。欠片は9枚でチケット1枚分。宝箱の中身は全部で100個、イベント周回で得られる報酬「しおり」を2個消費する事によって、ランダムに中身を一つ貰えます。
そして一度のクエストで得られるしおりの数は、2、3枚。
……
一度のクエストで得られるしおりの数は、3枚程度。
つまり宝箱一つ開けるのに、大体30周くらい必要なわけで。
すなわち☆5確定チケット1枚のために270周という膨大なクエスト周回が求められるわけです。
宝箱の中身はチケットの欠片を獲得次第リセットしてもいい決まりになっているため、実際は半分程度でもよいのでしょう。敵ドロップの挑戦券で超強敵クエストを回ればさらにその2/3程度でいいかもしれません。
しかしそれでも理論値で87周。一度のクエストを30秒で回れる高速周回パーティーを編成したとしても、40分以上が必要なわけです。
実際はもっとかかるでしょう。超強敵クエストの挑戦券はすぐに数が無くなりますし、40分以上代わり映えしない画面につきっきりでいるわけにもいかないためタイムロスも発生するでしょうし。
以上の事を加味した上で体感と照らし合わせてみると、チケット一枚におよそ一時間半といったところですかね。
それを100回。つまりは150時間。
☆5確定チケット全てを消費するためには、ソシャゲのプレイ時間にあるまじき莫大な時間が必要です。作業に飽きが来るので熱意もいるかもしれませんね。先の見えているソシャゲにそれだけの時間と労力をつぎ込めるかは、プレイヤーの熱意次第でしょう。
それでも☆5確定チケット100枚は美味しいです。
わたしはサブアカ含め200回、掛け値なしに全力でぶん回しました。
おかげでここ数か月、ほとんどきらファン三昧です。こんな事してるからきらファンロスが収まらないのだと思うと泣けてきます。
膨大な周回作業も、終わってみれば全て懐かしいです……
・全キャラ限界突破、レベル100
イベント周回の最中、キャラの育成もやりました。
だって☆5確定召喚で新規キャラを大量にお迎えしたわけですしね。その分だけ育成も必要になります。
元々所持していた☆5キャラの中にも、育成素材や限突素材の関係で完全に強化できずにいる人達もちらほらいましたし。
イベントでは限界突破に必要な「星結晶」、強化に必要な「新芽」がもりもり手に入るので、チケット100枚目指すなら自然とその辺が賄えるでしょう。
・専用武器の進化
キャラのレベルが100になったら、専用武器が貰えます(実装されてる人に限りますが)。
専用武器を育成するのも大事な事ですよね。
専用武器は武器スキルを上げると進化出来ます。
レベル1→レベル30で最大値、その後はエトワリウムを使用する事で武器を進化させ、武器レベルの最大値をどんどん引き上げます。
最大で50。最終進化まで実装されていないものは45。
武器スキルは使用する事で上がりますが、レベル一つ上げるために必要な仕様数は段々と増えていくわけで……これまた膨大な周回が必要になります。
宝箱開けの周回に組み込んでいきたいところですね。
そして必要なエトワリウムの数は25個。イベント一つにつきエトワリウムは4つしか手に入らないので、本来は貴重品ですが……これも宝箱から入手できるので至れり尽くせり。
宝箱一つでエトワリウム一つなので、☆5確定チケット3枚手に入れる間に武器最大強化までの素材を確保できるという事です。これはなかなか。
でも武器を強化すると、メモリアルクエストが解放されます。ここでしか見られない貴重なイベントです。
・メモリアルクエスト
専用武器を最大強化することで見られるメモリアルクエスト。
基本的には戦闘なしで見られますが、最終進化まで実装されている場合は戦闘があります。
そしてこの戦闘、難易度超鬼畜なんです。
キャラにもよるんですが、大抵は極クエストなんて目じゃないレベルの鬼難易度です。最終武器装備が前提なのでそういうものかもしれませんが。
敵がクエストごとに特殊なギミックを使用してくるのが特徴です。「火属性以外のキャラをパーティーに入れると即死ダメージ」とか、「開幕で味方全体にSPD特大アップを入れてくるので事実上交代が出来ない」とか、初見殺しが多い印象。
頑張れば突破できるんですが、頑張らないと突破できないレベル。
一戦だけなら大した事は無いのですが、何戦も続くと大変なんですよね。
武器の育成だけしておいてイベントクエストを突破していないと、ここで地獄を見るわけでして。
見たんですけどね、わたしは。
でもその甲斐あって、ストーリーを見たいキャラのは全部解放しました。
それでもエトワアリウムの不足で全キャラとまではいきませんでしたが。
将来もし何かの所以で今まで大して興味を持っていなかったきらら漫画にハマった時、この取捨選択を後悔する日が来るのでしょうか。そういう後悔はなるべく無くしておきたかったのですが……やむを得ない事ですよね。
・全ての作業が終わった後……
終わりました。
つい今朝方、全部終わってしまいました。
もうきらファンでやれる事はありません。5年間やってきたソシャゲの全てを味わい尽くした気分です。
辛かった。
でも達成感があって、可愛いキャラを眺められて満足で、楽しかった。
さて、これでゲーム内でできる事は全てですが……
どうしてもまだきらファンを楽しむために、いくつかのコンテンツを眺めるとしましょうか。
・きららファンタジアイラストレーションズ
全4巻。何十名ものきらら作家が書き下ろした☆5、☆4イラストの全てがこの4冊に詰まっています。
読み返せば、思い出に浸れる事間違いなしですね。
・オリジナルサウンドトラック
3000円で購入できるサントラ。
これまでゲーム内で聞いていた音楽を楽しめます。
里のBGMを聞いて郷愁に駆られるもよし、周回クエストのテーマを聞いて「きつかったなあ」と思いだすもよし、しんみりとしたBGMを聞いて涙を流すもよし。
オススメは「バトル -けいおん-」。ギターアレンジのバトルBGMは最高にクールでかっこいいです。
・コミカライズ
既刊4巻、現在連載中。
単行本では現在第一部三章、「さばくぐらし」の辺りできらら達とカルダモンが交戦中です。
こちらはまだ連載終了のお知らせは無いようです。サービス終了発表後も順調に次の章までお話が進んでいるようなので、安心して購読できます。
この調子で第二部まで描いて、駆け足だった部分の補完をお願いしたいものです。
・本当の本当に終わり
今現在、手を出せるコンテンツはこれで全てです。
コミカライズはまだ続いているため、定期的に単行本を買いましょう。
それ以外は、手元に残して繰り返し楽しむ他無いでしょう。
しかしきららファンタジアという一大コンテンツ、本当にここで終わりなのでしょうか。
まだストーリーにはたくさんの謎や伏線が残っています。「リアリストたちの未来」で敢えてそれらを補完しなかったのには、この先にまだ何かがあると期待しても良いからでしょうか。
あるいは何も無いまま、このまま終わっていくだけなのでしょうか。
いずれにせよ、それを知るのは明日以降のわたし達です。
明日以降を知るためには、明日以降を生きていないといけません。
きらファンが終わっても、わたし達は生きていくのです。
ここから先には、わたし達を支えてくれるきらファンのような希望は、あるいは無いのかもしれません。
けれど思い出を、そして一抹の希望を胸に、生きていきましょう。
さようなら、きららファンタジア。
ありがとう、きららファンタジア。