9月25日は骨董の日
江戸時代の戯作者である山東京伝が書いた随筆に「骨董集」なるものがあり、その中に登場した日付「9月25日」が骨董の日となったようです。
骨董とはつまり、「古い美術品」です。アンティークと言うと最も馴染みが深いかもしれません。骨董という文字からイメージする限り、壺や焼き物なんかが想像しやすいですね。
古い新しいに拘わらず、美術品には大なり小なり芸術性を見出す余地があるはずです。絵やアートだけが芸術ではないのです。突き詰めてしまえば創造性があるものは全て芸術なわけで、なんならこんなnoteの文章だって芸術だと言い張ってもいいわけです。
誰しもが簡単に芸術活動が出来る今、改めて芸術について考えると、ちょっと面白いかもしれません。
さて、先程も述べましたが、骨董といえば壺。特徴的な壺の使い方をするゲームを紹介します。
「壺は割るもの」という新境地を切り開いたのは、「ドラクエ7」に他なりません。
今でこそRPRの壺といえば、「のぞき込む」か「割る」の二択です。が、よくよく考えると「壺を割って中身を調べる」という行為は、控えめに言ってわけの分からないお話です。中身を調べるのに、なんで壺を割る必要があるのか。そんな疑問に答える事も無く、ドラクエ7は突如として壺を割る行為を世に知らしめました。
おそらくですが、それまで「スーパーファミコン」だったドラクエシリーズにおける初めての「プレステ2」進出に伴って大幅に変化したグラフィックの有効活用のための思考錯誤の一つとして、「壺を割る」という行為が行えるようになったのでしょう。それが功を弄したためか、壺を割るという行為はその後のシリーズでも頻繁に行えるようになっています。
この壺割りが謎の行為として面白いため、随所でネタに上がります。
たとえば四コマ漫画とか。
深夜ドラマとか。
……まあ、あくまでフィクションのお話です。実際の芸術品は、大切に扱いましょう。
そういうわけで、明日は骨董の日。骨董品に魅力を感じましょう。