7月1日は童謡の日
1918年、童話と童謡の創作を目的とした雑誌「赤い鳥」が創刊された事が由来だそうです。
この日に何をするべしと推奨されている事はありませんが、まあその名の通り童謡についての見識を深めるための日と解釈して良いでしょう。
童謡というのは、子ども向けに作られたわらべ歌のようなものです。童話と混同されがちですが、あちらは物語、こちらは歌です。いずれにしても子どもに向けたメッセージ性の強い作品という解釈なら、同様かもしれません。
童謡だけに。
……すみません。冗談です。
童謡の話に戻りましょう。
童謡に明確な定義はありませんが、一般に童謡と呼ばれている歌として有名どころを挙げるとすれば、「いぬのおまわりさん」「大きな古時計」などが上げられるでしょう。いずれも小さい頃に聴いた事があるものだと思いますが……
成長して改めて聴くと、違う解釈が得られて結構楽しいです。童謡といえど、製作者はいずれもその道のプロ。子ども向けと子ども騙しが別物であるという事は、論じるまでもないでしょう。
さて、童謡といえば……
……なんか怖そうなやつしか見つかりませんでしたが。
「かごめかごめ」は有名な童謡ですが、とりわけ大人になってからかなり印象が変わる童謡だと思います。
元々「椅子取りゲーム」に似た感じの子ども遊びのための歌として、子どもに親しまれているこの童謡ですが……よくよく歌詞を吟味してみると、かなり意味深です。
かごめ かごめ
かごのなかの とりは
いついつ であう
よあけの ばんに
つる と かめ が すべった
うしろのしょうめん だあれ?
と、思い出した限りではこんな感じだったと思います。地域によって細部が異なるという噂もあるので、そこはご愛敬という事で。
この歌、出自が不明だそうです。なのでどのようなプロセスで子どもの遊びに組み込まれたかは定かではありませんが……非常に意味深です。
端的に言って、怖いです。
特に最後の一文「うしろのしょうめん だあれ?」なんて、ホラー以外じゃ絶対に聞かないセリフだと思います。直前に鶴と亀が「滑った」のも、明らかに不吉な何かを示唆しています。
第一曲調からして不気味です。
そしてどう解釈をしようにも、とても子どもに向けたメッセージ性は感じられません。
「埋蔵金のありかを示した説」「遊女の不自由さを謳った説」「流産した女性の物語説」など、ネット上には様々な憶測が飛び交っています。
こういうのは、一度調べてみるとなかなか興味深いです。
そういうわけで、明日は童謡の日。童謡について調べて楽しみましょう。