12月29日は清水トンネル貫通記念日
1929年のこの日、群馬-新潟間に清水トンネルが貫通したそうです。
全長9kmに及ぶこのトンネルが完成した事により、今まで遠回りしていたルートが改善されたそうです。距離に換算すると98km分、時間にして4時間も短縮できるようになったのだとか。
貫通までに7年掛かったそうですが、その後90年以上経過した現在においても尚使用され続けている事を考えると、十分すぎるほどの価値がある構造物だと思います。
こういう物を評価しようと思った時、「その物がある事で得した時間」を単位として計算しようとしてしまうのはわたしだけでしょうか。
たとえばこの清水トンネルの場合、単純に90年間使用されたとしましょう。その間のべ何人がトンネルを使用したかを考えて、得した時間を掛けた数字を絶対値として他と比較する感じです。
とりあえず年間10000人が利用する(もっと多いでしょうが)として、90年だから10000×90で総利用者は900000人。900000人が4時間ずつ得をしたから900000×4で3600000時間。およそ400年分の得という事になります。
多分こういうものの換算方法って何かしら計算式があるのでしょうが、わたしは数学の知識に疎いので、こういう感じで考えます。
あのトンネルのみで人生の無駄がそんなにたくさん取り払われていると考えると、なんだか感動しますね。
余談ですがこの清水トンネル、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」というフレーズで有名な川端康成の小説「雪国」における「トンネル」のモデルだと言われています。
トンネル貫通が1929年で、実際に開通されたのが31年、「雪国」の初出が1935年ですから、時代考証的な矛盾はありません。聖地巡礼という点で、一度訪れてみたい場所ですよね。
とりあえず「雪国」を読むところから始めたいところです。
さて、清水トンネルが群馬-新潟間の構造物。群馬県出身の漫画家先生の著作を紹介します。
現在モーニングにて連載中の「CITY」は魅力的なシュールギャグ漫画です。作者のあらゐけいいち先生は群馬県出身で、しかも12月29日が誕生日だそうです。おめでとうございます。
「日常」と似て非なる勢いのあるギャグ漫画面白いのでオススメです。紹介記事をリンクしておきます。
アニメ化しそうな漫画なので、今のうちに予習しておくといいと思います。
そういうわけで、本日は清水トンネル貫通記念日。トンネルの素晴らしさを学びましょう。
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