9月11日は警察相談の日

警察への相談窓口の電話番号が「#9110」である事から、この日は警察相談の日です。

この番号の存在は、一般にあまり浸透していないと思います。かくいうわたしも初めて知りました。どうやらこの番号にかけると、警察の窓口係の方が相談に乗って下さるそうです。

もちろん恋愛相談や進路相談ではなく、犯罪やそれに準ずる事についての相談を受けてもらえるようです。ストーカー被害やDVなんかの、事件らしい事件として処理してもらえないような事も、相談をして的確なアドバイスを貰う事で解決に近づくかもしれません。何よりそういう筋の不安をプロ相手に打ち明けるというのは、それだけで心が軽くなるでしょう。不安は抱えるべきではありません。解消できるなら、それが一番良い事だと思います。

警察窓口の受付時間は自治体によって違うそうですが、大抵は朝9時から夕方5時までだそうです。何か困りごとがあるなら、利用してみましょう。

さて、警察が主役の物語はたくさんありますが、敢えて一つだけピックアップします。

ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

世界的な推理作家エラリー・クイーンの処女作にして、国名シリーズ第一弾。主役の探偵は、敢えて作者と同名の推理小説家エラリー・クイーンです。

突飛だったり意表を突いた展開だったりが強く望めるタイプの物語ではありませんが、非常によく出来た探偵小説として、思わず舌を巻きたくなる名作です。シリーズものなので、長く楽しみたい方にも是非ともオススメしたい逸品です。

さてこの国名シリーズでは、エラリー・クイーンの他にもう一人、探偵役と呼べる人物がいます。それがエラリーの乳、リチャード警視です。探偵と警察を同時に主役に据えたこの物語は、双方の物語的なメリットが望め、非常に面白いです。

そういうわけで、明日は警察相談の日。警察窓口を利用してみましょう。