9月29日は発明家の日
この日は発明家ビーロー・ラースローの誕生日です。それを記念して毎年この日は発明家の日とされています。
ビーローが発明したのはボールペンです。現代でこそよく見る文房具ですが、その構造は意外と複雑で、精密機械に分類されるのだとか。
文房具の構造なんて、少なくともわたしは考えた事もありませんでした。ボールペンと万年筆の違いすら、未だによく分かっていません。
でも道具の使用者なんて、得てしてそういうものだと思います。スマホ然り車然り、構造なんて知らなくても操作方法さえ知っていればある程度は使いこなす事が出来ますからね。中身の事なんて、知らなくても良いのです。
でもここで「知ろうとする」いう事は大切だと思います。それでなくとも「疑問に思って気にする」か「別に気にしない」かで、ある程度発明家の素養が測れると思います。好奇心というのは大切です。
とはいえ、マストではありません。文系理系体育会系とあるように、人には得手不得手があるわけです。
無いなら無いで構いません。理系でないと言うのなら、発明家を文系脳で解析……すなわち、発明家が登場する漫画を読みましょう。
「キルミーベイベー」のカヅホ先生が手掛けた全6巻のギャグ漫画「カガクチョップ」は非常にクセが強いです。
このnoteでは事あるごとに取り上げている漫画ですが、何回だって同じように紹介します。同じ話を何度してもいいって、神林が言ってましたし。
さて、カガクチョップの話題に戻ります。
舞台は高校の科学部。一話につきおおよそ一つ、発明品と称して人智を超えた未来ガジェットが登場し、それを使ったギャグが展開されます。「ドラえもん」「キテレツ大百科」などに通じる黄金パターンですね。
ただしドラえもん等と異なり、この漫画は別に児童誌に連載しているわけではないので、描写に容赦がありません。
具体的に言うと、超バイオレンスです。
血しぶき上等、グロ描写満載、全滅オチ万歳のスピード感溢れるブラックギャグです。
隠さないタイプのグロですが、そこにわざとらしさやくどさはありません。グロ描写もデフォルメが効いているので、それほどキツくはありません。キャラが可愛いだけのギャグ漫画が好きな人でも、存外に楽しめる漫画のはずです。鬱展開とか、そういうのとは無縁ですからね。死んでも次の回には蘇生していますし、全部演出だと思えば大いに笑えます。
この「カガクチョップ」という作品……好きな人には限りなく深く刺さるタイプの漫画だと思います。少しでも自分にその素養があると感じたら、手を出す事をオススメします。カガクチョップ、わたしは大好きです。
そういうわけで、明日は発明家の日。発明しましょう。
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