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5月26日はラッキーゾーンの日
ラッキーゾーンとは、野球場の外野に設置される事がある空間です。形態は球場によって異なりますが、総じて外野としての空間を増やすためのもので、外野が狭まる事によってホームランが出やすくなるというものです。
ラッキーゾーンは1947年のこの日、甲子園球場においてはじめて設置されました。現在は廃止になっていますが、場所によっては今だラッキーゾーンが採用され続けているところもあるようです。
代表的なところで言うと、千葉ロッテマリーンズがホームとしていう千葉マリンスタジアムには、ラッキーゾーンと同様の概念である「ホームランラグーン」という空間を設けているそうです。
面白そうです。機会があればぜひ行ってみたいものです。
さて、ラッキーゾーンではありませんが、甲子園と言えばこの漫画。
直球で「甲子園」という語句がタイトルに入っているという、分かりやすい野球漫画です。
この漫画、かなり古いのですが……なんと作者は「ムダヅモ無き改革」「大魔法峠」の大和田秀樹先生です。この時点で既に、破天荒な漫画である事が伝わるかもしれません。
この漫画を一言で表すと、豪快です。
何でもかんでもいちいち豪快で面白いです。試合中での滅茶苦茶なルール変更やトンデモ設定の登場などといった部分はもちろん、試合以外の部分でもあるいは試合以上に劇的に騒ぎ立てます。
甲子園に向かう道中や、あまつさえ高野連への大会出場申請時ですらすさまじい臨場感とド派手な描写で、読み手の腹筋を破壊します。
なので正統派の野球漫画かと問われると、素直に首を縦に振れないのですが、曲がりなりにも甲子園を目指す球児達の物語である事に変わりはないので、やっぱりこの漫画は野球漫画ではあると思うのです。
全5巻で読みやすいので、是非ともこの機会に読んで見て欲しい怪作です。
そういうわけで、明日はラッキーゾーンの日。プロ野球の開幕を待ち望みながら、外野席に思いを馳せましょう。