感想「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪198(後編)」
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・前回の感想
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以下、最新話のネタバレ注意!
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喪198 モテないし優ちゃんの学校に行く(後編)
前回に引き続き本郷の文化祭。
もこっち、小宮山さん、ゆうちゃんの三人での文化祭行脚ですね。
・夢みたい
三人きりになったところで、ゆうちゃんが思いの丈を吐露します。
ゆうちゃんは本当に友達想いですね。多少天然で初期のもこっちを絶望の底に叩きこんだり、小宮山さんを煽ったりするところはありますが、そんな二人を大事にしています。
ゆうちゃんがもこっちや小宮山さんと同じ学校に行きたかったと零すのは、これが初めてではありません。けれど今回はこれまでと違い、一時的とはいえ夢が叶ったというポジティブな言い分であるため、印象が異なります。
現在、ゆうちゃんはもこっちと同じ大学に通うために猛勉強中です。それが叶えば、この夢も夢だけの事ではなくなるでしょう。頑張ってほしいものです。もっとも、小宮山さんは別の大学のようですが。
……しかし小宮山さんだけ別の大学でも、なんだかんだ定期的に三人集まる未来が容易に想像できますね。それだけこの三人の間には安定感があるという事です。
……中三の頃? その頃とは状況が違うのでなんとも言えませんねえ。
・JCイメクラ
そういえば「私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」で描かれた中学時代のもこっちはポニテでしたね。ある意味原点回帰ではあるのですが、あの頃とは絵柄が違うので新規の恰好に見えてしまいます。めちゃくちゃ可愛いですね。これは2時間1000円取れますね。
そしてゆうちゃんの反応も可愛いです。素直か。
・ジェットコースター
変わってネモ、ゆり、伊藤さんグループ。絶妙に馴染んでいない伊藤さんが不憫です。一人で回るよりはいくらかましでしょうけれど……
・学生が作った怖さ
こういうアトラクションにリアルな懸念をする辺り、悪い意味で冷めてます。まあゆりは元々そういう性格ですが、口に出してネモに告げるあたり遠慮が無いですよね。遠慮の無さがそのまま距離の近さになるとは思いませんが、ネモ・ゆりのコンビも段々安定してきましたね。さすが人気投票5位の組み合わせなだけあります。
そしてゆりの転倒シーン、シュールで好きです。悲鳴も上げず終始無言なのがなかなかお腹に来ます。悲鳴上げてたらそれはそれで笑いますけれど。
・伊藤さんやってみる?
ここで自分が行かない辺り、ネモらしいです。
ネモはちょいちょいこういう場面で見に回る姿勢が見て取れますよね。ちゃっかりしているというか立ち回りが上手いというか……わりと好きです。
そして事故る伊藤さん。
なんだこの空気は……
今回、無言のコマ多いですね。終始表情が変わらない伊藤さんに闇を感じます。深い闇ではなさそうですが。
ジェットコースター終了後、本郷の生徒の声にさりげなく「うぇーい」が混ざっているのは何かの暗示でしょうか。奇しくもこの場にはネモもいますが……
・ラーメン
次は加藤さんですね。
旧友と久しぶりに再会した加藤さんは、出し物のラーメン屋を訪れたようです。
加藤さんが、ラーメン……?
……
あっ……
ってな感じで、一コマ目でちょっと笑ってしまいました。まあ案の定なオチになっているわけですが。
しかし店主っぽい本郷生、キャラが濃いですね。タオルの位置低すぎでしょう。なんか「てーきゅう」でそっくりなキャラ見ましたけど、ラーメン屋はこの格好してなきゃ駄目なんですかね……? っていうかラーメン屋の店主が黒い半袖シャツと額にタオルなどという格好をしているなんてステレオタイプ、一体どこからの刷り込みなんでしょうか……
さて、加藤さんの受難はともかくとして……ちょっと面白そうな話が出てきたものです。
合コン。
加藤さんは参加した事があるようですが……「わたモテ」の表舞台にはまだ登場した事の無い要素です。今後の展開への前フリの可能性があるのでよく覚えておきましょう。
・もし三人で
場面はまたもこっち達へ。
ゆうちゃんは再度中学時代を懐かしみ、思い出話をします。
ゆうちゃんは高校デビューで見た目を大幅に変え、当時のもこっちの目からすると成功したように見えていた事でしょう。しかしゆうちゃんにはゆうちゃんなりの苦悩があったようです。具体的な事は何も口にしていませんが、敢えて口にしていないのでしょう。もこっちや小宮山さんには相談できない何かがあったのかもしれません。
そういえば高校に進学してから二か月以上、ゆうちゃんはもこっちと連絡を取っていませんでした。連載も初期の初期の頃なので物語的な都合と言えばそれまでなのですが、その一か月の間、もこっちに相談できない何かで苦しんでいたと思うと、なかなか興味深いです。
・川本さん
ちょいちょい回想に出てくるこの人、一体何者なんでしょうね。
話しぶりから察するに、彼女はもこっち・小宮山さん・ゆうちゃんの共通の友人で、4人でつるんでいた時期もあったのでしょう。しかしその割に全く再登場しないばかりか誰も彼女の連絡先を知らず、小宮山さんは「空気」と表現し、ゆうちゃんでさえ「会いたい」と一言漏らす事も無く……
まあ気になるかと言われるとそうでもない程度の人ですが。
・色んな経験
暗い過去も後悔も呑み込んでこういう思考が出来るのは、非常にポジティブで良いですね。茶化してくれる友達がいるのも大きいでしょうけれど。
・彼女じゃん
これは……
今まで謎だったゆうちゃんの彼氏がついに登場したようです。
彼氏が既存キャラではなく名もなきモブなのはイメージ通りですが、それ以上の印象はありません。単なる舞台装置といった感じですね。
廊下ですれ違うゆうちゃんと彼氏。
しかし彼氏はゆうちゃんを無視。少し切なそうなゆうちゃんの表情がすごく良いです。一見無表情でアルカイックスマイルを湛えているようで、しかし前後のコマからその心情が伝わってきます。
そんなゆうちゃんを見上げるもこっちも好き。
・気まずかったでしょ
原幕メンバー合流です。
相方の帰還に光るゆりと伊藤さん、なんかシュール。
しかしこう見ると、伊藤さんとゆりは結構似てますね。
口数が少なく冷めていて無表情。そして特定の相手に対して強い執着心を持つ。
もちろん相違点も多いのですが、二人は結構仲良くなれそうな素質があるような気がします。今回は縁が無かったようですが……
・来月はうちの文化祭
原幕の文化祭でもゆうちゃんが登場するようです。
ただし、今回のようにゆうちゃん主導になる可能性は低いでしょう。
……
ぶっちゃけ、どういう話展開になるのか全く予想がつきません。とりあえず伏線として、雫ちゃんの電話相手が暗躍するのは確かなのですが……彼女が出てくるとなると濃厚なお話になりそうです。
原幕文化祭での再会を約束し、ゆうちゃんと別れる一同ですが……
・先行ってて
……
ここめっちゃ好き。
伊藤さんが小宮山さんの動向を察したのも結構好きですが、それ以上にもこっちが何をしようとしているのかを言葉無くして理解し、それについていくという親友ムーブ……めっちゃ好き。
めっちゃ好き。
三回も言ってしまいました。それくらい好き。
後に残された微妙な表情の伊藤さん達も良い顔しています。
・言いたいことがある
ここのもこっち、かっこいいです。
こんな凛とした表情で「言いたい事がある」なんて言ったら、きっと真正面から言葉をぶつける青春ムーブをかますと思うじゃないですか。
……
なんだよこの小悪党みたいな仕返しは!!
しかもよく見るとめちゃくちゃ言ってますよ。
「ああ見えて女好き」
「明日香からも毎日調教されてる」
……いや、間違った事は言ってませんね。
ゆうちゃんは女(友達)を大事にしていますし、加藤さんから勉強を教わっている事を調教と言えなくもないでしょう。
しかし深刻過ぎる風評被害。
しかも原幕でのゆうちゃんは「もこっちにちん〇画像送りつける変態」だし……ゆうちゃんの明日はいかに?!
・毎日くだらなかった
最後のコマの小宮山さんの笑顔が全てです。
総評
やっぱりもこっちと小宮山さんのペアは最高以外の何物でもないですね。個人的な好みではありますが、この二人の絡みが多かったので最高の回だったと思います。
喪198(後編)の満足度:99/100
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